ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』
これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

毒を取りのけて

2015年08月17日 | 聖書
数日前、ビデオで「クォ・バディアス(主よ、何処へ)」を観た。欧米の映画で古めの歴史物は何でもそうなのだが、キリスト教、特に聖書を知らないと本当はわからない。

「ベン・ハー」や最近の「キングダム・オブ・ヘブン」とか「ダ・ビンチ・コード」などがそうだ。聖書という歴史的な事実を土台に、巧みに創作を交えて来る。虚実ない交ぜの妙が面白いのだが、中には「ダ・ビンチ・コード」のようにキリストとマグダラのマリヤに子供がいて・・・と言うようなクリスチャンにとっては噴飯モノでも、聖書的な文化をほとんど知らない日本人には「そうなんだァ」と感動してしまう。

「クォ・バディアス」でもペテロがローマで逆さ十字の殉教をしたとして描かれているが、これらは単なる伝承の域を出ない。しかしそうでなければ今日のカトリックはキリスト使徒の首位権、教会の神的権威、法王の絶対的権威などが胡散無償してしまう。
私はフグが大好きだ。しかし注意深く毒を取りのけて食べることがたいせつである。ぜひ、教会で聖書を知っていただき、より深いストーリーの理解者になっていただきたいと思う。
ケパ




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