渋滞緩和策はあるのか？(民主党にもの申すⅡ）

千葉市内（１６号線）のガソリンスタンド

　夏休み最初の３連休の今日、各地の高速道路が大渋滞になっていた。ＥＴＣ１０００円乗り放題で、Ｇ・Ｗの渋滞が約２～３倍に増え、お盆は昨年の約２倍になる予想が出ている、今日この頃である。
　民主党の公約(マニュフェスト）では、高速道路無料化の完全実施と、ガソリン税の暫定税率廃止を掲げている。運送業を営む私にとっては、大変に有難いことであるが、この二つがセットになったら、渋滞はさらに酷くなるのではないだろうか。それに、公共交通機関の利用が減り、『エコ（CO2削減）』に逆行する事になってしまうのではないか？
　「渋滞緩和策・公共交通機関の救済策・CO2削減対策」がなければ、自民党と同じただのバラマキでしかない。以前、道路特定財源である「ガソリン税」の暫定税率を廃止せずに、高速道路無料化の財源に充てればと提言したが、「全車種」完全無料化については、もう少し議論が必要のようだ。例えばであるが、平日「営業ナンバー車」のみ無料化にするとか、自家用車については無料化ではなく、現行の半額程度と逆に値上げし、その分を公共交通機関の補助金に充て、運賃を安くして公共交通機関の利用を促し、CO2削減にも繋げれば一石二鳥である。
　千葉県のバカ知事が、経済効果云々と言って「アクアライン」を８００円にしてしまうが、何の根拠も無い事が露呈してしまった。経済効果・環境問題・渋滞緩和策・公共交通機関の救済策等、充分に吟味してから「無料化」に踏み切っても遅くは無いと思うのだが・・・