ひさびざの塾講師四コマです。最近、塾講師関係のマンガでなく、すみません。
ネタはあるにはあるのですが、どうしても真面目になってしまって、笑いにもっていけなくて・・。
上記のネタは柔軟剤についてですが、人それぞれにこだわりものもってありますよね。
そのこだわりは、人間関係やスピードなどに支障をきたさないかぎりは、こだわっても良いと思っています。
それはなぜかというと、小学生のときの辛い体験からです。
私は小学生のときに絵画の進め方が、一般の人とは違っていました。(というか、おそらくプロの方や絵画が得意な人だったら、当たり前の進め方を小学生のころからしていました)
小学校のころって、一色で塗りがちですよね。
でも、私は重ね塗りとかグラデーションをする子でした。
なので、田んぼだったら、最初に土を3段階で塗り、そのあとで苗を2段階で塗り、絵の具が乾いてから最後に、水の色を薄く水を多く含んで塗ってから、それをティッシュで水分をとって、水を含まない絵の具を細い筆で水の波を描くようにしていました。
人間の肌の場合は、黄緑を下地にして肌色を塗ったりすると、キレイに見えるので、最初に黄緑を塗り、堀の部分は緑に塗るようにしていました。
しかし、最初の段階のころだと、周りの同級生たちは「わあ、変な色で塗っている~」とか言われるし、「あんたのまねしたらこんなひどい絵になった(絵の具の乾き具合や、水の含む量で変わってくる)」とか言われるし、絵ごころがない先生が担任だと、「はやく塗りなさい!」と怒られたり。
だから、学校で絵を描くのはすごく嫌でした。学校の授業で描く絵は家には持ち帰れないし、上記の事情だったので、やる気を失ってかなりいい加減に描いていませんでした。(今思うと、すごいスピードで描く訓練をすりゃよかった、と思います。)
夏休みの課題などは家で出来るので、自分らしく描いていましたが、学校での出来が違うので、「親に手伝ってもらったんだろう」という目で見られていました。確かに、構図の相談とか、色の塗り方のアドバイスはしてもらいましたが、親に描いてもらったことは一度もありません。それに相談やアドバイスを受けたことで、格段に私の能力は上がりました。
しかし、「おかしな絵画」というレッテルを貼られ、自分も自信がなくなってきたので、中学から、絵を描く努力を放棄してしまいました。
そうしたら、どんどん画力が下がってしまい、今に至り、失ったものを回復するのに苦労しています。
あのときに、学校や友達から評価されなくても、母はずっと評価して応援してくれたんだから、母の言葉を信じて頑張れば良かった、と後悔しています。
また、たとえ誰も評価してくれなくても、自分独自のやり方が間違っていないなら貫ぬけばよかったのです。
もちろん、修正することで良い方向に行くことはあります。計算のやり方などは独自のやり方でやっていたらいつか支障をきたします。
でも、自分が成長したいという気持ちがあり、間違っていないと自覚していたら、まわりのことは気にせず、こだわるこころはこだわった方がよかったかな~と思います。
最近、アメリカのドラマをよく観るようになっています。
ただ、レンタル店で借りる金銭的余裕があまりないので、地上波で流れている作品を観ています。
その中で、欠かさず観ている作品の1つに、「ER~緊急救命室~」があります。
「ER」を観ていると、一生懸命に仕事を頑張るが、プライベートも大切にし、上下関係や立身出世よりも自分がどのような形で医療に携わってどう生きるか、というまさにアメリカ&ヨーロッパ個人主義の考え方がそれに勇気が与えられます。
また、怒るときは怒る、悲しむときは悲しむ、という喜怒哀楽の感情をはっきり自分に正直な姿勢も観ているとホッとします。
仕事をしていて、意見の相違があったら上司に怒ってもいいんだ!と。そして上司も怒って、お互いに怒りあって、お互いを理解し、前に進んでいく形が。
また、現実的な感じなのも良いです。
天才的な医療技術だ、とか、患者に感謝される嬉しい医療、とかのなまやさしい夢物語ではなく、厳しい仕事体制のために理想的な医療ができない、患者との訴訟問題、医療ミス、それでも毎日毎日、何人も医療を施していかなければならない、という形が。しかし、最後に一筋の希望という名の光が見えるのも、ドラマらしくて良かったり。
私も、塾講師バージョンでこのような作品(マンガ)を作るのが、夢の1つです。
1人の生徒との交流ほんわかストーリーとか熱い情熱だけですべてを推し進めていく形ではなく、一度に複数の生徒とクラスを受け持ち、次々とおこるさまざまな角度からの問題(ときには同時に最悪な状態で)がおこり、辛い・怒りが80%、あきらめ絶望が10%、迷いが9%、しかし、1%の幸せ(うれしさ)があるから、がんばれる、という最後は「希望」が残る、というお話を。
先生1人にスポットを浴びせる形でなく、5人ぐらいの主要メンバーで話を進めていきたい。社会科のつらさ、新人の大変さ、数学のクレームの嵐の辛さとか、いいかげんな先生から真面目な先生、一歩前に行く先生、出世しか考えていない先生・・など色んな現実的な先生たちで。
これは、塾講師を体験したものでないと作れない作品だと思うので、本気でがんばれば自分らしい作品になるはずだから、今はとにかく画力&構成力などをがんばりたいです。