ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』
これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

延命地蔵

2016年01月15日 | 信仰
今春10日からNHK大河ドラマ「真田丸」が始まった。ドルカスの出身地は上田市だが、その実家は特に真田氏の本拠地である真田町から、上田城のある市中心部に至る道筋の真ん中あたりにある。だから無茶苦茶真田と関わりのある出身となる。(写真は真田本城と信綱寺)


今朝はその義兄の好意で、真田ゆかりの地をあちこち、ガイドしてもらいながら見て回れた。真田本城や信綱寺などである。冬は木立ちの葉が落ち、天気さえ良ければ景観が素晴らしい。どこも最高の景観だった。

ところで最後に立ち寄った名刹、そこには清水寺のような高舞台がある寺だったが、「実はここが人気あるんだよ」と小さな祠を案内してくれた。そこには「延命地蔵」が置いてある所だった(写真)。

我が国民は、聖書の宇宙や天地万物を創造された唯一の神を99%が信じていない。キリシタンの一時代を除いてそうなのだ。そして命が尽きたその先に、自分が行くその世界を予感し、恐れている。出来るだけそのことを考えないようにして、不吉なとか、縁起でもないと逃げまくっている。この「延命地蔵」には命に執着するそのあわれさを、つくづく感じる。

どんなにこの地蔵に願ったとしても、それは決してかなわないのだ。人の命はこのような偶像にではなく、真の神の手にある。真のクリスチャンは、自分の命がなぜあり、どう用いるのが神の御心なのかを神に聞いて知っている。そしてすべてはこの肉体の命が終わるその先に希望を持っている。死を恐れないどころか、天に帰れる喜びと希望を持っているのだ。はかなくかなわない願いをこの地蔵に捧げる人々が気づくのは、いつのことだろうか?
ケパ



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