午後からの仕事を大急ぎで片付けスタジオへ向かう。
6時まえに到着すると、モデルをお願いしていたAさんとアシスタントのIさんはもう来ていた。
機材を運び込み、さっそく準備にかかる。
すでに頭の中で何度もシミュレートしているのでライトの位置に迷いはない。
問題は定常光とのバランスだ。
メインライトに目の細かいグリッドを入れ、斜め45度くらいから顔を狙う。
フィルインはバンクライトを左サイドから入れ、右サイドはバウンスボードで受ける。
バックは成り行きで、ライトはとくになし。
なんともシンプルなライティングだ。
舞台照明のピンライトみたいな感じをイメージしている。
動感を出すためにシャッタースピードをやや遅くする。
このときモデリングライトが普通のハロゲン球だとストロボ光との色温度が合わないので色が濁ってしまう。
なので私はブルーコーティングされたハロゲン球を使っている。
厳密に測ると多少の温度差はあるだろうが、問題になるレベルではないと思う。
撮影は考えてたとおりに進んだが、どうも乗り切れなかった。
あっという間に予定時刻となり、ピークに達しないまま終了。
予想を超えてもっと意外なものが写ってほしかったけど、いかんせん時間が足りない。
またの機会にリベンジしたい。