グリムスキーワード 酸性雨
つづきです。
それはサックスの練習場所についてだった。
当時、私は、賃貸公団住宅の団地住まい。
さすがにサックスは音が大きすぎて、家では吹けない。
それで、雑誌の広告に掲載されていたサックス消音機を、サックスを買う前から計画として買おうと思っていた。
(当時は、まだ高性能のe-saxは発売されていなかった。)
私が広告でみたのは、違うメーカーの消音機で外国製のもの。
「サックスもサイレントに」というキャッチコピーが気に入って、すぐに渋谷のサックス専門店に買いに行った。
そう急いで、今度は渋谷のあるお店に、、。
初めて入る店内、ガラスケースに収まっている金色のサックスが眩しかった。
そしてすぐに優しそうな店員に声を掛ける。
私 「あの、、、サックスの消音機が欲しいんですけど、ありますか?」
ところが、そのお答えは意外なものだった。
店員 「いや、ないこともないけど、、、やめたほうがいいですよ。」
「あまり実用的じゃないし、買ってもあまり使い物にならないし、、。」
私 「ほんとですか?」(汗)
さすがに困った。
なぜなら、サックスを始めようと思ったとき、その消音機があるから楽器を買おうと思っていたから。
家で普通に音出して練習できないけど、消音機があるから練習に困らないと思っていた。
ところが、それが駄目だなんて、、。
一瞬、途方にくれた。
ところが、店員の方が親切にアドバイスをくれた。
店員 「サックスを練習したいなら、カラオケボックスとか、どうですか?」
私は、ドラムの練習でスタジオを借りたことはあっても、カラオケボックスは、練習では一度も行ったことがなかった。
でもカラオケで楽器が練習できるとは思ってもみなかった。
で、その時は、とりあえず消音機を諦め、しょんぼりとして家に帰ることにした。
そして次の日。
せっかく買ったサックスをどうしても吹きたくて、いつもドラムの個人練習用のスタジオにサックスも持っていった。
スタジオは午前10時から2時間。最初はドラムを練習して、それからサックスを吹いてみた。
まだ何も吹けないけど、この前、大楽器祭の楽器体験教室で吹きそこなった曲、「メリーさんの羊」を吹いたら胸に熱いものが込み上げてきた。
やっぱりサックスっていいな~。(笑)
そして、、、あっという間に2時間が過ぎた。
で、やっぱりドラムならいいけど、普通のスタジオを借りるには、スタジオ代は高いなと感じた。そして、ふと、昨日いわれたカラオケボックスのことが脳裏を過ぎった。
それからカラオケボックスの料金を調べたら、スタジオ代よりずっと安かった。
で、家から一番近いカラオケボックスは、車で10分くらい、最寄駅前に2件ほどあった。そのうちの値段の安いお店に方に声を掛けてみることにした。
でも、、、断られたらどうしよう?
そんな面持ちがあり、お店の玄関の前で10分くらい躊躇したあと、勇気を振り絞り、、、ドアを開けた。
さっそくフロントにいた若い女性に声を掛けた。
私「あの~、楽器を練習したいのですが、よろしいでしょうか?」
すると、お返事がすぐに返ってきて、
フロントの人「いいですよ。」
ふたつ返事だった。
でもこの時、楽器は持ってい来なかったので、すぐに会員証を作って、部屋を一時間借りて歌うことにした。
そして、次の日。
まず、予約してあったドラム個人練習用のスタジオで午前に2時間練習したあと、お昼を食べて、すぐにサックスを持ってカラオケボックスに向かった。
ところが、午後2時頃行くと平日でも混んでいて、一時間待たなければだめだった。
それでフロントの人に、「この時間でも混んでいますね~。」と告げると、
フロントの人が、「開店時間に来れば、待たなくて済みますよ~。」と、教えてくれた。
そうか、、、開店時間か、、。
それから次の日。
私は、、、開店時間に行った。
そして、時間を気にせずに練習したかったので、フリータイムで部屋を借りた。
で、ここのカラオケボックスは、当時、一時間、200円くらい。2時間で400円だけど、フリータイムで7時間借りても630円だったので、3時間以上借りるなら得だと思った。
さらにフリードリングが無料で何杯飲んでもタダ、、。(笑)
私は、とにかく早く上手くなりたかった。そのためにはロングトーンだけでもなるべく長い時間練習したいと思っていた。
それからというもの、ドラムでの個人練習はやめた。
朝、家事を片付けて、昼から夕方まで7時間、カラオケでサックスを練習~。
帰りがけにスーパーで買い物をして夕ご飯の支度。
それを週に4、5回続けた。
ところが、カラオケボックスでの練習回数が100回を超えた頃、ある転機を迎えた。
それは引越し。
つづく。
つづきです。
それはサックスの練習場所についてだった。
当時、私は、賃貸公団住宅の団地住まい。
さすがにサックスは音が大きすぎて、家では吹けない。
それで、雑誌の広告に掲載されていたサックス消音機を、サックスを買う前から計画として買おうと思っていた。
(当時は、まだ高性能のe-saxは発売されていなかった。)
私が広告でみたのは、違うメーカーの消音機で外国製のもの。
「サックスもサイレントに」というキャッチコピーが気に入って、すぐに渋谷のサックス専門店に買いに行った。
そう急いで、今度は渋谷のあるお店に、、。
初めて入る店内、ガラスケースに収まっている金色のサックスが眩しかった。
そしてすぐに優しそうな店員に声を掛ける。
私 「あの、、、サックスの消音機が欲しいんですけど、ありますか?」
ところが、そのお答えは意外なものだった。
店員 「いや、ないこともないけど、、、やめたほうがいいですよ。」
「あまり実用的じゃないし、買ってもあまり使い物にならないし、、。」
私 「ほんとですか?」(汗)
さすがに困った。
なぜなら、サックスを始めようと思ったとき、その消音機があるから楽器を買おうと思っていたから。
家で普通に音出して練習できないけど、消音機があるから練習に困らないと思っていた。
ところが、それが駄目だなんて、、。
一瞬、途方にくれた。
ところが、店員の方が親切にアドバイスをくれた。
店員 「サックスを練習したいなら、カラオケボックスとか、どうですか?」
私は、ドラムの練習でスタジオを借りたことはあっても、カラオケボックスは、練習では一度も行ったことがなかった。
でもカラオケで楽器が練習できるとは思ってもみなかった。
で、その時は、とりあえず消音機を諦め、しょんぼりとして家に帰ることにした。
そして次の日。
せっかく買ったサックスをどうしても吹きたくて、いつもドラムの個人練習用のスタジオにサックスも持っていった。
スタジオは午前10時から2時間。最初はドラムを練習して、それからサックスを吹いてみた。
まだ何も吹けないけど、この前、大楽器祭の楽器体験教室で吹きそこなった曲、「メリーさんの羊」を吹いたら胸に熱いものが込み上げてきた。
やっぱりサックスっていいな~。(笑)
そして、、、あっという間に2時間が過ぎた。
で、やっぱりドラムならいいけど、普通のスタジオを借りるには、スタジオ代は高いなと感じた。そして、ふと、昨日いわれたカラオケボックスのことが脳裏を過ぎった。
それからカラオケボックスの料金を調べたら、スタジオ代よりずっと安かった。
で、家から一番近いカラオケボックスは、車で10分くらい、最寄駅前に2件ほどあった。そのうちの値段の安いお店に方に声を掛けてみることにした。
でも、、、断られたらどうしよう?
そんな面持ちがあり、お店の玄関の前で10分くらい躊躇したあと、勇気を振り絞り、、、ドアを開けた。
さっそくフロントにいた若い女性に声を掛けた。
私「あの~、楽器を練習したいのですが、よろしいでしょうか?」
すると、お返事がすぐに返ってきて、
フロントの人「いいですよ。」
ふたつ返事だった。
でもこの時、楽器は持ってい来なかったので、すぐに会員証を作って、部屋を一時間借りて歌うことにした。
そして、次の日。
まず、予約してあったドラム個人練習用のスタジオで午前に2時間練習したあと、お昼を食べて、すぐにサックスを持ってカラオケボックスに向かった。
ところが、午後2時頃行くと平日でも混んでいて、一時間待たなければだめだった。
それでフロントの人に、「この時間でも混んでいますね~。」と告げると、
フロントの人が、「開店時間に来れば、待たなくて済みますよ~。」と、教えてくれた。
そうか、、、開店時間か、、。
それから次の日。
私は、、、開店時間に行った。
そして、時間を気にせずに練習したかったので、フリータイムで部屋を借りた。
で、ここのカラオケボックスは、当時、一時間、200円くらい。2時間で400円だけど、フリータイムで7時間借りても630円だったので、3時間以上借りるなら得だと思った。
さらにフリードリングが無料で何杯飲んでもタダ、、。(笑)
私は、とにかく早く上手くなりたかった。そのためにはロングトーンだけでもなるべく長い時間練習したいと思っていた。
それからというもの、ドラムでの個人練習はやめた。
朝、家事を片付けて、昼から夕方まで7時間、カラオケでサックスを練習~。
帰りがけにスーパーで買い物をして夕ご飯の支度。
それを週に4、5回続けた。
ところが、カラオケボックスでの練習回数が100回を超えた頃、ある転機を迎えた。
それは引越し。
つづく。