何の為に、フェアトレード・コーヒーを信じますか?
フェアトレードは「欧米諸国」にとってフェアなトレードです。
世界的な貿易会議ではアフリカ諸国の代表がたった3人で、欧米が650人、同時にいくつもの会議が同時進行され議題が検討されますが、
一体誰の為の会議なのか、誰でもわかります。
さて、通常500円で売るコーヒーが、フェアトレード・コーヒーで800円で売っています。その会社の説明によると、貧困の農家を救う為に、売り上げの5%を還元するそうです。
つまり800円の5%は40円がアフリカに還元されるそうですが、本来の差額は800-500=300円なのに、何故にたった50円なのか?不思議です。(流通段階で吸収されます)
善意で買ったやさしい市井の人々の良心、その250円分は、各段階の販売会社の利益です。
フェアトレード・コーヒーは、「企業のポジティブなイメージ戦略だけの道具」で、実態は変わりません。
コーヒーの市場(市場価格)を牛耳る「ネスレ」「サラ・リー」「P&G」など数社が買い付け価格を適正にしない以上、農民は豊かには絶対になりません。
もっと判りやすく書けば、植民地支配は続いてます。(続けたいから)
ところが、彼ら大資本は、この話題をマスコミには圧力で載せないのですね。
あなたが焙煎屋(最終の販売者)として、購入した豆は何段階ものルートを経てきています。
農民が1KGを売り渡して一体幾らになるか?ご存知ですか?聞けばひっくり変える程低いです。
女性が一日ハンドピックして得られるお金は、日給0.5ドルです。
貴方のエチオピア・ハラーの買い付けた農協はなんという名前ですか?
こんなことも本の5冊読めば実態は把握出来ます。DVDでは「コーヒーの真実」ってのが数年前に出ました。
ブラック過ぎて有名になった牛丼「すき屋」にも「フェアトレード・コーヒー」を売ってます。
何を信じようと、個人の自由です。自由ですが、お金自体は行かないかもしれません。トヨタのプリウスを値引きなしで買っても、下請けは儲かるわけではないのです。(詭弁です。)
個人的(心情として)には、英国のオックスファム(Oxfam)は良いと思ってます。
夢を壊す事を書いて申し訳ないですが(もっと本当のことを書きたいですが・・・・)
有名な自然保護団体が、派手な行動(ほとんどテロル)でマスコミを利用し世間の関心を引き、募金を集め、幹部が超豪邸に住み、ヘリコプターや飛行機まで自家用で持ち、退職金だけで何十億円、年収何億って話は知ってますか?
善良な若い人はその団体に入って本気で信じて活動しています。お気の毒
他で書きましたのでもう書きませんが・・・・
日本でもNPOはまともな団体はありません。私も多少いろんなところに首を突っ込んでいますが、NPOの目的は補助金を獲得するかが第一で、目的はそれから決ります。
フェア・トレードを信じるのも自由です。確かに商品としての「フェアトレード商品」は市場に沢山出回っております。
それが現実に現地の農家に結びつくのか?
日本の米を高く売って、裕福になるのは農協だけです。
楽しむのは良いが、信じちゃいけない。
売れ残った豆も「フェアトレード」したら売れるなら、良からぬことを考えるのが人間だということです。
オーガニック・コーヒーは、ジョン・レノンの「イマジン」歌ってりゃ、世界が平和になると思うのと同じ感覚です。皮肉にも御本人は、ピストルで撃たれて死んでしまいましたが。
混沌とした時代です。
化学肥料使って、無農薬でオーガニックっていう人
有機肥料使って、農薬使う人もオーガニックだと言います。
100キロの農薬を 95キロにして減農薬とは、これ如何に?
自称:オーガニックの世界です。
もう落語の世界です。
楽しむのは良いが、信じちゃいけない。
せめて販売する側のスタンスは
信じちゃいけない。というだけだ。
売るのはいいが、信じちゃいない。というのは詐欺である。
私は、売りもしないし、信じてもいない。
「パタゴニア」着ている人も同じですな。お気の毒です。
大事なことは、自分の体験を通して信じることです。
フェアトレード教、オーガニック教の信者には、なってはいけないってことです。
楽しんでください。
フェアトレード・コーヒーは存在します。しかし、それは商売の道具として存在しています。
ここの農民が豊かになるとは遠い夢だと思います。こう書くと必ず
「確かに遠い夢かもしれませんが、何もしないよりはましでしょう?」
敢えて私は問い返しましょう・
「何もしないよりは、手を繋いでイマジン歌った方がましでしょうかね?」
けれどテロ集団の耳には何も響かない現実をどう思いますか?
資本主義の現実はそれほど甘くはないのです。
「コーヒーの真実」(DVD)は少し古いですが、一度は見て下さい。
take care・・・