青龍寺 ;奈良市藺生(イウ)町276
(真言宗古義派 高野山正智院末) 「青龍寺」 開基年代などについては不詳
藺生城主藤井氏の菩提寺であったとも伝えられる 本尊;木造阿弥陀如来木像
観音堂に木造十一面観音が安置される
頂
宝篋印塔(旧 村指定文化財、鎌倉後期
地蔵堂
左
右
庚申堂
庚申堂の中の青面金剛像
宝篋印塔 鎌倉後期 内部に宝篋印陀羅尼経を納めたことに由来する塔。しかし、実際にこれを納めた例は少なく、鎌倉時代以降盛んに作られた石造塔では、多くが供養塔や墓塔として立てられた。青龍寺の宝篋印塔は、基壇を有する大型の塔。塔全体がよく残っており、塔身各面には金剛界四仏を表す種子が深く刻まれ、頂上の相輪部も
省略せずに各部が丁寧に作られている。また基壇南側に納骨孔とおぼしき孔があり、この塔は供養塔として造立されたと考えられる。大和高原に残る宝篋印塔のなかでも
優れた作風を示す優品です。奈良市教育委員会』