
いいんだもん。ぼくには奥の手熊の手があるんだもん



『太田和彦の百名居酒屋』で紹介された“企久太”が満席。
予約を入れていかなかったぼくがわるいんだけど、それにしてもこんな人気店だったとは……

茅ヶ崎の地酒「天青」で、しこ鰯の薬味和えを食べたかったなぁ

今度は予約して来ようっと


ということで奥の手です。
昼ごはん食べてた時点で来たかった“野菊”再び

あれれ、どうしておばあちゃんひとりなの?
だって、前はおばあちゃんふたりだったよね?
【野菊(鎌倉“最終回”)@Chris's monologue】←そう書いてあるよ
といっても、この↑記事はいまから6年前。ひょっとして……

おそるおそる訊いてみると、姉は現在御歳90歳とのこと。
いまも元気にしているんだけど、もう店には立てないみたい

そりゃそうだ。フツーなら、とっくに現役引退、リタイヤが当然の年だもん。
妹さんのほうにしたって、84歳。
そっか、あンときは、まだ70代だったのかぁ。

店は変わらずとも時代が動いていることに、いまさらながら気づかされました。
額に飾ってある古い鎌倉駅も、現在改装中で、その面影を見ることができません。

こういう店こそ、ほんとうの鎌倉を知っている店なんです。
観光客相手の店じゃないからね。
といってもほぼ観光客的クマとしては、

しらすを食べなければならない。
なんといっても、ここは湘南ですから。
どうです、このプリップリの身。
湘南ならではのご馳走。
これはビールなど飲んでる場合ではありません。
天青などなくていい。

菊正宗があれば

どうです、

この徳利。まさにキクマサのためにあるような徳利でしょ?
高級地酒よりも、キクマサです、本物の鎌倉では



アコウダイを焼いてもらいました。
これが燗

華やかな小町通りを、ちょっと入ったところに、

こんな建物があるのは、まるで奇跡の様。
あ、あんな場所(“野菊”の2階)で占いなんかやってる。
“マジカルアーマ”よりも怪しすぎ!
いいなぁ、やっぱ野菊はいいなぁ。
野菊といえば、野菊の墓。
でも、ここの野菊には、

野菊の熊がいました。
【チャイロ系的散歩もの(車熊次郎編/その2)@Chris's monologue】←野菊の墓(前編)
【チャイロ系的散歩もの(車熊次郎編/その3)@Chris's monologue】←野菊の墓(後編)
そして“野菊”といって忘れてはならないもの。
それが、

ばあちゃんの漬けたお新香。
これが食べたかった。
6年前と変わらない旨さ! そして感動。

いつまでつづけられるかわからないけど、出来る限り店をやっていきたい。
そうおっしゃった野菊の女将84歳。
スーパーおばあちゃん。
もしかしたら来年にはエベレストに登頂してしまうかも。
次回はゼヒまたあの豚汁をごちそうになりたいです。
その日まで、どうかお元気でm(_ _)m

【くりす的全国名酒場紀行@野菊】←お店の詳細
