週一寺社めぐり

原則として週一回 神社仏閣を訪れる

向原寺 2011.01.08 Archives

2020年08月16日 | 神社仏閣

 向原寺 奈良県高市郡明日香村豊浦630
この寺の起源伝承は古く、6世紀の仏教伝来の頃までさかのぼる。『日本書紀』は(552)、百済の聖明王が初めて我が国に仏像、仏典をもたらしたとき、蘇我稲目は仏像を譲り受け、向原の家を浄めて寺としたという。『向原寺縁起』はこの向原の寺が向原寺の起こり、としている。

本堂

文様石

内陣

金銅菩薩立像 昭和49年(1974)9月上旬、寺宝として本堂の内陣に祀られていた金銅製観音菩薩立像が、厨子と共に忽然と姿を消した
2010.9月実に36年ぶりに発見され、無事に向原寺に戻った

 

収蔵庫薬師堂

向原寺は、推古天皇の豊浦宮の跡地に建つ寺院としても知られている。 (592)12月8日、豊御食炊屋姫がこの地に豊浦宮を営み、推古天皇として即位した。

難波池 仏教伝来時、蘇我稲目が百済からの渡来仏を向原寺の前身の寺で祀ったら天然痘が流行した。そのため、廃仏派は病気の流行は蕃神を祀ったせいだとして、寺を焼き仏を”難波の堀江”に捨てた。この地方では、難波池がその難波の堀江であると言い伝えられてきた

 

コメント (2)
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