Happyday of LUCKY

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M8のRAWとJPEGの大きな差

2010年08月05日 | Camera


来週末からのネパール旅行に備えて、米ドルが安いうちに買っておこうと思い、ゆうちょ銀行へ行く。
現地ではカードが使えない場所が多いらしいので、とりあえず日本円と米ドルを少しずつ持っていく。
きのうTVで1ドル85円だったのに、きょうの換金レートは88.37円だ。
「ずいぶん安くなってるね」と係の人に聞くと、ゆうちょ銀行独自でレートを決めているとか。
どこでもそうか。
金種を1ドル紙幣ばかりで頼んだら、在庫が95枚しかないという。
しかたないので5ドルと10ドルも混ぜてもらう。


JPEG撮って出しの絵

ジムへ行く道すがらM8でスナップ。
きょうはRAWとJPEGとの同時撮りで、どれくらいの違いがあるのか、比べてみようと思う。
露出は絞り優先のオートとAEロックの併用だ。
結果は見てのとおり。
JPEGの撮って出し(上の画像)は反射光式露出計の特徴をそのまま反映して、明るい空をフレームに入れると1EVほどアンダーになる。
一方、RAWデータをフォトショで開くと、自動現像されて一番上の画像のように適正な明るさになる。
同時に色かぶりも自動補正されるから、ヌケのいいすっきりとした色になっている。


RAWデータをフォトショで自動現像


JPEG撮って出し

赤い垂れ幕を見ると、色味もかなり変わっていることがわかる。
RAW現像した方が赤色が飽和しているように見えるが、情報を調べてみるとそうではない。
じつはJPEGの方がマゼンタ・イエローが飽和していて、その補色である緑色の情報がゼロになっていた。
この色の偏りについてはM8のクセなのかどうか、もっと撮ってみないとよくわからない。
いずれにしてもRAW現像した絵の方が見た目に近い色を再現できている。


RAWデータをフォトショで自動現像


JPEG撮って出し

こちらもJPEGは白色に影響されてややアンダーに写っているが、RAWでは白い衣装が飛ばない範囲でうまく質感を出して現像されている。
ためしにJPEGのデータをトーンカーブで明るく補正し、上の絵に近づけてみた。
すると白の衣装は同じ感じになるのだが、ひだり奥の影の部分が沈んだままで明るくならない。
無理やりトーンカーブでシャドー部を持ち上げても、RAWのようなディティールはでてこない。
つまりM8のRAW撮りは相当に広いダイナミックレンジのデータが記録され、フォトショでの現像によってJPEGの絵よりもかなり広い範囲が再現されるようだ。
先日のモノクロに変換した画像で、シャドー部がつぶれないでよく粘ると感じたのはこういうことだったのか。
これってM8がすごいのか、フォトショがすごいのか。

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