しかるべき時期とは検察が立件した時それとも諦めた時？

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自民党安倍派の政治資金パーティー問題で、裏金を受け取った疑惑の渦中にある国会議員が１１日までに、それぞれ記者団の取材に応じた。ただ、捜査中を理由に事実関係は語らず、判で押したように「精査する」「しかるべき時に説明する」と口をそろえた。

　約５０００万円の還流を受けた疑いがある大野泰正参院内閣委員長（参院岐阜）は同日、国会内で記者団に「精査し、適切に対応する。捜査には全面的に協力する」と述べた。委員長職の辞任は否定した。

　橋本聖子元五輪担当相（参院比例）も、裏金の有無について「今は言えない」としつつ、「国民の政治不信を招いていることは反省し、申し訳なく思っている」と陳謝。大野、橋本両氏とも「しかるべき時期に説明責任を果たす」と語った。

　西村康稔経済産業相（衆院兵庫９区）は東京都内のイベントで「事実関係を確認してどこかのタイミングで説明しようと思っている。（東京地検特捜部から）求めがあれば協力したい」との考えを示した。

　萩生田光一政調会長（衆院東京２４区）は、党本部で「捜査への影響を避けるためにも詳細な説明は控えたい」と述べた。その上で「自分の政治資金について事実関係を精査し、捜査があれば協力した上で、なるべく速やかに説明責任を果たしたい」と強調した。

　谷川弥一衆院議員（衆院長崎３区）は１０日、長崎市内で記者団の取材に応じたが、「事実関係を慎重に調査確認し、適切に対応していく」と用意した紙を読み上げると、その後の質問には「今言った通りだ」と繰り返した。

　自民党は、水面下で検察に立件・起訴しないように働きかけているのだろうから、しかるべき時期とは検察が立件するかしないかの時ではないだろうか？

　それまでは、捜査中を理由にダンマリを決め込んで一切説明せずに、検察の動きに戦々恐々とする日々を過ごすしかないのかもしれませんね。

　安倍晋三ｖｓ検察、安倍晋三亡き後の検察に矜持はあるのか？

　裏金を受け取った人数が多過ぎて、起訴・逮捕は政治に混乱をきたすとの検察（司法）の配慮がなされる可能性は否めない。