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・・・⛄ 冬がやってきました ⛄・・・

思親山(山梨百名山)

2013年01月14日 | 山梨県の山

思親山(1013m)を歩いてきました。

1月13日(日)毎旅ツアーを利用、TDはT村さんとM田さんの2名です。

思親山は富士山の展望地、天候は晴れ、気温は高めの予報、期待は膨らみます。

  :鮎沢PA

  :マイクロバス

林道深くまで入るため、マイクロバス使用。定員一杯できつかった。

思親山(ししんざん)とはロマンチックな名前、こんな由来がありました。

  日蓮宗の宗祖、日蓮聖人が晩年(53歳)で身延山を寄進され、身延山久遠寺を開山します。

  (日蓮宗=法華宗は、32歳で房州(千葉県)清澄寺で開宗、初説法を行っている)

  この峰越しに、故郷房州の父母を偲んだという伝説から命名されたと伝えられている。

   鎌倉時代の話だが、ここから千葉県が見えたのだろうか?せいぜい見えても伊豆半島。

  沼津あたりを見て偲んだということか?日蓮聖人は、久遠寺開山後7年で常陸の国で没して

  いる。享年61歳(満60歳)の生涯だった。

   (現実はともかく”伝説は伝説”として残したほうがいいだろう)

  東名富士川インター =(富士川街道) JR身延線井出駅 =源立寺 =林道出合(510m地点)

     :登山口

11:03 林道出合の登山口へ。

 通常の登山者は、井出駅から林道を歩き、ここまで歩いてくる。(約8.2km、3時間弱の歩程)

 我々は約5kmマイクロバスでカバーしたので、登り3.2kmの楽々登山になる。  

   :杉林

杉の植林帯を歩く、登りの80%はこの登山道。「恩賜林」らしい。

気温は富士川街道で5℃の表示があったからここでは2~3℃くらいか?

歩くのにはちょうどいいコンディションだ。

   :内舟分岐

最初の休憩場所、内舟(うつぶね)駅への分岐。

  :宗教的痕跡1

思親山の宗教的痕跡を探して歩いた。

登りはこの1ヶ所、朽ちてはいるが、「南無妙法蓮華経」と読める。

  :距離標示板

200m毎にこの標示板が設置されている。

  :木洩れ日が

展望はない。右が富士山、左が南アルプス方向になるが。

  :大嶺平から

カタクリの群生地である「大嶺平」から七面山(1982m=ガレている)展望。

   :最後の登り

   :山頂

13:03~13:30 山頂です、誰~~~もいません。

         

クリックすると大きくなります)

  :崎陽軒の弁当

今日の昼食は、崎陽軒の季節弁当”冬”をウーロン茶でいただきました。

  :北西側の展望

北西側の展望、八鉱嶺(1918m)右側か?

  :北側の展望

南アルプスの山、間ノ岳(3189m)か農鳥岳(3026m)か?

  :佐野峠へ

昼食も食べ、富士山も撮った、佐野峠へ下ります。

北側なので、霜柱が、落ち葉に隠れて、おまけに木の階段で滑る。

  :佐野峠

14:10 佐野峠が下に見えてきた、マイクロバスも駐車している。

待ち合わせ場所は佐野峠ではなく、つづら折の林道を下った場所。

ドライバーさんが、ここまで登ってきてくれたのだ。 

   :宗教的痕跡②

「南無妙法蓮華経」の字がはっきり見える、時代物だ。

日蓮宗の痕跡は残っていた、日蓮さんも登ってきたのだろう。

  :佐野峠から

左奥の稜線は天子ケ岳(1330m)か?

   :道の駅冨沢

帰りも道の駅「とみさわ」に寄った、タケノコがシンボルになっていた。

南部町では4月下旬「たけのこまつり」が開催され、生タケノコの直売や、たけのこ御飯の

販売が行われるとか。

   :白鳥山(車窓)

   :篠井山

近くにある山梨百名山、白鳥山(568m=最も低い)と篠井山(1394m)です。

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富士山(呼称と別称)

  富士山の名称は、一般的に地形・信仰などによるものだけでなく、日本第一の

  高度をもち、形態・姿からみても美しい事から日本の山の代名詞的存在でもある。

  したがって故郷の山に「〇〇富士」の名称をつけることは故郷意識の表れだろう。

   したがって、富士山の呼称は歴史的にも変遷があり、高頭式「日本三獄志」には

  36種類の別称が記載されている。

  不二山,布士山,不尽山,不時山,藤獄(ふじか),鳴沢高根(なるさわたかね),常盤山

  二十山(はたちやま),塵山(ちりやま),三重(みえ)山,新山(にいやま),見出山(みだしやま)

  三上(みかみ)山,神路(かみじ)山,羽衣山,乙女小山(おとめこやま),東山(あずまやま)

  竹取山,国深(くにのふか)山,鳥子(とりのこ)山,芙蓉峰(ふようみね),八葉嶽(はちようだけ)

  和合山(わごうさん),御影山,影向山(ようごさん),仙人山,七宝山,四面山,養老山,妙高山

  吹風穴山(ふくかぜあなやま),恋中山,高士山(たかしやま),時不知山(ときしらずやま),穀聚山

  四季鳴山(しきのなるやま)・・・。 

  富士山のみの呼称は19山あり、別称ないし副称的に富士の呼称が入っているものは300を超える

  といわれ,このうち地形図上に「〇〇富士」として記載されているもには57山で,ほかは地域での

  別称または愛称になる。 全都道府県に存在する。   

   富士山の山名由来については諸説が氾濫?しており、必ずしも確定していない。 

                                          (日本山名辞典:富士山より)

   さすが日本一の山ですね。

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             行程:標高差500m,約5km、歩行時間2時間30分

           東名富士川インター =11:03 林道出合(510m地点) ⇒11:55 大嶺平

            (カタクリ群生地) ⇒13:05~13:30 思親山頂 ⇒14:10 佐野峠 

            =道の駅とみさわ =第2東名新清水インター =新宿駅

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