今日の朝日新聞の記事です。
ダウン症は短命だと言われていましたが、最近では寿命も伸びています。ただ、認知症になりやすかったり、ダウン症ならではの特性がある中でそのための医療が不足しているという記事でした。
たしかに、子供の頃は合併症があったりして病院通いをする子が多いですが、成長と共に元気になってくるとかかりつけ医がいないというケースも出てきているようです。やはり、いざと言う時のための相談窓口とは繋がり続けておきたいものです。
先日の研修でも、7割のダウン症の人が認知症になると話していましたし、大人になってからも心配な事は多そうです。
ただ私が心に残ったのは、その下にある「親の幸福度高め」という記事です。ダウン症の子の親の幸福度が高いと書いてありました。
色んな心配事がありながらも、ここだけはポジティブな内容で嬉しくなりました。
ダウン症児は天使の子なんて言われたりします。実際、全く天使の子ではありませんが、確かに幸せな子ではあります。「あの人嫌い」「あの子ムカつく」という風に人を悪く言う事はほとんどありません。自己肯定感も高く、与えられた環境で目一杯楽しめる才能を持っています。もちろん個人差はあると思いますが、私が知っているダウン症の人たちはみんなそんな感じです。
そしてそれを見ていると周りの人間も笑顔になるという事はよくあります。
親だけでなく周りの人達の幸福度も高めてくれる存在です。
記事の最後にこの調査は出生前診断を受けるカップルにダウン症の正確な情報を伝える目的があると書いてありました。
この幸せ感、伝わるといいなぁ。