ダウン症のムスメと母のマイペースな日常

ダウン症のムスメとの日々を中心に、いろいろ書いてます。最近はキャンプ備忘録のようにもなっているとかいないとか・・・

切なかったけれど・・・

2016年10月24日 | 育児
ムスメはバレエに通っています。
とても楽しんで通っていて、「行きたくない。」と言った事がありません。
11月に発表会があり、それに向けて週二回通って練習をしています。
先生も好意的で、

「発表会出れそうでしょうか?」と聞くと、

「さぁーっと通り抜けるだけでもいいから出させてあげましょうよ。」

っと言ってくださり、その気になって頑張っていました。
っが、先日バレエの先生から電話がかかってきました。

「先生同士でいろいろ話したんだけど、体力的に難しいかもしれない。」

とのことでした。

確かに体力は他のこと比べても全然ないのは事実です。
自分の出番以外はごろごろしちゃっているらしいです。
待っている間の体力も気持ちも維持できないのでしょう。

一生懸命頑張っているのに発表会は出れないのかぁ。
私が付き添ってでも、ちょっとでも出させてもらえないかなぁ。
でも先生が無理だって言ってるのに迷惑かなぁ。

先生方がよく話し合ってくださって連絡してくれたのも感じてありがたい気持ちと
でも出られないという事実と、いろいろ感情が入り混じって涙があふれてしまいました。

一生懸命練習しているムスメになんと伝えようかと考えるとこれまた
切なくて、切なくて。でもこれが現実なんだ、受け入れなくてはという思いもあり、
考えれば考えるほど涙が出てきました。

でも、そもそもバレエを始めたのってどうしてだったっけ?と考えてみました。
保育園以外の社会でも自立心を養ってほしい。
体力をつけてほしい。
そして何よりも楽しんでほしい。
この3つくらいで、発表会に出るかどうかはまったく重要じゃなかったことに気がつきました。
この3つは出来ているじゃないか!とにもかくにもすごく楽しんでいるじゃないか!それでOKじゃないか!
急にそう思えました。

ムスメに伝えるのはちょっと言葉を選びましたが、
「練習してるけど、発表会は疲れちゃうからお休みしようね。」っと言うと
あっけないほど素直に
「うん!!」っと言っていました。

発表会が何たるかも分かっていなかったかもしれません。
目標に向かって頑張っているわけじゃなくて、ただただ楽しいからやっているだけのようです。

健常の子と同じことをすることが重要なことではないのだと改めて学びました。
ムスメにはムスメのペースがあり、楽しみ方があり、それだけで十分なのだと思うと、
なんであんなにショックで泣いてしまったのか、今となっては分からないくらい
私自身が割り切れるようになりました。
さすが、私、立ち直り早いわぁ。我ながら感心しました(笑)

今後も似たようなことはたくさん遭遇するかもしれません。
だけど、ひとつひとつ乗り越えて、ムスメもそして私自身も強くなっていくのでしょう。


人生を楽しむことが一番大切なことで、ほかと比べることがいかにナンセンスなことか思い知った出来事でした。


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