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ヒメハギ・4~由木西小学校2

 1972年(昭和47年)に開催された札幌オリンピック“70メートル級ジャンプ”で金メダルを獲得した笠谷幸生さんが先日ご逝去された。冬季オリンピックでは日本人初の金メダリストとなり、銀メダルの金野昭次さん、銅メダルの青地清二さんと表彰台を独占し“日の丸飛行隊”と称され日本中を熱狂させた。“日の丸飛行隊”はその後も引き継がれ、1998年(平成10年)の長野オリンピック“ラージヒル団体”では、岡部孝信さん、斉藤浩哉さん、原田雅彦さん、船木和喜さんとで金メダルに輝いた。原田選手の『ふなき〜』という言葉は忘れられない。現役陣でもレジェンドと呼ばれる葛西紀明さんやワールドカップで活躍中の小林陵侑さんなどその伝統は引き継がれている。笠谷さんのご冥福を心よりお祈りしたい。
 写真は由木西小学校付近の林縁に生育している「ヒメハギ(姫萩)」。ヒメハギ科ヒメハギ属の多年草で花の長さは1センチほど。私はこの姿を見るたびに旧式のプロペラ飛行機を思い浮かべる。

♪♪虹の地平を歩み出て
  影たちが近づく手をとりあって
  町ができる 美しい町が
  あふれる旗 叫び そして唄
  ぼくらは呼ぶ あふれる夢に
  あの星たちの あいだに
  眠っている 北の空に
  君の名を呼ぶオリンピックと
  雪の炎にゆらめいて
  影たちが飛び去る ナイフのように
  空が残る 真っ青な空が
  あれは夢? 力? それとも恋
  ぼくらは書く いのちのかぎり
  いま太陽の真下に
  生まれ変わる サッポロの地に
  君の名を書く オリンピックと
  生まれ変わる サッポロの地に
  君の名を書く オリンピックと
(『虹と雪のバラード』 作詞:河邨文一郎 作曲:村井邦彦 
歌:トワ・エ・モワ 昭和46年)
(JASRAC許諾第J210129422号)
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タガラシ・2~開花

 神明谷戸の水田脇に生えている「タガラシ(田辛子)」。キンポウゲ科キンポウゲ属の二年草で4~5月に直径1センチほどの黄色い花を咲かせる。同じような場所に生育するキツネノボタンに良く似ているが花の中央の集合果が次第に楕円形になっていく。名前の由来は噛むと辛味があることからだが、休耕田などに繁茂することから“田枯らし”とする説もあるようだ。
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コメツブツメクサ

 東京都立大学外周の歩道脇に咲いている「コメツブツメクサ(米粒詰草)」。マメ科シャジクソウ属の一年草でヨーロッパ~西アジア原産。道端や河原などに群生する。花期は3~7月で長さ3~4ミリの小花が5~20個球状に付く。「コゴメツメクサ(小米詰草)」や「キバナツメクサ(黄花詰草)」とも呼ばれる。
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クスダマツメクサ

 大田平橋付近の歩道脇に生えている「クスダマツメクサ(薬玉詰草)」。マメ科シャジクソウ属の一年草でヨーロッパ原産。草丈は30~50センチになり同属のコメツブツメクサよりは高くなる。花はコメツブツメクサに似ているが受粉すると花弁が大きくなり傘のようになって下を向く。
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オオイワウチワ

 イワウチワ科イワウチワ属の「オオイワウチワ(大岩団扇)」。イワウチワの変種で秋田県から新潟県にかけての日本海側に分布する多年草。当地では自生は見られない。基本種のイワウチワも西日本に分布しており当地では見られない。写真は“城山かたくりの里”で見られる植栽もので参考のために撮っておいた。
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シラユキスミレ・4~開花2

 大地沢の林縁で咲き始めた「シラユキスミレ(白雪菫)」。スミレ科スミレ属の多年草でニョイスミレの変種。ニョイスミレの唇弁に紫色の筋が入るのに対して本種の唇弁は純白になる。ニョイスミレは野山で普通に見られるが本種は少ない。
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ムラサキコマノツメ・3~石橋入緑地

 石橋入緑地の林内に咲いている「ムラサキコマノツメ(紫駒の爪)」。ニョイスミレの変種で花弁の色が淡紫色~紫色になる。他所ではもっと紫色が濃い個体が多いようだがこの界隈ではこの色がやっと。ニョイスミレとも言えるが一応ムラサキコマノツメとしておこう。ムラサキコマノツメはスミレ科スミレ属の多年草で高山にあるものはミヤマツボスミレと呼ばれている。
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ニョイスミレ・2~九兵衛坂公園

 九兵衛坂公園の林内に咲いている「ニョイスミレ(如意菫)」。スミレ科スミレ属の多年草で当地では一番遅く咲き始める。花径は1センチでタチツボスミレなどよりは小さい。花弁は白く唇弁に濃紫色の筋が入り側弁の基部には毛が密生している。葉の形が仏具の“如意”に似ていることから名付けられており、普通に庭(=坪)に生えるので「ツボスミレ(坪菫)」とも呼ばれている。
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ギンリョウソウ・5~絹の道

 菜種梅雨と言えば菜の花の盛期の3月下旬~4月上旬に掛けてだが今年はその後もなかなか晴天が続かない。しかし気温は20℃前後で過ごし易く地面の水分も多いので春の花はどんどん咲き進んでいる。そうなると気になるのがこの花。そろそろ咲く頃だと思って鑓水の“絹の道”を訪れると予想通り開花していた。「ギンリョウソウ(銀竜草)」はツツジ科(←ギンリョウソウ科・イチヤクソウ科)ギンリョウソウ属の多年性菌従属栄養植物で葉緑素を持たず外生菌根菌(他の植物の根と共生するカビの一種)を分解して栄養供給を受けている。
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クチナシグサ・12~生存

 堀之内沖ノ谷戸公園で見られる「クチナシグサ(梔子草)」。ハマウツボ科(←ゴマノハグサ科)クチナシグサ属の越年草でイネ科植物に寄生する半寄生植物。4~5月に直径7~8ミリの小さな花を咲かせ花後にクチナシに似た果実を稔らせる。クチナシグサは神出鬼没でなかなか定位置で見られない。ここでは数年前に発生し大群生になっていて公園管理者により保護されたお陰で株数は減ってしまったが今年も見られた。去年は松木公園や平沼城址公園でも見られたが今年はそこには出現していない。
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