3月に入ったというのに寒いです。
天候にもツアーメンバーにも恵まれ、いいことづくめだったヨーロッパ旅行でしたが、ついているのかいないのか、出がけに驚愕の出来事があった。
その日の出発は早い便だったので空港行きのリムジンバスに乗るため、早朝5時に家を出る予定で支度をしていた。
さて、スーツケースの中身の最終点検も終わり、鍵をしめたらいよいよ靴をはいて出かけるぞという段に、スーツケースの鍵が壊れた
10年位前に買ったもので、まだTSAロックじゃないんだけど、見ればバネがすっ飛んでいる。
この時点で家を出る予定時間の20分前
必死ですっ飛んだバネを探してはめてみたけど、パチンと止める部分(なんて言うのかな?ロック部?)が折れている。
なんと…縁起でもない
とりあえずバネを無理やりはめ込んでロックしても、空港や向こうに行ってからバネがなくなったりロックがかからなくなったらどうしようもないし、仮に現地で新しいスーツケースを買ったとしてこの壊れたスーツケースの処分はどうするのか
まさか2つ持って移動するわけにはいかないし
と、そこで急きょ押入れから引っ張り出したのがこのスーツケース
これは25年前に新婚旅行に持って行ったスーツケースなのである。
壊れたスーツケースよりだいぶ小さいのに重いし、車輪なんかすでに車軸だけになっちゃって捨てよう、捨てようと思いつつとっておいた品だ。
しかし時はすでに家を出る時間
一刻の猶予もないので、とにかくこのボロいスーツケースに荷物を詰め替えた。
で、結局8日間、コイツと旅をともにしたのである。
出かける寸前にこんなことになっちゃって、あ~ついてないと思ったけど、考えてみれば現地に行ってから鍵が壊れてたらどうしようもなかったので、家にいる間にこうなってラッキーだったのかも…
そう考えると柄にもなく、私って何かの力に守られてるのかもと思ったりして。
それにしても皮肉なことに、写真のスーツケースに貼ってあるシールの言葉、
奥さん、いい加減にしてくれませんか?
だよ
快食…
快眠…
快便…