がんになってもぽじぽじいこか

2012年6月食道がん発見、53歳でした。始めての体験で体当たりの治療とリハビリ。見つけたものも意外にあり!

チューリップとヒヤシンス芽を出しました、希望の春!

2013-01-06 17:23:12 | 早春
厳寒の日々が続く。
クリスマス寒波など名前が付けられ、いつもこの冬始まって以来の冷え込みと報じられている。
強風が続き、日本列島には等圧線が実にたくさんシマ模様を描いている。
植物はすごいといつも思う。
この寒さの中、球根たちは芽を出している。
個人的には脳内にドーパミンが溢れ出る嬉しさを感じる。
画像をアップしたかったがどうも巧くゆかぬ。いらっ。
じき、慣れて出来ると思う。

ちょうど5年前の冬、所用でヨーロッパに行った。
一人では寂しいので息子を強引に連れて行った。
氷点下の町並みに花屋があり、チューリップが売られていた。

痛い程の寒さの中、花屋に色とりどりのチューリップ。
灰色の空の下それはきれいだった。
「凍らないのかしら」というと息子
「不凍液をもっているの、多くの植物は。心配しなくていいの」だそうだ。

自己投影という事で、寒さの中の芽に希望をつなげる事にする。

チューリップなどは激寒を体験しないと発芽しない。
わたしのようなヤツかもしれない。

春を見つけた事は、とても嬉しい。
幼いこどもの頃のように嬉しくてたまらない。
この気持ちをあげたかったなあと、若いつまずきの中で絶望する者たちを思い浮かべる。
若い時は苦しい。
ああはなりたくないという大人への軽蔑があり、孤高な夢もある。
しかし、実現への糸口はなさ過ぎてギャップを行ったり来たりする。
なくなってしまった友もいる。
健康なのに、命を絶ってしまった。
がんになっても生きようというわたし。
この図太さを分かち合うことは出来ないのか。
嬉しいよ、芽が出て。
チューリップ、と声を出してみる。

届かないだろうか、植物一体化してでもいつでも生きていこうというどん欲さは。