川上から考える。
まず、「酸っぱい」エスプレッソは考えらない。
不味い!
■どこで、どう間違えているのか?日本のエスプレッソが不味すぎです。
イタリアでは、そんなもの飲めないと思います。
正直、飲んだことはないです。
ところが、日本で飲むエスプレッソは何故か「スッパ~イ」飲み物です。
香りや、芳醇な味の厚みなんて飛んでいってしまうほど、単にスッパイだけ。一体どんな焙煎をしているのか不思議で仕方ありまえん。
間違っているとしか思えません。が、問題はそんな一杯を出している人が「これがエスプレッソだ」と思い込んでいることだ。
勿論、日本人には日本人の感性があって、舌も含め多様な価値観を前面に立てて抵抗される方々もいるだろうが、少なくとも私も日本人の端くれ(ハーフですので)と50余年生きてきていますので、独り言だけは書きます。
基本的に判ってない人が圧倒的ではないでしょうか?
ただ、ラテ・アートが出来れば「バリスタ」だという風潮も確かにあるかもしれませんが、日本の場合は成り立ちが胡散臭い。
■スターバックスが持って来た。アメリカ人が考えた「イタリアっぽい飲み物を再輸出したのが日本のエスプレッソの原型ですが、
端的に表わせば、直輸入じゃない、アメリカナイズされたものです。
エスプレッソ自体はオーダーされないので、突き詰める人もいない。
■当店では今までにイタリア料理店やカフェにエスプレッソ用豆の卸はしておりません。
イタリア料理店で「デロンギ」「サエコ」では無理がありますから、お取引しておりませんし。
私自身が行く「イタリア料理店」は皆さん、エスプレッソマシンも本格派だし「エスプレッソ」も美味しいです。
まず若い経営者さんでも殆ど名乗られませんので、私は一切、踏み込みません。そういう方々には笑顔で「イリー」を薦めます。当店が卸す、卸さない以前で断っております。(まあ、そういうそぶりは見せませんが、大人なので・・・)
だから店には一杯「イリー」があります。笑。
■そんな事を言ってても、来年はいよいよ日本に【本格的なエスプレッソ・カルチャー】の波が来ますから、私も関係各位と共同戦線を張り乗り出して行きます。
■どんなに書いても表わせないので、一番判りやすい表現を書けば
「自分で一日何倍も飲めるエスプレッソですか?」に尽きます。川下で理屈こねるよりも、川上で自由自在にエスプレッソを操作出来るスキルが有れば高価なマシンよりも何倍も広がりが可能です。
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焙煎から始めるエスプレッソ講座
(プロ向けの講座です。)
都合次第でイタリア人バリスタが講師に参加します。
■参加資格、自家焙煎を行ってる人、始めようとする人で【焙煎】が理解出来ている人に限ります。
従いまして「ダンパー」とか「中点」「ニュートラル」を言う方は焙煎が出来てませんので無理です。
エスプレッソ・マシンを持っている方が対象です。
40000円(税別)
ラテア~ト講座ではありませんので注意ください。但しミルクとの相性を勉強しますので、何が何でも「イタリア風」でもありません。
特典が一杯尽きますが、そこは臨機応変します。基本、アラビカ100%の講座です。
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開催日時は、日程が中々難しいですので、お問い合わせください。
■講師として参加していただける方、■あるいはお店で講座をされたい方はお問い合わせください。日本全国です。
http://blog.goo.ne.jp/japanbaristasupply/