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・・・🌺 春はそこまで 🌺・・・

笠丸山・諏訪山

2012年05月08日 | 関東百名山

5月5~6日、1泊2日でM旅行主催「笠丸山・諏訪山=西上州」へ行ってきました。

M旅行のパンフレットから2山を紹介すると、

”西上州でも最奥に位置する寂峰「諏訪山」、山頂手前に岩峰三笠山を従える秀峰。

(関東百名山・日本百名山)笠丸山はヒカゲツツジ等、ツツジ類の花どきです。”

 新宿を8:30に発ち、登山口である上野村住居附(すもうずく)に12:00に着いた。

  

バスで昼食をとり、12:25晴天の中スタート、桜も満開だ。

  :そろそろ更新か?

沢沿いの道を登っていく。

今日は明日(諏訪山)への足慣らし、標高差360m、2時間の行程だ。

落葉樹の樹林帯、植生も豊かだ。

    

二輪草の皆さんです。(クリックすると大きくなります)

      

:ハシリドコロ       :ネコノメソウ        :エンゴサク        :シロバナエンレイソウ

  :総勢26名

   

13:15 地蔵峠へ、大木の下に「地蔵」さんが。

  

樹も灌木に変わり、見通しがよくなり、山頂も姿を現す。

岩が出てきた、足元も滑る、頼っちゃいけない「トラロープ」も張られている。

      

:アカヤシオ        :ヒカゲツツジ                       :ミツバツツジ

この急登を登るとヤセ尾根に、右へ行けば山頂(西峰)、ツツジの皆さんが迎えてくれた。

  

13:45 山頂、手製の標示板に三角点がある。

360度の眺望を御覧あれ(といっても実際には120度ぐらいかな・・・)

        

:二子山(奥の岩峰)   :両神山          :諏訪山(右側)      :八ヶ岳(稜線の奥)

奥秩父の盟主「両神山」をこの角度で見るのははじめてだ。

東峰に寄って祠に頭を下げ、来た道を戻る。

14:45 地蔵峠 ⇒ 15:15 住居附登山口へ、

    

宿に入るのは時間が早いので、ここ上野村が誇る夢のリゾートエリア

「天空回廊:上野村スカイブリッジ」に寄った。

深山をまたぐ長さ225mの壮大なスケール吊り橋、高さも90mある。

施設維持協力費100円を払って往復できる。

 :精進料理+鹿・熊肉付き

16:00過ぎ、「民宿旅館不二野家」に入る。

山の幸タップリの豪華夕食に舌鼓をうち、21:00就寝。

    (行程:標高差360m、約4km、3時間弱)

      12:25 住居附 ⇒13:15 地蔵峠 13:45~14:00 笠丸山山頂

      14:45 地蔵峠 ⇒15:15 住居附 ===民宿旅館不二野家

*************** 諏訪山に続く

 朝、屋根を叩く雨の音で目が覚めた。

5:30 バイキングの朝食、6:15 登山口に向かうバスに乗る、雨は上がっていた。

  :神流川を渡る

6:40 浜平登山口でバスを降りる、雨が降ってきた、アップもせずに登頂開始!

      

    :距離が細かく記載された標識

「湯ノ沢」と呼ばれる登山道、”名なしの滝”がいくつもある、趣のある道だ。

花は少ない、ハシリドコロが目立つ。

    

8:25 湯ノ沢ノ頭へ、小雨が断続的に降っている。

  :楢原(下山道)への分岐

樹林越しに、諏訪山が姿を見せる。(まだ・・・・遠い)

       :ミツバツツジ

アップダウンのある尾根道を行く、新緑にミツバツツジが映える。

 

9:10 避難小屋に、ここから急な登りに。

     

アカヤシオが咲いている(造花みたい)、シャクナゲも出てきた。

花どころか、花芽もない、外れ年か?(登山口の民家では咲いていたが)

      :三笠山   

10:00ヤセ尾根、アルミの梯子、鎖場を越えて、三笠山(下ヤツウチグラ)へ

  :祠は閉まっていた

雨が降ってきた、リュックをデポし、山頂へ向かう。

  :片道1時間の距離

いくつかのピークを越え、トラバースして・・・

10:40 諏訪山頂、眺望は灌木に遮られない。

関東百名山と日本三百名山を完登したTさん(親子で参加=元気な高期高齢者)

が感無量の面持ちで写真を撮っていた。

空は暗く、雷鳴も聞こえるので、トットト下山。

         

雷雨(ヒョウが降った)に襲われ、雷鳴に追われながら、11:50 三笠山に戻る。

先ほどの雷雨が嘘のように、日差し戻るなか遅い昼食。

西風が吹いているので、急ぎ三笠山を後にする。

  :帳付山方面

13:10 湯ノ沢ノ頭、ここから楢原登山口へ下る。

     :ブナの芽

落ち葉が堆積し、踏み跡もない登山道で「ブナの芽」と遭遇?しました。

     :ヒトリシズカ

     :エイザンスミレ   :ヤマワサビ

沢沿いの下山道で出会った数少ない花たちでした。

  :名なしの滝

最後に出会った”名なしの滝”落差は10m程度。

14:20 楢原登山口に”無事”下山。

宿の主人に林道終点まで、マイクロバスで送ってもらい、「しおじの湯」で

汗を流し、帰途に着いた。

雨・晴れ・雷雨・雹(ヒヨウ)・強風と全てを1日で体験できた、記憶に残る「諏訪山」だった。

 

   (行程:標高差855m、約9.5km、7時間40分)

     6:40 浜平登山口 ⇒8:25 湯ノ沢ノ頭 ⇒9:10 避難小屋 ⇒10:00 三笠山

    10:40~10:55 諏訪山頂 ⇒11:50~12:25三笠山(昼食) ⇒15:10 湯ノ沢ノ頭

    14:20 楢原登山口 =14:50~16:00 しおじの湯 =19:30新宿   

 :三笠山は「下ヤツウチグラ」、諏訪山は「上ヤツウチグラ」とも呼んでいる。

   三笠山は木曽御嶽信仰の主神の一つである三笠山刀利天(みかさやまとりてん)を祀る祠がある。 

   祠の中には、三笠山刀利天、虎王山毘沙門天、諏訪山不動明王と記された木札が祀られている。

 :上野村には変わった地名が多い。「乙父=おっち」「乙母=おとも」等だ。少し調べてみた。

   *乙父は南北朝期(永徳2年)に「越智」で見え、江戸時代に「乙父」と記された。

    「ヲナ(遠)」の意味で、山中の離れた土地を意味する。

   *乙母は「小共村」で見え、江戸期に「乙母」と記された。

    「御供」の意味で、八幡社へ供える料田の地をいう。

    江戸時代にはここまで”お上”の手が伸びたということか。

                                【出典:日本地名辞典(新人物往来社)】 

 :「諏訪山」は日本三百名山ということもあり、京都から遠征してきた先輩2人と親しく

     接していただいた。0さん、Yさん、またの再会を期待して・・・ありがとうございました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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