テンプルグランディンという実在する動物学者の映画を観ました。テレビ映画らしいです。
彼女は自閉症をもち、4歳まで言葉を話さなかったようです。それが理解ある教師との出会いから、どんどん才能を伸ばし、大学へ進学、動物学者として成功しました。人間、出会いは大切ですね。いい出会いがあるとそこから人生がガラリと変わることがあります。
テンプルグランディンは生きづらさを持ちながらも、興味を持った事に対しては一途に、貪欲に追求します。そのエネルギーは凡人の私には想像も出来ないパワーです。特殊な才能も持っていて、その才能を発揮しまくります。
難関があるたびに、新しいドアを開いて行こう!と自身を鼓舞するシーンは、私自身も勇気づけられます。彼女は自分の目標のためなら、どんな事でも強い意志ではねのけて、前に進みます。
自閉症に対して今ほど認知されていなかった時代に、どれだけの苦労があったのだろうと想像しますが、彼女は決して負けないのです。
「私は人とは違うけれど、劣ってはいない。」
というスピーチは、自閉症の彼女の言葉ではありますが、我々、健常者と言われる人間にも響く言葉です。
ぜひ色んな人たちに観てもらいたい映画でした。