がんになってもぽじぽじいこか

2012年6月食道がん発見、53歳でした。始めての体験で体当たりの治療とリハビリ。見つけたものも意外にあり!

やる気のない日、だるい日もままある

2013-01-11 16:21:13 | 心のリハビリ
だるいのである。
400mを全力で走ってきたかのように疲労がいっぱいだ。

今日のようにやる気が起きない日もままある。
どうしてなのだろうか。
性格的なものもあろうし、体力の低下によるものもあろう。

やれないね、こういう時は。努力するとむなしくなる。
掃除機なんかかけない。
洗濯物もたたまない。
でも、やりたい事だけはなぜか人間出来るもので、それだけやればいいや。
新年だから何か新しいことが出来るわけないし、
死ぬ気になったって変わる事などない。

こういう体調が多い中でちょっと感じていることがある。
妊娠、産後、感情が抑えられない事がよくあった。
激しい感情がワアッと湧いてくるのだ。
それをありあり思い出す。

そのころは不当な仕打ちなど受けようものなら怒りの感情が全身を支配し、攻撃的になった。
手が出てしまうし、涙も出てしまう。
自分がいやになるほど好戦的、小学生の頃に戻ったようだ。
同時にくさい作りのドラマなどでも自己同一化して思いがあふれてきて泣けてしまう。
涙腺がゆるくなる。
ホルモンの変化によるものなのか、環境の変化によるものなのか。
がん告知後、ややそれに似た感情の激しさを感じる事が、わたしの場合ある。
何なのだろう。
役所の窓口でたらい回しにされ、同じことを二度三度言わされただけで自分でも驚く程不機嫌になっている。
窓口の人が気を使って謝るくらい、むっとした顔をしていたのだろう。
かと思うと小さなメジロが樹の枝にとまっただけでかわいくてじ~んとなっている。
(メジロはうぐいす色で、うぐいす餅と同じくらい小さい)

感情の波の振幅が大きくなる。
体は思い描いたように動かない。
だとしたらがん患者、リハビリの患者はやっぱり大変だと思う。

まわりだって大変だよね。

疲れるとすぐ寝ちゃって、朝4時前に起きてしまって
「夜が長くて長くて」とこぼす年寄りが多かった。
歳を取ると寝る事で感情を消化するのだろうか。
(母が、病気ではないが昼寝ばかりして早く寝て明け方からごそごそする、心配!)
体内時計が狂うのも厄介で、本人はストレスだろう。

療養生活もだれだれ、さえない事も多々ある。

やっぱり、ほんの数ミリの「これやろう」がもてるか。
些細な環境設定に支えられるか。(メジロが来るのが見える窓があるとか)
気力だなあ、最後は。
気力は食べ物だなあ。

万人がおいしいと思う食べ物はないけど、体にいいものはあるんだと言った人がいる。
その考えで、いいものを探して食べ尽くしていこう。
幸い、食べる事はいやになっていない。

ずうずうしく、だらだらと、ニートな日々を克服していきましょう。へらへらして。
怒ったり、泣いたりしながら。
いやにならないで、みんなそうだとおもってまいりましょ。