またしても、三菱自動車の嘘がバレてしまいました。あのVWに続いてです。
自動車でさえ、この有様ですから、日常の多くのものは推して知るべし・・・・。
さて、前回、スペシャルティの煎り方という事について触れまして、質問が来ましたのでお答えします。
煎り方がどう違うのかは、それは、つまり生豆を起因としてすることは明白です。
よく昔からある煎り方(R-101の説明書にあるかも)は、投入してから低いところで何分か煎り込み(笑)、揃えます。
笑えます。
「揃える」ということは、揃ってないのが原因です。
スペシャルティは最初からツブが揃ってます。私はスペシャルティという概念で仕入れてませんが、基本は「ハンドピック」するような雑多な豆とは違いますから、最初からバンバン、ガス圧を上げて行きます。
弱火でチンタラ長時間、煎ってると膨らみが小さく、酸味も香りもないし、何一つもいい事がありません。熱を加える調理、加工法で弱火で・・というものは殆どありません。
ステーキを弱火で焼く人はいません。ぬるいお湯でのシャブシャブもない。
1焙煎に30分も掛けるのは、どんな屁理屈抜かそうと基本的に間違ってます。アホです。
駄豆を使って深煎りするなら、どんな煎り方をしようと同じ結果です。
さて、焙煎機も数年前と今とでは性格(仕様)が違いますから、5年以上前から煎ってる人とは違って当然です。その機械に合った焙煎があるかもしれませんが、それを今の時代に無理に合わせる必要もありません。
どんな銘柄を煎ろうと、1ハゼ、2ハゼは同じ温度なら、プロフィールを変えると言っても、所詮、直線の傾きを変えることしか出来ないのです。 今の機械は、火力が強くその角度を急角度に出せるのです。
(だから、昔はバーナー増強なんて改造がありました。今、それをする人はいない筈です。)
焙煎を変えようなんて誰でも出来ますが、大事なポイントはそんな事ではありません。
当焙煎講座にお見えになる既存店舗の方々は「どうも自分の煎った豆が納得出来ない」という悩みがあります。
驚くべきことに、皆さん、ネット検索の結果、同じ会社から仕入れておられます。
(驚)
私は、彼等のそのサンプルと自分の同じ銘柄を煎り分けて、ハゼ音を聞いて頂きます。
全く別の音です。明らかに違う質の豆です。(名前は同じですが)
どちらかが偽装しています。
そこで信じる基本は自分の舌です。判断は自分ですれば良い。
自分の意見が無ければ、100人の「屁理屈」ネットで読んでも意味はない。
雑音にブレて自分を見失うと中々リカバーが出来ません。
勘違しないで下さい。
この世の中、現実には残念ながら
騙される方が悪いのです。
これから、商売を始められる方、会社を辞めて始める方も多いでしょう。
一国一城の主になるわけですから、自分で確認することは肝に銘じるできです。
「ダンパー」で味が変わるなら、あちこちにダンパーを付ければ良いでしょう。
「ニュートラルから一段開けて云々」言うなら、そんなことしている大型ロースターを「有れば」見学すべきです。
ダンパー弄ってる人には「偉そうな事おしゃってますが、1ハゼ後にチャフ飛ばしの為にダンパー全開1分間は味には関係ないのですか?」と面と向かって聞きましょう。
私はそういう事をくどい程に書き続けています。
「ニュートラル」って意味は、何ですか?
焙煎で「蒸らし」があるなら、味の素の「冷凍シューマイ」を放り込んで蒸れるか確かめれば良い。
日本だけです。
あなたが家族の為に独立するとすれば、
あなたが騙されることは家族全員が騙されることなのです。
どんなスゴイ焙煎も、ブラジルはブラジルなりにしか煎れません。