最近は外出しても、できるだけ早く自宅に帰るようになった。
ついこの前までは、家で待っている猫のコールが心配でならなかったからである。「お腹空いていないだろうか?」「ちゃんと留守番しているだろうか?」などと・・・・・・。ところが最近は、である。
玄関の扉を開けると、コールがお出迎えよろしく、ちゃんと正座して待っていてくれるようになったのである。「ただ今。待っていていてくれたんだね」とこちらの顔も思わずゆるむ。また、わたしたちを待ち望んでくれている猫の気持ち、そのいじらしさにも胸が痛む。
待ってくれているPerson(猫)がいることは、なんだか、人間の方がいやされてしまうのである。たかが猫、されど猫、である。 (ケパ)