がんになってもぽじぽじいこか

2012年6月食道がん発見、53歳でした。始めての体験で体当たりの治療とリハビリ。見つけたものも意外にあり!

がん細胞はブドウ糖がお好き(痩せてがんに気付く)

2013-01-08 17:50:04 | がん早期発見

おととい、感動した早春のチューリップの芽です。
タイムリーじゃないなあ。
おまけにこの作業の際、一旦書いたブログを消してしまうという初歩的ミスをしてしまった。
いいんです、そんなこともある(もうあってはいけないが)

昨日、アクセス数が急に増えた。
続けているからかな。
訪問者よりも倍近く閲覧数がある。
じっくり見てもらっているのだろう、嬉しいな。
頑張らなくちゃ。

でも万人にまあいいんじゃない、というように選んでしまいたくない。
多くの人に「なに、これ」といわれてもたった一人の心に響くほうが大事だ。
日頃の生活全般でもそう思っているので、まわりから変人と思われているかもしれない。
いや、おそらく確実に思われているだろう。
変人でどこが悪い、と居直るすべも知っているし。
人はそれぞれで、わたしの感動の中身までは人には伝わらなくても、感動している事だけは伝わるだろう。
選ばず、思った事に素直でありたい。

体重が急に減りだしてがんに気付く人がいた。
痩せて変だなと思ってもあとからがんだとわかって「ああそうか」と思うことの方が多いだろう。
その人は病院に行くがよくわからず、様子を見ようといわれたそうだ。
しかし食い下がって検査を頼み、あれこれ調べ、晴れて膵臓がんが見つかった。
「ほら、ぼくはがんだと言ってたじゃないか」といったそうだ。

そんな話を聞いていた矢先、わたしも痩せ始めた。
しかし、わたしは賢くなく、すぐに病院に行くことはなかった。

がんを否定するために言い訳をしているかのようだ。
以下、わたしの当時の言い訳。
「職場の検診を半年前に受けて異常はない」
「加齢と過労」
「食べるものには人一倍気を使っている」
「今忙しい、落ち着いたら医者にかかる」

大盛りご飯を食べても痩せる。
朝食をきちんと食べていても昼食前に腹が減って倒れそうになる。
手足はひょろっとなってスマートを通り越した細さになってしまった。
「ご飯ちゃんと食べているの?」といろんな人に聞かれた。
つかれてつかれてしんどかった。
帰宅するとちょっと横になって一眠りしてから夕飯を作る。
食道がんの嚥下障害も出始めた。
カボチャの煮物の一口めがつっかえる。
ためしてガッテンで、老人は嚥下が下手になり誤飲による肺炎に注意という特集があり、これも加齢として片付けてしまった。

幸い、娘がおかしいと気がついてがんが解った。
放置していれば2年と持たなかったんじゃないかとのこと。
見過ごしてはならない症状が出ていたのだがわたしは一人ならもっともっと悪くなるまで動かなかったかもしれない。

後に仕組みを知って納得する。
もっと早く知っておけば良かった。
がん細胞は非常にたくさんブドウ糖を食う。
効率の悪く、燃費恐ろしく良くなく食い荒らす。
それを利用したのがPET検査で、がんがブドウ糖に似た物質を間違えて摂取させ、見つける。
また、がん細胞は増殖に都合の良い酸性体質に変えようとする。
血液中のタンパク質も取り込んでしまう。

痩せるし、腹減るし、筋肉は落ちるし、疲れる。

食べても急に痩せたら、がんか、糖尿病の悪化をうたがって見るといいと思う。
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