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本棚荘の大家さんは言う。
「昔は本がお家賃だったのよ」と。
中にも外にも本棚だらけのそのアパートに越して来た“わたし”。
そこで出会ったのは、猫芝居をなりわいとする猫遣い師、
本棚に捨てられていたサラリーマンなど、
やっぱりへんてこの住人たち。
どこかいびつで、とげを抱えた彼らに触れるうち、
少しずつ“わたし”のなかで何かが変わり始める…。
文庫書下ろし。
本棚荘なんて言うから、
てっきり本のことを書いてるのかと思ったのに、
本の話は全くと言っていい程出ない。
不思議と言うか・・・
ぶっちゃけ意味分からんって感じだった。
“とげ”ってなんなんだろう・・・
しかも野良サラリーマンって・・・
訳分からなすぎて理解不能。
あたしには向いてない話だった。
ただ、猫と古典の教授は好きだった。