5月5~6日、1泊2日でM旅行主催「笠丸山・諏訪山=西上州」へ行ってきました。
M旅行のパンフレットから2山を紹介すると、
”西上州でも最奥に位置する寂峰「諏訪山」、山頂手前に岩峰三笠山を従える秀峰。
(関東百名山・日本百名山)笠丸山はヒカゲツツジ等、ツツジ類の花どきです。”
新宿を8:30に発ち、登山口である上野村住居附(すもうずく)に12:00に着いた。
バスで昼食をとり、12:25
晴天の中
スタート、
桜も満開だ。
:そろそろ
更新か?
沢沿いの道を登っていく。
今日は明日(諏訪山)への足慣らし、標高差360m、2時間の行程だ。
落葉樹の樹林帯、植生も豊かだ。
二輪草の皆さんです。(クリックすると大きくなります)
:ハシリドコロ :ネコノメソウ :エンゴサク :シロバナエンレイソウ
:総勢26名
13:15 地蔵峠へ、大木の下に「地蔵」さんが。
樹も灌木に変わり、見通しがよくなり、山頂も姿を現す。
岩が出てきた、足元も滑る、頼っちゃいけない「トラロープ」も張られている。
:アカヤシオ :ヒカゲツツジ :ミツバツツジ
この急登を登るとヤセ尾根に、右へ行けば山頂(西峰)、ツツジの皆さんが迎えてくれた。
13:45 山頂、手製の標示板に三角点がある。
360度の眺望を御覧あれ(といっても実際には120度ぐらいかな・・・)
:二子山(奥の岩峰) :両神山 :諏訪山(右側) :八ヶ岳(稜線の奥)
奥秩父の盟主「両神山」をこの角度で見るのははじめてだ。
東峰に寄って祠に頭を下げ、来た道を戻る。
14:45 地蔵峠 ⇒ 15:15 住居附登山口へ、
宿に入るのは時間が早いので、ここ上野村が誇る夢のリゾートエリア
「天空回廊:上野村スカイブリッジ」に寄った。
深山をまたぐ長さ225mの壮大なスケール吊り橋、高さも90mある。
施設維持協力費100円を払って往復できる。
:精進料理+
鹿・熊肉付き
16:00過ぎ、「民宿旅館不二野家」に入る。
山の幸タップリの豪華
夕食に舌鼓をうち、21:00就寝。
(行程:標高差360m、約4km、3時間弱)
12:25 住居附 ⇒13:15 地蔵峠 13:45~14:00 笠丸山山頂
14:45 地蔵峠 ⇒15:15 住居附 ===民宿旅館不二野家
*************** 諏訪山に続く
朝、屋根を叩く
雨の音で目が覚めた。
5:30 バイキングの朝食、6:15 登山口に向かうバスに乗る、
雨は上がっていた。
:神流川を渡る
6:40 浜平登山口でバスを降りる、雨が降ってきた、アップもせずに登頂開始!
「湯ノ沢」と呼ばれる登山道、”名なしの滝”がいくつもある、趣のある道だ。
花は少ない、ハシリドコロが目立つ。
8:25 湯ノ沢ノ頭へ、小雨が断続的に降っている。
:楢原(下山道)への分岐
樹林越しに、諏訪山が姿を見せる。(まだ・・・・遠い)
アップ
ダウンのある尾根道を行く、新緑にミツバツツジが映える。
9:10 避難小屋に、ここから急な登りに。
アカヤシオが咲いている(造花みたい)、シャクナゲも出てきた。
花どころか、花芽もない、外れ年か?(登山口の民家では咲いていたが)
10:00ヤセ尾根、
アルミの梯子、
鎖場を越えて、三笠山(下ヤツウチグラ)へ
:
祠は閉まっていた
雨が降ってきた、リュックをデポし、山頂へ向かう。
:片道1時間の距離
いくつかのピークを越え、トラバースして・・・
10:40 諏訪山頂、眺望は灌木に遮られない。
関東百名山と日本三百名山を完登したTさん(親子で参加=元気な高期高齢者)
が感無量の面持ちで写真を撮っていた。
空は暗く、雷鳴も聞こえるので、トットト下山。
雷雨(ヒョウが降った)に襲われ、
雷鳴に追われながら、11:50 三笠山に戻る。
先ほどの雷雨が嘘のように、日差し戻るなか遅い
昼食。
西風が吹いているので、
急ぎ三笠山を後にする。
:帳付山方面
13:10 湯ノ沢ノ頭、ここから楢原登山口へ下る。
落ち葉が堆積し、踏み跡もない登山道で「ブナの芽」と遭遇?しました。
沢沿いの下山道で出会った数少ない花たちでした。
:名なしの滝
最後に出会った”名なしの滝”落差は10m程度。
14:20 楢原登山口に”無事”下山。
宿の主人に林道終点まで、マイクロバスで送ってもらい、「しおじの湯」で
汗を流し、帰途に着いた。
雨・晴れ・雷雨・雹(ヒヨウ)・強風と全てを1日で体験できた、記憶に残る「諏訪山」だった。
(行程:標高差855m、約9.5km、7時間40分)
6:40 浜平登山口 ⇒8:25 湯ノ沢ノ頭 ⇒9:10 避難小屋 ⇒10:00 三笠山
10:40~10:55 諏訪山頂 ⇒11:50~12:25三笠山(昼食) ⇒15:10 湯ノ沢ノ頭
14:20 楢原登山口 =14:50~16:00 しおじの湯 =19:30新宿
:三笠山は「下ヤツウチグラ」、諏訪山は「上ヤツウチグラ」とも呼んでいる。
三笠山は木曽御嶽信仰の主神の一つである三笠山刀利天(みかさやまとりてん)を祀る祠がある。
祠の中には、三笠山刀利天、虎王山毘沙門天、諏訪山不動明王と記された木札が祀られている。
:上野村には変わった地名が多い。「乙父=おっち」「乙母=おとも」等だ。少し調べてみた。
*乙父は南北朝期(永徳2年)に「越智」で見え、江戸時代に「乙父」と記された。
「ヲナ(遠)」の意味で、山中の離れた土地を意味する。
*乙母は「小共村」で見え、江戸期に「乙母」と記された。
「御供」の意味で、八幡社へ供える料田の地をいう。
江戸時代にはここまで”お上”の手が伸びたということか。
【出典:日本地名辞典(新人物往来社)】
:「諏訪山」は日本三百名山ということもあり、京都から遠征してきた先輩2人と親しく
接していただいた。0さん、Yさん、またの再会を期待して・・・ありがとうございました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます