この資本主義社会の競争原理が働けば、価格は需要と供給がバランスする点で決ります。
マツタケが高いのは、人口栽培が出来なくて供給量が少ないからなのはご存知の通り
フェラーリの新型が必ず売れるのは、需要数マイナス1台を生産する手法だと言われています。
市場でブラジルのコーヒー豆が比較的安いのは当然、生産量が世界一だからですね。
よく似た市場ではオークションがあります。非常に小さな市場で、需要と供給を作り上げる市場です。
だから、売り手有利の市場なのは誰でもわかりますね。
オークショナー(オークション開催者)は基本的に売り手側ですね、その為にコストを掛けカタログを印刷し世界中に配布します。
先週100億で落札した画家の作品が、そのオークションで来年に出品しても誰も欲しい人がいなければ20億かもしれません。
(勿論、止め札は入れますから、実際は流れます)
反対に、確実に150億で買う人が一人いるという「確実な情報」があれば売り手側が自己札使って145億まではセり上がるでしょう。(これが商売人です)
価格維持に為の(価格覚え)の為の自己落札もよくあります。それを数年後に出品すれば過去の実績が価格覚えになって予想落札価格になります。金利稼ぎより上でしょう。 経験が要るということはそういう覚えがいるのです。
私は商売上、毎週オークションに行ってました。英国の有名オークションも含めです。、今では甥っ子が毎日何台も自動車輸出の為に落としてます。
誰でも知ってる英国のオークショナーはあらゆるモノを売買してます。それぞれに専門家がいるでしょう。
日本でも多くの場合は「セリ市」ですね、例えば魚市場もそうですね、よくニュースになります「一本釣りの本マグロ」は単品ですから高値にしろ公正な価格が形成されています。
よく似た(同じでもいいです。)大きさ・重さで「養殖のマグロ」は何故安いかということは、最初に戻りますが、後ろに「何千匹の同じマグロ」が控えてるのが想像出来るからです。
需要と供給のバランスが崩れています。(基本的に味の違いは当然です)
ここではご祝儀相場の話はしません。
商売するなら高く売りたいのは商売人なら誰でも考えることです。不法な価格カルテルを結んだり、品薄状態を演出したり、自作自演のワインコンクール金賞を作ったりするのも同じです。(一体幾つワインコンクールがあるんだろう、企業も裏づけ証拠を作ってあるだろうが、マスコミはスポンサーなので追跡はしない)
同じ手法で、自分達でオークションを開催し、自分達の商品を売る場合は、「買い手側にとって」は高値掴み(ババ掴み)に絶対になります。ゴッホの絵のように、いかに高値で掴んだのか自慢したい人がいてもいいわけですが、その高値掴みを本当の価値と信じ込むとただの阿呆で御座います。
たとえば100俵(買い占めた、或いは)仕入れた、有名な銘柄の米をたった10俵だけオークションに掛けて5000円の値覚えで(この場合は自己落札でもOK)、あと90俵をその5000円売る手法です。
気がつけば品薄の有名銘柄なのに、あちこちの店で売っています。
これは単純に買った人が阿呆なだけです。仮に100俵全部出品すれば一俵300円だったかもしれません。
オークションとは常にそういうものだという事です。ニッチな需給バランスを作ることなのです。
常に市場は売り手有利なのです。
株式市場においても、先物市場においても、売り手有利なのです。 よく調べてください。バブル崩壊で破綻した人は全て信用で買い向かった人達なのです。
日本の相場師で名を成した人はすべて売り屋、失敗で名を残した人は買い屋です。
ロスチャイルドも売りです。
もうなんの話を書いてるかわかりますね?
なんの話を書いてるかわかりますね?
わかりますよね?
カップオブエクセレンス