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ジュウニヒトエ

 平山城址公園の遊歩道で見つけた「ジュウニヒトエ(十二単)」。シソ科キランソウ属の多年草で小花が重なって立ち上がる様を、昔の女官の十二単に見立てている。ジュウニヒトエは一株に5~10本程度の花序を立てているのを良く見るが、これほどの大群生は初めて見た。
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アコウグンバイ・1~中山地区

 中山地区の水路に群生している「アコウグンバイ(あこう軍配)」。アブラナ科マメグンバイナズナ属の多年草で西アジア~南ヨーロッパ原産。Part5ではベンケイナズナとして掲載していたが当地の専門家の調査によりこれはアコウグンバイと訂正された。果実の様子に特徴があるようなのでできればそれを観察したい。
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ノミノフスマ

 宮嶽谷戸の休耕田に咲いている「ノミノフスマ(蚤の衾)」。ナデシコ科ハコベ属の一年草もしくは二年草で田畑の縁や荒れ地に生育している。草丈は10~20センチで花径は7~8ミリ。花弁は10枚あるように見えるが1枚の花弁が大きく切れ込んでいるため。春の七草のハコベにそっくりだがハコベの茎には毛が多く本種は全体に無毛になる。小さな葉を蚤の布団(衾)に見立てている。
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ノミノツヅリ

 打越町の“多摩丘陵”バス停付近の道端に咲く「ノミノツヅリ(蚤の綴り)」。ナデシコ科ノミノツヅリ属の一年草もしくは二年草で乾燥した道端や荒れ地に普通に生育する。直径は5ミリほどの5弁花で草丈は10~15センチ。アスファルトの隙間などで踏まれながらも放射状に茎を伸ばしている。葉は長さ3~7ミリで対生しその様子を蚤の綴り(=布切れを繋ぎ合わせて作った粗末な衣服)に見立てている。
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ミッキーマウスノキ・3~花芽

 オクナ科オクナ属の「ミッキーマウスノキ」。固かった冬芽が展開し始めるとすぐに花芽も見えてきた。直径はわずか3~4ミリで枝先の葉は1.5センチほど。このあと直径2センチほどの黄色い花が咲く。見逃さないようにしよう。
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カテンソウ

 イラクサ科カテンソウ属の「カテンソウ(花点草)」。山地の林床や川沿いなどに生育する多年草で写真は雄花序。花径は3~4ミリで花被片は5枚ありそれよりも長い雄蕊が5本ある。雌雄同株で雌花序は葉腋に付くが目立たない。これは裏高尾“小仏川”沿いのもの。
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シラユキスミレ・2~白花品種

 スミレ科スミレ属の「シラユキスミレ(白雪菫)」。ニョイスミレの唇弁に紫色の条が入るのに対して本種は筋が無い白花品種。低地~山地のやや湿った場所を好んで生育する。写真ではわかりにくいが側弁の基部にはニョイスミレと同じように毛が密生している。これは大地沢青少年センター付近のもの。
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ムラサキコマノツメ・2~宮嶽谷戸

 スミレ科スミレ属の「ムラサキコマノツメ(紫駒の爪)」。ニョイスミレの花弁が白いのに対して本種はほんのり紫色掛かる。他所ではもっと紫色の濃い種が見られるようだが、当地ではこれくらいの色付きが限度。写真ではニョイスミレとも言えなくもないが実物はもう少し紫色が濃かった。これは宮嶽谷戸のもの。
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ウリカエデ・5~果実

 ムクロジ科(←カエデ科)カエデ属の「ウリカエデ(瓜楓)」。東北地方以南の山地に生える落葉小高木で花期は3~4月。樹皮は緑色で黒い縦の筋が入り瓜の皮に似ていることからその名がある。写真は果実で翼果の長さは2~3センチ。2つの果実が繋がっている分果になる。イロハカエデなどの翼果は枝に長く残っているがウリカエデの果実はすぐに落ちてしまう。これは上柚木公園のもの。
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イヌコリヤナギ・3~果実

 ヤナギ科ヤナギ属の「イヌコリヤナギ(犬行李柳)」。日本全国の陽当たりの良い河川や湿地に生える落葉低木で樹高は1.5~2メートルの株立ちになる。近縁のコリヤナギと異なり枝が曲がり柳行李などの加工に向かないために“犬”の名前を付けられている。雌雄異株で花期は3月。果実は蒴果で4~5月に成熟し綿毛の付いた種子を飛ばす。これは南浅川の河川敷のもの。
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