自慢できるラッキーはどのくらいだろうか。
一億当たったらこれはもう言えないと思う。
私たちの賃金を大きく超えすぎる額を当てたら、本人も戸惑うし、周りは働かなくていいね、と勝手に色々思うだろう。
わ~、よかったね~って言ってもらえるのはせいぜい自販機のもう一本あたり。
最近では運が落ちているのか年末の福引きも全て最下位で、ラッキーは期待しない。
その反対の聞いてほしいアンラッキーも、意外とない。
人間の日常って許容範囲狭いのかもしれない。
っつうか、言えない事ってあると思う。
言えたらもう悩みじゃないと常日頃思う。
一時期、大事な友人を立て続けにがんでなくした。
一緒にうちでご飯食べたりお茶飲んだりしていた仲良しだった。
親しい付き合いをしていた向いのおばさんもがんでなくなった。
わたしは我が家の床下に放射性物質でも埋まっているのではないかと本気で危惧した。
その後、また親しい大好きな友人にがんが見つかった。
続けてまた知人にばたばたがんが見つかった。
幸い、みな今では元気にそれなりの暮らしを営んでいる。
友人の立て続けのがんによる他界はわたしのトラウマになっている。
死の前日まであっていたこともあって、
また、幼い子を残しての死であったりして無念でならずたまらないのだ。
克服した友人たちにもあうのにしばらくの時間がかかった。
治療中はばい菌を持ち込む事がはばかられて電話しかしなかった。
引っ掻き回すのが心配と自分では思っていたが、怖かったのかもしれない、がんという病気が。
だんだんあちらに行ってしまう姿を見るのはもうまっぴらだったのかもしれない。
やはりがんは怖かったのだ。
がんがわかって、わたしはすぐに自分の病状をを伝えた。
最上級の暖かさで受け止めてくれて、本当に心強かった。
経験者は、一歩先を歩んでいる。乗り越えている。
そういう人がいてくれて、ありがたい。
一人抱えるのはつらい。
同じ思いをしている人と繋がっておれるのは勇気100倍。
入院してみると病棟は妙な気楽さがあった。
周囲はみな消化器のがん患者。
気楽に会話し合う。
若い人は真剣に勉強している。
「人参ジュースいいのよね」
「でも、おいしい?続きそう?」
「サプリだけよりいいでしょ」
「ストレスでなったよね~、いつなったかわかるもん、わたし」
会話がシュールに次から次に続く。
そしてみな、詩人なのだ。
本当にそうだと思えることを言う。
「がんになる人は頑張りすぎるんだよ。まずは自分の体にごめんなさいって言う事だよね」
本当にその通りだ。
「復帰を予測するのは希望的わがまましか言えないよね。いい加減な事言うと周りはあてにしちゃって振り回すことになるよね」
若いのに本当に素晴らしい、全く、御意。
「パジャマ、すっぴんの世界で言う事は偏ってるよね、世間では通じないよね」
はい、同感です。それを悩んでました。
がんになるとこんなに詩人になってしまうのか。同じ患者に対して。
ここだけ通じる世間とはちょっと共有で嫌いブラックを通り過ぎた世界があった。
わたしは助けられた。
がんフレンドはずっと今でもわたしの元気のもとであり続ける。
もちろんがんじゃない友達もいっぱい大事だけれどがんフレンドは病気を克服し合うパワーの源だと思う。
気楽に言えるってことが素晴らしい。
一億当たったらこれはもう言えないと思う。
私たちの賃金を大きく超えすぎる額を当てたら、本人も戸惑うし、周りは働かなくていいね、と勝手に色々思うだろう。
わ~、よかったね~って言ってもらえるのはせいぜい自販機のもう一本あたり。
最近では運が落ちているのか年末の福引きも全て最下位で、ラッキーは期待しない。
その反対の聞いてほしいアンラッキーも、意外とない。
人間の日常って許容範囲狭いのかもしれない。
っつうか、言えない事ってあると思う。
言えたらもう悩みじゃないと常日頃思う。
一時期、大事な友人を立て続けにがんでなくした。
一緒にうちでご飯食べたりお茶飲んだりしていた仲良しだった。
親しい付き合いをしていた向いのおばさんもがんでなくなった。
わたしは我が家の床下に放射性物質でも埋まっているのではないかと本気で危惧した。
その後、また親しい大好きな友人にがんが見つかった。
続けてまた知人にばたばたがんが見つかった。
幸い、みな今では元気にそれなりの暮らしを営んでいる。
友人の立て続けのがんによる他界はわたしのトラウマになっている。
死の前日まであっていたこともあって、
また、幼い子を残しての死であったりして無念でならずたまらないのだ。
克服した友人たちにもあうのにしばらくの時間がかかった。
治療中はばい菌を持ち込む事がはばかられて電話しかしなかった。
引っ掻き回すのが心配と自分では思っていたが、怖かったのかもしれない、がんという病気が。
だんだんあちらに行ってしまう姿を見るのはもうまっぴらだったのかもしれない。
やはりがんは怖かったのだ。
がんがわかって、わたしはすぐに自分の病状をを伝えた。
最上級の暖かさで受け止めてくれて、本当に心強かった。
経験者は、一歩先を歩んでいる。乗り越えている。
そういう人がいてくれて、ありがたい。
一人抱えるのはつらい。
同じ思いをしている人と繋がっておれるのは勇気100倍。
入院してみると病棟は妙な気楽さがあった。
周囲はみな消化器のがん患者。
気楽に会話し合う。
若い人は真剣に勉強している。
「人参ジュースいいのよね」
「でも、おいしい?続きそう?」
「サプリだけよりいいでしょ」
「ストレスでなったよね~、いつなったかわかるもん、わたし」
会話がシュールに次から次に続く。
そしてみな、詩人なのだ。
本当にそうだと思えることを言う。
「がんになる人は頑張りすぎるんだよ。まずは自分の体にごめんなさいって言う事だよね」
本当にその通りだ。
「復帰を予測するのは希望的わがまましか言えないよね。いい加減な事言うと周りはあてにしちゃって振り回すことになるよね」
若いのに本当に素晴らしい、全く、御意。
「パジャマ、すっぴんの世界で言う事は偏ってるよね、世間では通じないよね」
はい、同感です。それを悩んでました。
がんになるとこんなに詩人になってしまうのか。同じ患者に対して。
ここだけ通じる世間とはちょっと共有で嫌いブラックを通り過ぎた世界があった。
わたしは助けられた。
がんフレンドはずっと今でもわたしの元気のもとであり続ける。
もちろんがんじゃない友達もいっぱい大事だけれどがんフレンドは病気を克服し合うパワーの源だと思う。
気楽に言えるってことが素晴らしい。