がんになってもぽじぽじいこか

2012年6月食道がん発見、53歳でした。始めての体験で体当たりの治療とリハビリ。見つけたものも意外にあり!

術後ご飯Vo.1

2013-01-29 16:36:37 | 食養(食べてからだをつくる)
だんだん食べる量が増えてきた
最初の頃は赤ん坊程度の量をつつくしか出来なかった。
色々な食品の味見をするお毒味係か、味をチェックするシェフのよう。
食べるのがへたになって、つかえたり、戻したり、あわてての見込んでしまうと苦しくなったり、背中まで痛くなったりしていた。
4~5ヶ月で少しずつ、食べられるようになってきた。
まだまだ一人前は無理だが、魚一切れが全部食べられる。
スープはスープ皿は無理だが小さなシリアル皿ならいける。カップスープの量かな。
本当に最近、急に食べられるようになってきた。
食べにくさはまだあるが、以前に比べると飛躍的にいい、もちろんばらつきはあり、うっとなることもあるけど。
でも、改善されてきた。

病人食=お粥、白身魚という誤解
世間一般では食道がん手術後のひとはそうざらざらいないから、誤解がある。
よく家庭にいる病人は風邪や腹痛。
胃に負担をかけないお粥、梅干し、雑炊、脂のない魚の煮たもの。
そういうものを2~3日食べているとなおる。
短い期間ならカロリー、栄養価低くても、胃腸を休める事を優先してゆっくり寝て直す。
私たちとは一過性の風邪とは違う。
でもごっちゃにして考える傾向が周囲にはある。
老人用介護食をくれた人がいて大いに傷ついたことがある。
「舌でつぶせる」と書いてあるお粥、雑炊のレトルト。
わたし歯はあるんです、噛むのは人一倍、噛まないと飲み込めないんです。
こと、わたしの場合、ドロドロのすり餌は嫌いでえっとなりがち。
水分、油分のある噛める食品のほうが食べやすい。
ジャガイモならマッシュポテトより、フライドポテト。
お粥よりトーストした香ばしいパン。
好きだけど納豆は食べるのがすごく大変、で、逆流しやすかった。今でもだけど。
イカ納豆にして刺身のイカを混ぜたらよく噛んでも気持ち悪くならなかった。
自分の例は延々続くけど、ちょっと止めよう。
退院してきた時は嚥下は練習中だが、栄養はしっかり取らないといけない。
お粥と梅干し、蒸しカレイではますます痩せてしまう。
積極的に食べないと。
腸ろう、エンシュアの補助を受けている間にまともに食べるようにしていかないといけない。
時間はいくらかかかったって良いから、普通のおいしい食べ物を食べてなれていきたい。
おいしいものがいい、だと、食が進む。ですよ。

逆のハウツーものならあるけど
たくさん食べて肥らないためのダイエット本ならいっぱいあるけどねえ。
術後、2ヶ月わたしは最低体重をたたき出した。
157cm36kg
腕なんか難民の子どものように骨の形になってしまった。
太ももも、手が回る細さ、どこもかしこも筋肉不足。体脂肪は10%(タニタによれば)
げんなりせず、おいしいなあと食べ続ける事しかない。
それでもなかなか肥れない。
食べる量が少ないだけではなく、腸に流れてしまうので消化が良くないのだろう。
旬のものを楽しんで、がんばるしかない。
ほんと、食べるばかり、作って、食べて。大抵30~40分は食事に時間がかかる。
マンネリ化しないようにかわったものをいっぱい探してくるしかない。
調理方法を変えるとか。
今夜はカジキマグロソティーと、雑穀米少々と、なんと、大根の鶏ガラスープ煮。ポテトサラダ。
ほんの少しずつでも食べていると明日のわたしになる。
がんばるべ
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