【鉄道マニアではないので、どうでも良い話】

往時はロンドンからエジンバラまでは有名な「フライングスコッツマン」というのがあったが今はもうない。列車はキングスクロスから出ていた。現代のそれはカレドニアンスリーパーと名前を変えユーストン駅から出発することになっている。この寝台列車に乗る人達を見ていると、それほど金持ちの人達ではないように思えるし鉄道マニアでもないようだ。私たちと同じ、ロンドンのボロ宿で10万円宿泊代を払って一夜を明かすなら寝台特急で三万円(二人で210£)の方が妥当だという選択の結果だと思えるのだ。
私は今回ブリッドレールパス(一等)という期限切符を買って適当に乗ったり降りたりして旅をしているが、英国は階級社会なので1等だととても快適な旅が出来ることはお約束である。絶対に2等では駄目である。
寝台列車自体は2等の切符でも寝台券を買えば乗れるし、そこに何の差別もない。
私は鉄道マニアではないので寝台特急はこの年になって初めてであるから特に食堂車を見に行くとそんなことは一切しない。夜中に食堂車で食事をするなら、乗る前にちゃんとした街中のレストランに行く。
第一そんな時間ではない。
12時過ぎの寝台列車で食べる馬鹿もいないだろう。
さて、カレドニアンスリーパー(寝台列車)について説明しよう。はっきり言ってどうしようもなく狭い。スーツケース2人分では全く身動きが取れない。キャリーオンバックならベットの下部空間に収納出来る。


York

York

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寝台列車の出発は25日の23時30分であるが、私の一等切符は有効開始が26日からである。これはルールである。
それでもラウンジは使える。
多少の英語よりも「挨拶」出来れば意地悪はされない筈だ。
一等なら昼間の特急列車はスナック類もドリンクも何度もワゴンで供給して貰える。朝イチなら朝食も選べて無料であるが、
さて、カレドニアンスリーパーの話に戻る。
もちろんついてくるはずの朝食なんて時間通りに配られるはずもなく。期待してもいけない。切符拝見もないです。
英国の主要駅には一等車両専用のラウンジある。ここで多いに休憩ができる。
初めて寝台列車に乗ったが私が唯一、日本との差を感じるのは、宿泊ホテルでも同じ事だが、
この寝台列車でも一人2個の枕があるって事だ。枕は一人に2個必要なのだ。
ホテルは3個あった。笑

「これはホテル」の風景。
日本では【自分枕】なんて言ってるが、申し訳ないが1個では対応できないのだ。本を読む、うつぶせになる。寝るにも、横向きもある、一個で対応出来るわけがない。最低2個が標準なのだ。
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何も期待していないので、ただ寝るだけである。景色はない。闇である。
寝台列車は正直に言うと我々貧乏人の宿なのだ。
日本ではこれは鉄道マニアの範疇かもしれないが、英国ではそんなものではありません。とっくに栄華がさっている。
鉄道マニアなら英国で、「FLYING SCOTSMAN」
「ORIENTAL EXPRESS」に乗るべきだ。
豪華さで言えば、昔の2等のコンパートメントの方が良い、40年前はまだ結構走っていた。よく映画に出てくる奴だ。
最近では、映画「LIVING」の冒頭に出てくるシーンのあれだ。
ドアの開け閉めは自身でしなければならない。