九寨溝から飛行機で40分、成都のホテルで1泊して翌日はついに帰国である。
朝の7時45分の上海行きに乗るため、6時にはホテル出発。
この時は私はまた一人部屋で、自分の荷物をまとめ5時25分に娘達部屋へ。
呼び鈴を押しても応答がないので、スペアのカードキーで入室すると彼女たちはまだ熟睡中であった
ただでさえ支度に時間がかかるのにあと20分でチェックアウトしなくてはならず、大急ぎで起こす
娘達も大慌てで飛び起きるかと思いきや、なかなか起きないので怒鳴り倒していると「時間に間に合えばいいんだから、ウルサイ!!」と、逆ギレされこっちはますます頭に血が上った
まぁ、どうにか時間には間に合って上海行きの飛行機に乗り3時間、上海で国際線に乗り継ぎ成田へ
乗り継ぎの待ち時間が結構あって帰りも一日がかりだったけど、夜には無事に帰宅しました
こうして4泊5日の短いけどすっとこどっこいな旅が終了~、今まで通りの日常が帰ってきました。
そこで旅の総括
今回の旅行の目的は中国の世界自然遺産である九寨溝・黄龍を見ること。
あの景観は見ようと思って簡単に見られるものじゃないからほんとうに感動した
これに尽きるのですが、意外にもチベットという異文化に触れられたことはすごくよかったです
中国という大国に生きる少数民族の暮らしぶりの変化やそれでも変わらないものを垣間見た気がした。
奇しくも今日は中国建国60周年の記念日なのだが、中国の変貌ぶりも目の当たりにしたような気がする。
私なんか中国といえば未だに人民服やら政府の統制やらをイメージしちゃうんだけど、少なくとも上海空港で見た中国人や九寨溝・黄龍に観光に来ていた観光客は常に片手に携帯電話を持ち、派手派手なバッグや服装をしている人が多かった。
若い子なんて日本の若い子と同様にオシャレだったし、女性は化粧もばっちりでアクセサリージャラジャラだったし、老若男女問わず自由を謳歌しているように見えた。
そう、自由!
中国は自由の国になったんだな~、とすごく思った。
実態はどうなのか、たった5日間の旅では表面的な部分しかわからないけど、昔の地味なイメージは全くなく、今や世界が中国に注目しているように中国も世界を向いている。
道路工事のために駆り出されたであろうチベット人達が危険な場所でほこりまみれながら作業するところも見たけど、片や最後の秘境と言われる九寨溝・黄龍を観光するための遊歩道や世界一汚いと批判されたトイレは快適に整備され、チベットの村々には外車がとめてあり、地デジを見るためのでっかいパラボラアンテナが設置されていた。
チベットの若者は仕事中も携帯電話を離さない
山の中に巨大な広告も見たし、夜でも明かりが消えることない山間の地方都市も見た。
日本が中国に先を越されるのは遠くないことだと思った。
だけどやっぱり日本は恵まれた国だわね。
食事は美味しいし安全で、何より下水道が完備している
使用済みの紙をトイレに流さずに蓋のないゴミ箱に入れるのは相当なストレスだったもの。
それにしても海外旅行、短期間とはいえ何度も行ったのにその経験が人生に生かされているかといえばそうでもない
自分がビビリなので心から旅行を満喫できないのもあるけど、実体験した実感がないんだよね。
なんだか夢だったような気がしちゃって…。
それでも何年も経つと、いい思い出になるのかなぁ~。
それとも自分の思い出じゃなくて、娘達に思い出や経験を残していることになるのか?
もしかして自分はそういう役割なのかもね。
ちょっと最後は取りとめもないまとめになったけど、こうして親子3人で旅行に行かれる機会も今後そうないだろうし、自分にも娘達にもきっと何かしら残せたと信じることにしましょう。
そして願わくば天珠パワーで宝くじが当たりますように(爆)
今日から10月、カフェオレのしがない日常生活に続く…