グリムスキーワード 植林
今日のアルトの練習では、久しぶりに楽器に付属していたネックとマウスピースを出して吹いてみた。もちろん、今メインで使っている現行のネックとマウスピースとのセットでも吹いてみて、この2本の吹き比べもやってみた。
で、セッティングは次のとおり。
A ネック(A-50) + マウスピース(メイヤー5SS)+ リード(JAVA2半)
B ネック(A-902)+ マウスピース(メイヤー5MM)+ リード(JAVA2半)
☆リガチャーは、どちらも古いメイヤー付属のもの。
それで普段通りロングトーンして、メジャースケールを吹いて、エチュードを吹いたり、、。
久しぶりに吹いたオリジナルのセッティングは、とっても落ち着いた音色で吹いていて気持ち良かった。
楽器付属のネックは真鍮製で、それ単体だと抵抗感は少ない。その分、メイヤーのマウスピースは同じ5番でもショートフェイシング、ショートチェンバーなので、5MMよりもより息をまとめて入れて、さらに咥え方も少し浅くしないと吹きずらくなる。
でも息を入れるスウィートスポットみたいなところにヒットすると、急に楽に吹けたりする。
それに比べ、いつものネックはブロンズ製で抵抗感はややあるけど、マウスピースはとても鳴るものなので、結果的にはこっちの方が楽に息が入る。
音色も柔らかでピッチもコントロールしやすい。でもそれに甘えて吹くと、だんだん音色が散漫になってしまったり、、。(汗)
で、本当は、オリジナルの真鍮製のネック(A-50)+5SSの方が音色は好きだし、適度な抵抗感で吹きやすいけど、ひとつだけ大きな問題があり、今までも使わずにいた。
それは、、。
とにかく高音域のピッチが取りずらい、、、というより、取れない!(汗)
おまけにオーバートーンも出ずらいし、なによりもフラジオが一切出ないー。(涙)
さらに高音域でも、HI-Eより上のピッチが半音近く高くなる。(特にAなんて、もうほとんどB♭っ!!爆)
、、、と、これは練習していくうちに解消されると密かに思っていた。
がしかし、、、もう4、5年も経つのにまったく解消されていない。(滝汗)
それなのに、もうひとつのネック(A-902)だと、どんな吹き方をしても高音域のピッチはジャストに合うし、フラジオもバンバン出るし、、。
この差はなんなんだー。(笑)
、、、といわけで、どんなに音色が良いと思っても高音域のピッチが取れない、フラジオが出ない、そういう理由で何度もお蔵入りになっていた。
で、でも、、、やっぱり改めて吹いてみると音色がいいし、、。(爆)
ただ、、、以前、レッスンでオリジナルのネックを先生が試奏したら、ちゃんと高音域のピッチは取れていたし、フラジオも出ていた。
つまり、それが自分にできないということは?、、、うーん、単に私の吹き方が進歩していないだけなのかも??、、、と思った。(汗)
普段、ピッチの取り易いセッティングで吹いているので、それが逆に吹き方が良くならない原因なのかも、、、と。
、、、とはいっても、やっぱり吹きやすいほうがいいよね?(笑)
ということで、、。
どんな音か、、、ためしにいつもの「枯葉」のテーマ吹いてみました。
あくまで吹き比べなので、演奏レベルはご容赦下さい。
こちら↓です。
「キャットてぃるのサックス遊戯」
http://cattail-sax.seesaa.net/
☆さて、ここで問題です。
どっちがどっちでしょう?
ちなみに写真は、向かって左のオクターブキーのマークが赤いのがA-50のネックのセッティングです。、、、で、向かって右がA-902のネックのセッティングです。
正直いって高音のピッチさえキープできれば、A-50のセッティングでいきたいところですが、これについては自分自身の今後の練習しかないかもしれません。
、、、精進します。