今日本が大震災で大変な間、実はエジプトの東隣、カダフ
ィ大佐と石油で有名なリビアという国が大変な状態に陥っている。この度のリビア革命は当初、市民による反政府側が東部のベンガジを始め、次々と要衝を落とし、首都トリポリでもデモが広がって、今にもカダフィ政権は崩壊するものと思われていた。
ところが政権側は石油で得た豊かな資金で外国人傭兵を雇い入れ(これでリビア人同士ではできなかった虐殺が可能になって)、空爆と戦車など機甲軍団で反転攻勢を始めた。勿論反政府側はまともな装備など無いので、虐殺状態になり、あっという間にベンガジに押し込まれたという事態になった。そしてベンガジで起こる悲劇を避けるため、ようやく国連安保理で武力行使が容認され・・・・実際に行使されるかどうかの瀬戸際になっている。
リビアは聖書にもルブ人などとして登場する名である。エジプトに続いての政変は、聖書が語る終末の成り行きと重なり、注視せざるを得ない。 (ケパ)