2008年公開の映画で、アカデミー賞外国語映画賞を受賞しています。
それまで一般の人にはほとんど知られることのなかった納棺師の仕事を、全国的に知らしめました。
フェリーニやベルイマンが受賞していたかつてのアカデミー賞外国語映画賞受賞作品と比べると、芸術性よりも娯楽性が強い映画ですが、アカデミー賞自体がエンターテインメント作品に傾斜している現在では、この賞に適していたかもしれません。
極端な設定や偶然の多用やご都合主義のストーリ展開などで観客を十分に楽しませつつも、死とは何か、生きるとは何か、父と子の和解、母と子の和解、夫婦の和解などの重いテーマを、次々に訴えかけてくる監督の腕前はさすがのものです。
また、その背景には、つねに重厚な音楽が流れ、ところどころで山形の美しい四季が描かれていて、作品の格調を高めています。
ただ、お葬式や火葬場のシーンや、山崎努がいろいろなおいしそうな物を食べるシーンが頻出するので、どうしても伊丹十三監督の「お葬式」や「タンポポ」を連想してしまいます。
それまで一般の人にはほとんど知られることのなかった納棺師の仕事を、全国的に知らしめました。
フェリーニやベルイマンが受賞していたかつてのアカデミー賞外国語映画賞受賞作品と比べると、芸術性よりも娯楽性が強い映画ですが、アカデミー賞自体がエンターテインメント作品に傾斜している現在では、この賞に適していたかもしれません。
極端な設定や偶然の多用やご都合主義のストーリ展開などで観客を十分に楽しませつつも、死とは何か、生きるとは何か、父と子の和解、母と子の和解、夫婦の和解などの重いテーマを、次々に訴えかけてくる監督の腕前はさすがのものです。
また、その背景には、つねに重厚な音楽が流れ、ところどころで山形の美しい四季が描かれていて、作品の格調を高めています。
ただ、お葬式や火葬場のシーンや、山崎努がいろいろなおいしそうな物を食べるシーンが頻出するので、どうしても伊丹十三監督の「お葬式」や「タンポポ」を連想してしまいます。
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