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ウィーンの老舗のコーヒー豆

2016-11-10 | ◆正法焙煎眼蔵

1929年創業のウィーンの老舗

焙煎講座のお客様が参考に持って来られた焙煎豆である。

こういう豆を焙煎したいという意向も踏まえ持参して頂いた。20年程前から自社店舗でも使われているそうだ。

私が、想像した焙煎とは、いい意味で見事に裏切られました。

開封した直後、私は「スゴイっ!」と唸った。

ひと目見て、判る。

ブラジル産の豆が、数種類ミックスされているが

焙煎は、当焙煎講座と同じ焙煎である。

それが1929年年創業のお菓子の都、ウィーンの老舗がやはり昔からやっていたことは

大きな発見である。

正直に書いて、焙煎はこのポイントしかありません。

そして、一目見て、良い焙煎機を使われているのも判ります。

色は当方よりも一段薄い。(写真は相当黒くなってます)



この豆が焙煎されてココに来るまでに、ある程度、相当な時間が経っているが、「オイル」は一切出ていません

(まあ、これが当り前ですが)

ケーキの都のコーヒーはもっと焙煎は深いだろうと思ってました。

しかし、これは見事です。(というか私が言える立場ではない)

写真では黒くなってますが、現物はもっと明るい色目です。

煎り度は、当焙煎より、ほんの少し浅い。

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浅学の私にとっても、これは勉強になりました。と同時に

間違ってません。と確信もしました。

つまり

【完煎】です。

酸っぱい自慢の浅煎りなんてのは、本当に何もしらない阿呆の焙煎であることは、言い続けてますが、

そんな不味いコーヒーを飲めることが、「通」だなんて思ってるカフェ坊は、これを飲むべきです。

焙煎の基準を何処に置いたら、こういう焙煎が出来るのか?

いいえ、この焙煎が基準です。

色合わせ【爆】、時間で、【爆】、では絶対にありませんし、

ウィーンの焙煎所にも、絶対に

「排気ダンパー」は無いでしょう。

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ロンドンでコーヒーハウスは1600年に出来ている。

ウィーンでも同じ時期だろうか?

洗練されたパプスブルグ帝国の都の老舗がこのコーヒー。見事な焙煎であります。

コーヒーの歴史が浅い、殆ど無いと同じ日本では、間違った焙煎が流布されてます。

ほとんどが根拠の無いデタラメである

火力を一定で、ダンパーで調節なんて焙煎をしていたら、いづれ行き詰まります。

常識で考えれば判ることです。

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「排気ダンパー」をアホみたいに屁理屈言って弄らなければ

「蒸らし」

「ニュートラルを追いかけ」

「1ハゼまでダンパーを一段・・・」

「ダンパー全開、チャフ飛ばし」 笑

などなど、一切、言及することはないのです。

あなたの出発点が間違っていれば、目的地に着くことは絶対にありません。

 



本物はやはり、こうなのです。本物を知ることです。

「こだわり」なんていう人は全部、自分に都合の良い「こだわり」です。

これは私の確信です。こだわれば、商売なんて出来ません。

「こだわり」とは常にベンチマークを上げてゆくことです。少しでも良いものがあれば、今日までの価値観を捨てることです。

さて、このコーヒーです。

西海岸がコーヒーの「聖地」だと思ってる困った人々とは違う。しかし、その答えは飲めば判る。

第一アメリカ人の舌なんて信じますか?

浅い煎りなんてアホでも出来るし、そんなものを評価していることはもっとアホである。

深煎りは、ただ煎るだけである。

「コーヒーに苦味」の評価などないのです。

このアホな両者に焙煎の基準はない。

しかし、このウィーンの焙煎はズバリです。

しばらくは取置きしますので見に来て下さい。見れば判ります。

こういう焙煎は、申し訳ないが「排気ダンパー」弄ってる限り未来永劫に出来はしません。

その世界が狭すぎます。

この老舗のコーヒーを20年前から自社輸入している御店もあるのです。

その見識の深さです。

まだ、日本に本物のコーヒーが無い時代です。

日本にあるのは駄豆でした。いわゆる「欠点豆」をハンドピックしなかればならん屑豆です。これは産地が低い場所。

こんなものは当店では見たこともない。買ったこともない。

 

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「ハンドピック」など技術でもない。とんでもないです。一切の価値はありません。

第一、少しでもコーヒーを知っていれば、こんな豆を買いません。

「1円でも安い豆」を探せば行き着くかもしれません。仕入れ値に「こだわり」ですね。

こんな先生に教えて貰ったら、・・・・・・・ です。

 

 

「排気ダンパー」云々・・アホです。

チャンチャラおかしいぜ。

 

 


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