古いタイプ馴れている人には、最新機はデジタルが入ってるので違和感があると思いますが、若い人には素直に受け入れられると思います。
2020年モデルからは、標準で「PILOT SHOP ROASTER」というコンピューター連動のソフトが入っています。
自動焙煎も過去の焙煎も保存出来て再現出来ます。
大型のディスプレイで表示すれば、何か凄い高度な事をやってる感はありませが、実際は過去の再現だけ、或いは自動運転ということです。
私は敢えて、何も付けていません。
「素のＰＲＯＢＡＴ」です。
何故なら、自動運転するなら、焙煎屋なんてやらなくて良いからです。少なくともマニュアルで御茶の子さいさいで焙煎が自由自在に出来るわけです。
■ 風力の強さに当惑する以外は、一発目から完全に焙煎は出来てます。
何故なら、私は、焙煎に関して、あのヘンテコな日本独自の考え方（中点・蒸らし・ニュートラル・水抜き）はないから普通に素直に出来るのです。
暖気運転も重視しません。以前から書いてる通り、風力が若干弱めのフジローヤル各機でさえ、幾らキチンと暖気をしてもこれは無理なのです。４焙煎目くらいでやっと本調子になります。
（じゃあ、３焙煎目までの出来上がった豆は捨てるのか？「いいえ」です。１～３も４も全て同じプロファイルで煎ることが出来ます。）
偉そうな、大層なことを書いてる人は、一体どうしてるんでしょうか？
■ 暖気運転に関して何やら複雑な事を書いてる人がいますが、
ドイツ・エメリッヒ本社でも重視してません。そこが良いマシンなのですよ。
色々な事は暗証番号エリアで書いてますが、
暖気運転の長時間化は多大なガスの無駄です。
一体、このマシン、１時間でどれだけガスを消費するのか計算すれば理解出来ます。
■ そして このマシンは半熱風ですが実は、９５％熱風だということ、この意味を知ることだと思います。
だから、暖気はそこそこで良い、つまり初回の焙煎では深煎りから入る。そういう知恵を覚えることです。
大事なのは本焙煎です。
■ 立派な理屈を駆使して暖気運転を語っても意味はありません。如何に安定した焙煎を行うか？です。PROBATは安定しています。
石釜の中で薪を焼き、その蓄熱でピザを焼くか？
コンベクションオーブンか？
違いはあります。
そして、コーヒー焙煎は高々 ２００度の世界なのです。
