第2話
『僕を裏切ったアイツを殺して』
出勤して来た三田に、
妻が自殺したことは自分で言うから
今は内緒にしてて欲しいと頼む恵一。
見たが食事の準備をしていると、
子供たちが起きて来る。
希衣はあの缶を持って来て言った。
「希衣ね、お母さんにあげた石と一緒に、
ここに宝物入れるの。
お姉ちゃんが撮った写真に、
海ちゃんが書いてくれたカードでしょ。
あとお母さんと一緒に折った折り紙。」
その時、結がふと言った。
「ねえ、お父さん。
お母さんはなんであの日、
川なんかに行ったのかなぁ?
私たちには流れが速くて危ないから行っちゃダメって
散々言ってたんだよ?
しかもお母さん泳げないのに。」
「ああ、確かにそう言われると不思議だな。」
そこで三田に食事が出来たと声をかけられ、
話は終わってしまう。
ホテルのような食事で驚く家族。
テレビでイジメのニュースが流れ、
翔が海斗にイジメられてないか聞く。
海斗は否定。
恵一がみんなに聞いて欲しいことがあると言うが、
希衣が「イジメって何?」と質問。
説明出来ない恵一が結に振るが、
自分に振るなと言われる。
すると海斗が説明。
「イジメっていうのは、友達とかを意地悪したり、
泣かせたりすることだよ。」
「なんでそんなことするの?」
「え? それはだから・・・」
「三田さん、なんでイジメなんかするの?」
「それは人間が弱い動物だからです。
弱い者を見つけたら徹底的に痛めつけ、
強い者がいれば恐れをなして逃げ出す。
それが人間という動物の本性です。」
用がないなら今のうちにゴミ出ししてくると三田。
三田が出て行った後、子供たちが三田の話をする。
「ねえ、あの人ちょっと変じゃない?」
「全然笑わないし、
何考えてんのか全然分かんないし。」
「なんかあの目で見られると、
こっちが考えてること
全部バレバレみたいな気がすんだよな。」
「大体さ、なんで家政婦なんかやってる訳?
結婚とか子供とかいないのかな?
ねえ、お父さん。何か知らないの?」
「さあ・・・ただひとつだけ
紹介所の所長さんから言われたことがあって。」
「何?」
「言われたことはなんでもやるから
気をつけた方がいいって。」
「え? どういう意味?」
「いや、だから極端に言えばだよ、
人を殺せって言われたらやりかねないって。」
結にどういう人か聞いておいた方が
いいんじゃないかと言われる恵一。
そこへ三田が戻って来て慌てる家族。
希衣が無邪気に聞いた。
「三田さんは言われたらなんでもやるの?」
「私に出来ることであれば。」
「じゃあ、お手玉やってお手玉。」
「承知しました。」
鞄からお手玉を出しやり始める。
海斗は学校でイジメにあってるようで・・・
学校の帰りに三田と帰って来た希衣と会う海斗。
「海ちゃん!!
三田さんね、ホントになんでも出来るんだよ。」
希衣は三田がスゴイと力説。
「海ちゃんも困ったことがあったら頼んだら?」
結は写真部の小沢と一緒に川へ。
ここに来れば、母がどんな気持ちだったか
分かるかと思ったと。
恵一は部下の女性を呼び止め、
もう一度ゆっくり話が出来ないかと言うが、
別れるしかないって散々話し合ったと。
「じゃあ、俺のこともうなんとも思ってない訳?」
「そうじゃないけど・・・
離婚届渡した次の日に亡くなったんだよ、奥さん。
お子さんだってほっとけないでしょ?
申し訳ないけど私は無理だから、
4人の子供たちの母親になるなんて。」
家に帰ろうとした恵一だったが、
出来なくて仕事で遅くなると電話。
三田が子供たちに伝える。
いつ入ってもお風呂がピカピカなのを
不思議に思ってる子供たち。
「じゃあ、いつキレイにしてる訳? 三田さん。」
「三田さんはなんでも出来るの。」
「頼んだらホントになんでもやってくれるのかな?」
海斗に古田から電話がかかって来る。
エアガンの万引きに誘われた。
時間なので帰ると言う三田。
玄関で三田を呼び止める海斗。
「あのさ・・・頼んだらホントになんでもやってくれるの?」
「私に出来ることなら。」
古田がクラスの誰かをイジメてみんな困ってるし、
自分にもカンニングや万引きしろって言うと。
だから明日あいつをやっつけてくれないかと頼む。
「承知しました。」
翌日、万引き現場に現れる三田。
「おばさん誰?」
「家政婦の三田です。」
「家政婦が何か用?」
すると見たが古田を殴った。
何度も何度も・・・
店の人に止められる三田。
その後、学校に呼び出される恵一。
「三田さん、なんでそんなことしたんですか?」
三田が海斗に言われた通りに答える。
「ホントにそんなこと頼んだのか? 海斗。」
まさかホントにやると思わなかったと。
けど、あいつのせいでみんなが困ってるのは事実だと言うと、
担任が他の子にも聞いたがそんな事実ないと言ったと。
「そんなのそういうに決まってんだろ!」
「私自身もクラスにイジメとか
そういう問題はないと把握してます。」
「見て見ぬ振りしてるだけだろ。
ホントに知らないんだったらただのアホじゃん。」
海斗を連れて帰る恵一と三田。
隣人のおばさんがわざわざ出て来て嫌味を言う。
家では結と翔からも怒られる。
取り敢えず担任と相手に
謝った方がいいと言われた海斗。
「なんでそんなことしなきゃいけない訳?」
「ちょっとあんた何? その態度。」
「まあ、もういいじゃないか。
海斗だって反省してるみたいだし。
なあ、海斗。」
チャイムが鳴り出て行く三田。
「あのさ、なんで俺が反省しなきゃいけない訳?
悪いのは古田と三田さんだろ。
命令されたからって普通殴らないだろ、子供を。」
三田はホントに大丈夫なのかと心配する子供たち。
代えてもらった方がいいんじゃないかと・・・
「や~だ~。希衣、三田さんがいい!」
客はうららだった・・・
海斗のことを聞いて自分に任せろと
言うだけ言って出て行く。
家政婦紹介所へ行く恵一。
三田を他の人に代えて欲しいと言い、
他の家政婦を紹介してもらう。
三田について訊ねる恵一。
しかし当然お話出来ないと言われる。
「ただね、あの子は
笑わないんじゃなく笑えないんです。
笑ってはいけないって、
自分で決めてるんですよ。」
そこへ海斗の担任から電話が。
うららが学校に乗り込んだらしい。
その頃、うららは教室で生徒に説教中。
「阿須田、家政婦の次は親戚のおばさんかよ。
最低だな、お前。」
教室から帰れコールが起こり、
飛び出して行く海斗。
下駄箱には悪口が書かれた紙が張ってあり、
靴は泥だらけ。
そこへ恵一がやって来たが、
振り切り走って帰って行く海斗。
部屋に閉じこもってしまった海斗を
出て来るよう説得する家族。
部屋から出て来た海斗は塾に行くと。
もう学校へは行かないと言った。
義務教育だから学校に行かなくても卒業出来る。
塾で勉強して私立の中学に行き、
父と同じようにいい大学へ行くと。
「クラスのくだらない奴らと
付き合ってる暇ないんだよ!」
しかし塾にも来る古田たち。
終わったら体育倉庫に来いと呼び出しの手紙。
古田の手にはエアガン。
呼び出しには応じず、逃げ出す海斗。
そこで帰る三田とばったい出くわす。
「短い間でしたがお世話になりました。」
「えっ!?」
「旦那様からお暇を頂きましたので。」
「えっ、 辞めるの?」
「はい。 失礼します。」
帰って行く三田をまた呼び止める海斗。
三田のせいで自分が大変なことになってるから責任取れと。
古田を殺してくれと頼む。
「承知しました。」
海斗が家に帰ると希衣が大泣き。
三田が辞めてしまったから。
「三田さんがい~い。」
体育倉庫で海斗を待つ古田たち。
そこへ三田がやって来た。
お前も殺すぞとエアガンを打つ古田。
打たれても構わず古田に近付いて行き、
古田の首を絞める三田。
そこへ海斗がやって来て三田を止める。
「ホントに死んだらどうすんだよ!
自分も死刑になるかもしれないのに。」
「別に構いません。」
三田を連れて行こうとする海斗に
古田が逃げんのかと。
「最低だな、おめえ。
また家政婦に頼んだりして。
いい子ぶって偉そうな顔してるけど、
おめえがやってることは、
俺とどこが違ぇんだよ!!
いくら逃げてもぜってえ殺すからな!!」
「どうすりゃいいんだろう、俺・・・」
「それは、あなたが決めることです。」
古田に向かって行く海斗。
古田は逃げて行った。
バッグから道具を出し海斗の手当てをする三田。
「最悪だよ、俺。」
「私は、大変よく出来たと思います。」
海斗を家に連れ帰った三田。
そして帰って行く。
「お父さん!
三田さんを辞めさせないで。
悪いのは全部僕なんだから。」
「お父さん。希衣からもお願い。」
お客さんだと戻って来る三田。
義父とうららだった。
義父が散々文句を言う。
そして三田を早く辞めさせろと。
「三田さんは辞めさせません。
この家で何かがあったら、
全部父親である僕の責任ですから。」
希衣が寝る時間だからと結が言い、
義父とうららは帰って行く。
翌朝、三田はいつも通り阿須田家に。
結と翔は学校へ。
海斗も意を決して学校に行くと。
下駄箱を開くと、泥だらけだったスニーカーが、
新品同様の真っ白なスニーカーに!!
「いってらっしゃいませ。」
振り返り、真っ直ぐ三田を見る海斗。
「行ってきます。」
妻の遺書を見ていた恵一。
『あなたに捨てられるなら
私は死にます』
そこへ三田がやって来る。
「三田さん。 お願いがあるんですが。
これ、燃やしといてくれませんか?
卑怯かもしれないけど、
もう女房のことは子供たちに言わないことにしました。
母親が自殺だって知って、
どれだけショックを受けるかって考えたら、
一生秘密にしとく方が
子供たちのためだと思うんですよね、やっぱり。」
「分かりました。」
遺書を受け取り、燃やそうとしたところへ結が!!
「やめて!
今、なんて言ったの? お父さん。」
「お前、なんで・・・」
「今なんて言ったの?」
どいつもこいつも憎ったらしいたらありゃしない。
うらら家族はもう関わらないで欲しいね。
余計にややこしくなる。
古田と海斗の担任は最悪。
古田みたいな親はうちの子が
そんなことするはずないって絶対言いそう。
隣人もそのタイプだよね。
イライラするわ(ー'`ー;)
そして恵一も最悪。
まさか離婚届渡した次の日に妻が自殺してたとは・・・
にも関わらず、まだ不倫相手と続けて行きたいのか!?
どんな神経なんだ?
けどまだ恵一側の主張がないから、
もしかしたら妻も何か問題あったのかね?
まぁ、そこは置いといて、不倫するなよと言いたい!!
ちゃんと離婚してからしろよ。
しかしなんだね。
三田さんが気になって仕方がないよ。
どんな過去が・・・
そしてなんでも出て来るあのバッグの中身は!?(笑)
第1話
娘と2人で見たんだけど、終わった瞬間続きが見たいね~と話したよ!
はまりました☆
松嶋菜々子の演技が上手いね!
お父さん役の長谷川博己もいいなあ。
子供たちもうまいし、みんないい!
ここまではまったドラマは久しぶりです♪
謎解き…のドラマも娘と見たけど、作りがなんか小学生向き?娘も、なんか子供っぽい作りだね、と言ってたよ~。
面白かったですよね~。
このドラマは今クールで1番かも。
希衣ちゃん役の子が可愛いです♪
「謎解き~」は軽いミステリーですね。
内容どうこうよりも、
私は翔くんが見れればそれで良しです(笑)