まったり☆てぃ~たいむ

いくら寝ても眠いのは何故?(・ω・*)?

鍵のかかった部屋SP

2014-01-04 23:24:04 | ドラマ


『密室パズルミステリー

~2つの密室事件と、鏡の国の殺人~

久しぶりだなぁ、榎本っちゃん! 元気だった?』





榎本が姿を消して半年。

芹沢は裁判で相手をやり込めていた。



そんな時、クライアントである藤林の家に早めについた芹沢は

そこでマスクに黒いフードを被った不審な人物を目撃。

不審に思っていたがそのままスルーした。

待ち合わせ時間より早く着いてしまった芹沢は、

まだ藤林が家にいなかったこともあり車の中で寝ていた。

そこを藤林の姪・郁子に起こされる。

郁子と一緒に家に入ると、部屋で藤林が殺されていた。


藤林は妻の10億円もの絵画コレクションを

美術館に寄贈するという相談を芹沢にしていた。

しかし事件後、突然美術品の寄贈をやめたいと言ってきた郁子。

藤林は寄贈をやめたいと郁子に言っていたよう。

詳しくは会ってから話すと言っていたと。

寄贈は口頭ながら弁護士である自分が間に入っている以上、

簡単に撤回は出来ないと芹沢。

芹沢はそんなことを言い出した郁子が

藤林を殺したこではないかと怪しんでいた。


そのことを刑事・鴻野に電話で相談をしていたところ、

突然誰かに突き飛ばされて階段から落ちた芹沢。


郁子には共犯者がいて、あの黒いフードの人物が

自分のことを狙っているのではないかと。

しかも誰かにつけられていると感じることもあり、

スッカリ疑心暗鬼になっている芹沢。



その頃、青砥は命の恩人に遺産を譲りたいと言う相談を受けていた。

密室殺人ならぬ密室活人事件だと。

マンションの管理人・小檜山と一緒に来た男性は、

部屋で心臓発作を起こし倒れていたところ、

蘇生処置を施され110番通報を受けて助かったとのこと。



取り敢えずマンションの住人たちに聞き込みをする青砥。

最近そのマンションでは頻繁に掃除魔事件というのが起こっていると。

住人がいない間に誰かが部屋を掃除し、何も取らずに出て行くという。


その時、新しいセキュリティ設置のため

マンションにやってきた人物がなんと榎本だった。

青砥と擦れ違うも榎本はスルー。

しかし青砥は気づいた!!


「ああっ!!」


「こんにちは。 F&Fセキュリティショップの榎本です。」


「榎本さんっ!!」


大喜びの青砥だが、榎本は無表情。


青砥は早速榎本に相談。

犯人は何かを探していたか、何かを消そうとしていた人物だと榎本。

それは指紋。

そして補助錠に細工をすることが出来たのは、

管理人の小檜山しかいないと言う。

この辺は老人の1人暮らしが多く、空き巣事件の被害が多い。

それを隠すための隠蔽工作だと。

なんなく鍵のトリックを見破ってしまった榎本。

話を聞いていた小檜山は罪を認める。

実は殺人事件に関わっていて逃走中のため、

指紋を採取される訳にはいかなかったと。

このままだと殺人の犯人にさせられてしまう。

助けて欲しいと榎本に土下座して頼む小檜山。



青砥は榎本を連れて事務所へ。


「久し振りだなぁ~、榎本っちゃん。 元気だった?」


「どうも。 ご無沙汰しています。」


「ご無沙汰だよ~。 今まで何処行ってたんだ?」


「世界一周旅行です。 古い鍵を集めていました。」


「世界一周? そらまた優雅だね~。

そんな金どこにあったんだい?」


「貯金です。」


「・・・・・まぁ、いっか。

で、その世界一周とやらからいつ戻って来たんだい?」


「半年前です。」


「なんだよ~、お前。

それなら連絡ぐらいくれても良かったじゃないか~。

ほら~、あんな風にさ~、いきなり消えちゃって

それっきりってのはないだろう?」


「ご心配おかけしてすいません。」


「で、今何やってんだよ。 前の会社に戻ったのか?」


「防犯ショップを経営しています。」


「防犯ショップ? そんな金どこにあったんだよ。」


「貯金です。」


「貯金ってどうやって貯めたの。」


「一生懸命貯めました。」


「・・・まぁ、こういう言い方しちゃうとなんだけどさ、

前の会社の給料だけで何ヶ月もかけて世界一周旅行して、

店を開くってのはちょっと無理があるんじゃないのかな~。」


「そうですか?」


「そうだよ~。 ・・・・・お前、ホントはその金さぁ―」


「貯金です。」


「だから、どうやって貯めたんだよ。」


「一生懸命貯めました。」


「世界ぐる~っと回ってさぁ―」


「貯金です。」


「ショップってのは、まさかオーナー社長じゃないよな?」


「一生懸命貯めました。」


「だから、どうやって貯めたんだよ!」


「貯金です。」



小檜山によると、あの日、

小檜山が空き巣狙いで入った家が藤林の家だった。

そこで死んでいた藤林を見て動揺した小檜山は、

その時、凶器のゴルフクラブに触れてしまい、

おまけに遺体の脈まで測ってしまった。

凶器の指紋は拭き取ったものの、

脈を測った時の指紋は拭かなかったため焦った。

殺人犯に仕立てられてしまうと思い、

空き巣で残った指紋を消すために各部屋を掃除していたのだ。

小檜山は自首をしたが殺人については否認。

殺人の容疑を晴らして欲しいと頼んでいる。


その話を聞いた芹沢は、合鍵を持っているのは

郁子しかいないからやっぱり犯人は郁子で、

自分が見た男は共犯者だと言う。

しかし榎本にあっさり否定された。

合鍵を使って殺せば、すぐに郁子だとバレてしまうからだと。


「あの密室は、おそらく郁子さんに

罪を着せるために作られたものです。

その密室を作った他の誰かが犯人です。」



藤林が美術品を寄贈するはずだった

美術館の平松館長に会いに行く芹沢と郁子。

平松は今更寄贈を取りやめるなど出来ない。

なんとしても美術品は寄贈してもらうと言う。



榎本と青砥は犯行日の平松の足取りを調査。

その際、美術館の企画展の準備をしていた稲葉に話を聞くことに。

稲葉は有名アーティストのよう。

今作っているオブジェは巨大迷路で、

鏡の国のアリスをモチーフにした世界とのこと。

青砥は視覚の錯覚を利用した数々の展示作品に感心する。



芹沢の元にはこの件から手を引けという脅迫電話がかかってきた。

そこで全ての予定をずらすよう秘書に命じる芹沢。

キャンセルすればいいと言う青砥にどれも大事だと。

青砥はひとつずつずらすのは大変だと。

その言葉を聞いた榎本は指を擦りながら考える。


「密室は破れました。」


その言葉に芹沢と青砥は嬉しそうな顔で榎本を見る。


「よくやった、榎本。 教えてくれ。

平松はどうやって密室を作った?」


「それは・・・明日お話します。」


驚愕する芹沢。 今すぐ言えと言うが・・・



翌日、郁子も一緒に平松を訪ねる一行。

すると、平松は館長室で自殺していた!!

PCには遺書が。

そこには交渉が不成立になり、口論の末、

自分が藤林を殺したと書かれてあった。

そして疑惑を向けられ逃げられなくなったので死を選ぶと。

監視カメラ映像を確認したが、

死亡推定時刻に館長室に出入りしたものは誰もいない。

鴻野は自殺で片付けようとしたが、そこで榎本が言う。


「偽物です。 その遺書は偽物です。」


遺書は半分本物で半分偽物だと。

それはどういう意味なのか・・・


藤林殺害日に何があったかから話す必要があると榎本。

平松が藤林を殺したのは事実。

しかし、平松が凶器に残したはずの郁子の指紋を、

空き巣に入った小檜山が拭き取ってしまったと。

それが逆に郁子の無実を証明する形に。

そして密室は紐を使って作り出したと。

平松は窓の一つ一つに紐をかけ、順に鍵をかけていった。

最後に換気取りの鍵のない窓を使い密室にしたよう。


榎本は郁子に鍵を借り、実践したと言う。

3時間ほどかかるが密室を作ることは出来る。

そして遺書には矛盾があると。


「平松さんは自殺したのではありません。

誰かに殺されたんです。」


「榎本さん。 確かにあなたの言うことにも一理ありますが、

だからと言って他殺と断定することは出来ません。

何故なら、監視カメラに映らずに

館長室に出入りすることは不可能だからです。

現場は完全な密室だったんです。」



榎本が目をつけたのは稲葉だった。

青砥は榎本の店で一緒に検証することに。

怪しさ満点の榎本の店。

何やら警察の無線も傍受しているようで・・・

青砥は商品の説明を受ける。


「どれも防犯というよりも

泥棒のための便利グッズに見えるんですけど。」


「そうですか?」


「表に看板も出てませんでしたよね?

セキュリティも厳重だし、これじゃあ、

お客さんなんて来ないんじゃないですか?」


「うちは紹介制なので、飛び込み客はお断りしているんです。」


「ということは~、小檜山さんもどなたかの紹介だったんですか?」


「そうです。」


「その人、泥棒だったりしてぇ~。

だとするとぉ~、泥棒のたまり場ってことになちゃいますねぇ~。」


「それはないでしょう。」


「・・・・・そうですよね・・・・・」


「検証を開始しましょう。」



素晴らしい模型が登場!!

事件当夜、美術館にいたのは稲葉と助手2名のみ。

監視カメラ映像には外部からの侵入者は映っておらず、

迷路を通り抜けた映像もなかった。

監視カメラを潜り抜けて館長室に入るのは不可能。

唯一見つかった怪しい点は、

ブレーカーが落ちて2分ぐらい停電した時間があったことと、

迷路への入り口であるハンプディ・ダンプティが

稲葉がカーテンを閉めたことにより

2回ほど見えなくなった瞬間があったことだと。

しかしそこから稲葉が館長室に向かった映像はないし、

ハンプディ・ダンプティの上部は映っているので動かしたらバレる。

稲葉が監視カメラの死角にいることもあるが15秒ぐらい。

そんな短時間に殺害は決行出来ない。



青砥は平松と稲葉の関係を聞き込みすると、

稲葉を見出したのは平松だったとのこと。

最近、稲葉がスランプに陥り、

今回の企画事態が流れる可能性もあったという。

しかし助手から話を聞くと稲葉にスランプはなかったと。

その期間、稲葉は作品を表に出さなかっただけで

スランプの振りをしていただけらしい。

調べを進めると、どうやら平松の美術品の取引先には

かなり怪しい企業があるよう。

もっと詳しく調べたいからと、芹沢に力を借りようと電話する青砥。

その電話をしていた際、芹沢は街中で

黒いフードの男に後ろから刺されてしまった。



が、どうやら以前の裁判での逆恨みだったようで、

平松とは全く関係なかった。

芹沢に話を聞くと、刺された時、

店頭に流れていたTVが音は聞こえるけど、

映像が真っ暗だったから気になったと。

その言葉に榎本が反応。

芹沢がつけていたサングラスを借り、現場へ向かう。

そこでTVを見た榎本は密室は破れたと。



榎本と青砥は美術館へ行き、稲葉と対面。


「稲葉さん。 あなたが殺したんです。」


平松は暴力団や闇ルートでマネーロンダリングをしていた。

藤林もそのことを知り、寄贈を断ったのではないかと。

自分の作品がそんな形で使われているという事実を知り、

それが許せずにスランプを装い、作品を渡さないようにしていた稲葉。

しかし専属契約を盾に強要され、殺害を計画した。



やはり稲葉は巨大迷路を抜けて館長室へ行っていた。

人間の視覚による錯覚を利用したと榎本。


入口を塞いでいたオブジェのハンプティダンプティの顔。

それが動けば監視カメラに映るはずだが、

稲葉はその顔をひっくり返したことで、

錯覚を利用しオブジェが入口を塞いでいる映像を作り上げた。

次にカメラの死角である床から50cmを利用し、

這いつくばって迷路へ侵入。

出口付近でカメラに映り作業をしているように見せかけた。

そしてブレーカーが落とし、監視カメラの機能を停止させ、

偏光レンズを取りつける。

偏光レンズとは余分な光をカットするフィルターで、

それを使ってカメラの映像を誤魔化し、

一定方向の光の映像を遮断させ、館長室へ向かった。

これがTVが真っ黒に見えたトリックのよう。

サングラスの遮断軸とTVの光が相殺されたからだと。


平松をジエチルエーテルで眠らせた後、自殺に見せかけて殺害。

帰りは同じように這いつくばって戻り、

オブジェの顔を元に戻しカーテンを開ける。

偏光カメラの位置を元に戻し、展示室の作業が終了。

照明を消した瞬間にテグスで偏光レンズを外した。

証拠はまだ貼られたままの偏光フィルムと、

偏光レンズの角度を変えた時の窓ガラスの反射像が

徐々に薄くなっていったのが監視カメラ映像に残っていると。


「あなたは完璧に監視カメラを騙したつもりでしょうが、

明白な痕跡を残してしまったんです。

もう、言い逃れは出来ませんよ。 密室は破れたんです。」


観念した稲葉は罪を認めた。

平松が裏で汚いことをやっているのを薄々気づいていた稲葉は、

GPSと盗聴器を使い、平松を監視していたと。

それで平松が藤林を殺害したことも知った。

平松を殺したのは、才能がないと言われたからだった。

オークションの裏で平松が金額を操っていたと言う。

お前は俺から離れたら一人でやっていけないと馬鹿にする平松。

自分から離れたら終わりだと、

だからこれからもせいぜい売れるガラクタを作れと言われ、

どうしても許せなかったため殺した。


「作れないんだ・・・あいつを殺してから・・・全く・・・

俺はもう、この迷路を完成させることは出来ない。

もう・・・何も作ることは出来ない。

・・・・あいつの言う通りだったよ。」



郁子は別の小さな美術館からの申し出があり、

そこに美術品の寄贈を決めたよう。


「そんな人を芹沢さん、疑ってたんですね。」


「まぁ、これでさ、全ての問題が解決したって訳だ。」


「にしても、榎本さんはやっぱり凄い人ですね。」


「凄くない、凄くない、 全然凄くない。

あいつが帰って来た途端に3つも密室事件が起きたんだぞ!

おかしいと思わないか?」


「とか言いつつ、結構嬉しかったりして。」


「そんな訳ないだろ!

そういえばさ、あいつの店に行ったんだよな? どんな店だった?」


「・・・・・どんな店だったって・・・・・なんていうかぁ・・・」



その頃、榎本の店にお客さんが。


「値段は?」


「税込5万です。」


「相場より高いな。」


「市販の物とは性能が違います。

私の経験上、この商品が一番

ピッキングの形跡を残さないのは確かです。」


客はお金を置いて出て行った。

その札を手に取り、ニヤリとする榎本。





面白かったね~ヽ(´▽`)/


CMありすぎだったけど・・・(‐∀‐;)


榎本はやはり泥棒ってことなのかな?


青砥が言うように泥棒御用達の店のようで・・・



郁子はあたしも怪しんだけど、いい人だったね。


芹沢は相変わらずだった(笑)


3人のやり取りは面白いね。


素晴らしい模型も出て来たし満足だよ。





Episode1 Episode2 Episode3 Episode4 Episode5

Episode6 Episode7 Episode8 Episode9 Episode10

Episode11(最終話)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 甘々と稲妻 1巻 | トップ | 金田一少年の事件簿 獄門塾... »

コメントを投稿

ドラマ」カテゴリの最新記事