Happyday of LUCKY

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音楽茶話会

2013年10月20日 | Life
きょうはW音楽教室の発表会を撮りにいく。
会場が公民館の大会議室のような部屋で、一応舞台はあるのだが、客席の床はフラットなので、カメラ位置を少し高くしておかないと、お客さんの頭がフレームに入ってくることがある。
なので大きな三脚にカメラを付けて、カメラケースを足場にして撮影する。

この発表会は非常にユニークで、客席のイスが前向きに整然と並んでいない。披露宴や祝賀会のようにテーブルがいくつかあって、その周りにイスが置かれている。
しかもおどろくことに、それぞれのテーブルにはお菓子やら飲みものが置いてあり、飲み食いしながらピアノの演奏を聴くのである。
こういう発表会はめずらしいと思う。まるで茶話会のような感じだ。



もし、わたしが親ならきっと「わが子の発表会を聴くのにザワザワした雰囲気ではせっかく練習してきたのにかわいそうだ。こんなふざけた発表会はけしからん」と先生にクレームをつけるだろう。
でもこの音楽教室の親たちはべつに怒ってるふうでもなく、むしろたのしそうに歓談している。
そして自分の子どもの出番が来ると舞台の正面までつかつかと出ていって、ビデオやスマホでわが子の姿を一生懸命に撮っている。
それ以外の演奏はほとんど聴きもしないで、お菓子をたべたり雑談に余念がない。
向こうで赤ちゃんが泣き叫ぶ声も聞こえる。

こんな様子であるから、演奏もまあそれなりなんだけど、考えてみたら高々ピアノの習い事なわけで、べつにみんなプロの演奏家をめざしているわけではない。
客席にはクラシック音楽なんかまるで興味のないような爺ちゃん婆ちゃんも来ていて、孫のハレ舞台を見るのをたのしみにしている。
ならば、わざわざ敷居を高くしないで、ワイワイ言いながらかわいい子や孫の姿を見る場所をつくるのもいいのかもしれない。



第2部が人数の関係ですこし早くおわったので、第3部がはじまるのを待っていると、「コーヒーはいかがですか?」と食べものを準備している人がもってきてくれた。
どうやらこの人たちはボランティアで運営を手伝っている保護者のようだ。
こんなほっこりする音楽会があってもいいだろう。

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