Chris's monologue

二匹+ONE?のクマンズとChris(謎の生命体)の怠惰な生活

札所12番仏道山野坂寺

2011-07-31 07:50:36 | 秩父三十四ヶ所観音霊場巡礼のようなもの

すごい彫り物よね。
今回は真面目にやるわよ。

ずっと真面目にやってくれ。

だってこの蓮寺、とってもステキなんですもの。ウフフ。

勝手に寺の名前変えるんじゃない!

 
ほら、ステキでしょ。
やっぱ蓮寺ね。
 
*秩父札所12番寺の桜並木の参道の正面100mほど前方に城門を思わせる黒塗りの楼門が見えます。明治末期の火災で寺は焼失してしまったが、幸いに山門だけは残りました。入母屋二重垂木の八脚門で、左右に火灯窓(花頭窓)を配し、自然木の丸太を柱として上層・橡・勾欄をまわした簡潔で重厚なところは禅寺に似つかわしい風格を保つ。楼上には阿弥陀・釈迦像・十三仏像が安置され、階下両脇には十王をまつっております。秩父札所12番の本堂は六間四面で、内陣にまつられている本尊は、一木造りの藤原時代の作と言われている聖観世音で、優しい顔立ちをした豊麗な美人を思わせるような立像であります。昔、甲斐の国の絹商人がここを通りかかったとき、山賊に襲われもはや叶わぬ命と一心に南無観世音を唱え続けた。すると肌のお守りが光明雷のごとく輝き、賊どもは眼を射られて逃げ去った。観音の功徳に感泣、後にこの地に堂宇を建て、観世音を勧請してまつったのが秩父札所12番寺の草創だと言われております。

 
ね、ステキでしょ?

って、怖えーよ!
 
*秩父札所12番寺山門の正面のあずかり観音は苦しみをあずかるといいます。右側:怒り、腹立ちを観音様にあずけて平常心にもどりましょう。中央:病い痛みを観音様にあずけて楽しい毎日を過ごしましょう。左側:煩い悩みを観音様にあずけて安らぎの心にもどりましょう。

クマル、いっぱいあずけてきちゃったぁヾ(*≧∀≦*)ノ
 
いいでしょ、ここ。

観音さまとツーショット。
この観音さまの右手から出ている清水は、裏山に湧いている水を引いてるんだって。年間涸れることのない水。念彼観音力だわぁ。
写真には写ってないけど、この水を溜めとく石は、観音さまの左手の形をしているので必見よ。

蓮寺、すばらし杉!

あの三体、全部竹細工よ。
芸術だわぁ。

仏道山野坂寺
秩父市野坂町2-12-25
0494-22-1608



札所11番南石山常楽寺

2011-07-31 07:35:00 | 秩父三十四ヶ所観音霊場巡礼のようなもの

長かった横瀬町の巡礼(札所5番~10番)も終り、今回からは別な町に移ります。

熊木町。
なんかワクワクする町よね。

全然。


*秩父札所11番寺は山の中腹にあって秩父の市街地が一望できます。秩父札所11番の記録によると、昔は観音堂、仁王門、庫裏など堂々とした伽藍のある寺であったと言うが、1878年(明治11年)の秩父の大火で不幸にも類焼して、一切が烏有に帰したのだといいます。その後、1897年(明治30年)に建てられたのが現在の観音堂で、三間四面、流れ向拝付き方形建築。本尊は3尺(90.9cm)ほどの立像の十一面観音で、他に行基作といわれる釈迦如来像もかざる。1920年(大正9年)4月、秩父を訪れた若山牧水が、「秩父町出はづれ来れば機をりの 歌声つづく古りし家並に」と詠んだのは、秩父札所11番寺の常楽寺前の坂道でのことです。この寺を開いた門海上人は、仁王門を造りたいと念願し、いよいよ工事が始まりました。すると重い病気になってしまいました。或夜金剛神が現れて、上人の手をとって床から引き起こしてくれました。これからめきめきよくなって、無事に仁王門が完成したといいます。


南石山常楽寺
秩父市熊木町坂氷43
0494-22-2190

おいコラ、ちょっと待て!そンだけかよ?そこにはわたしの守り本尊、普賢菩薩さまが祭られてあるんだぞ。雑に扱うんじゃない!