今日は朝寝坊で坂漁協に行けませんでした。コションドールでランチした後に岡井鮮魚店です。ラインナップは抜群でしたが、綺麗なカサゴのような、骨格がゴツいソイのような魚がいます。ユメカサゴでもないし、フカカサゴでもないのですが、根魚に間違いないので、きっと味は抜群でしょう?買ってみます。
・イズカサゴ
調べてみるとイズカサゴと特徴が同じなので、ほぼ間違いないでしょう。山陰で取れたらしいですが、山陰にイズカサゴがいるのかな?35cm 674g 税込み720円です。
・3枚
頭ばかりデカイです。肝はしっかりしているのでいただきます。胃袋が凄い厚みです。兜割りをすると背骨から毒針らしきものが伸びてヤバイです。顔も棘だらけです。パッと見の綺麗さとは違い、よく見るとモンスターです。
【イズカサゴのその後】日曜 朝
・イズカサゴのしゃぶしゃぶ風ブランシール 肝と胃袋のオニオンドレス
野菜ダシでじゃぶしゃぶして塩胡椒レモン搾りです。繊維が柔らかく皮がコラーゲンです。胃袋がこりこりして肝の旨みとマイヤーレモンの爽やかさとシブレットの風味があり絶品です。イズカサゴはオニカサゴとかスコーピオンフィッシュって言うらしいです。
【イズカサゴのその後】日曜 朝
・イズカサゴのポワレ ガルビュール
ポワレは焼きと塩加減で決まります。ガルビュールは野菜ダシが出ています。ベーコンがなかったので、グアンチャーレと自家製フォンドボライユでコク出しです。調味料を使ったほうが万人向けですが、味が複雑すぎます。スマートで健康的に仕上がりました。うまいです。
【イズカサゴのその後】月曜 夜
・イズカサゴのポワレ 甘辛ナスのリゾット
イズカサゴですが、どんなソースでも塩だけでも美味しいです。グラム100円はありえないクオリティです。岡井鮮魚の2代目もフカカサゴのようだけれど、どうなのかと品種を特定できていませんでしたから、安すかったのかも知れません。リゾットは那須の甘辛煮とガリュビュ-ルのダシにパルミジャーノです。米はジャスミン米です。絶品です。イズカサゴ、通称オニカサゴは背ビレに毒があると言われています。背ビレの刺から特殊タンパクを出すかは証明されていませんが、刺さったら酷い事になるようなので綺麗でうまいですが、要注意です。
【イズカサゴのその後】月曜 夜
・イズカサゴのカマ 塩焼き
一口めの強烈な美味しさではなく、甘みと旨みがじわっと感じられて、身が締まっています。音頭醤油で食べても、井上古式醤油で食べても美味しく感じます。イズカサゴ(オニカサゴ)と出会ったら絶対買いです。上品で旨みがあって美味しいです。庭のもみじを切ったので、代用に南天を使いました。秋焼けして風流です。ちなみに美しいヒレはカットしてウイスキーの空瓶に貼り付けて乾燥させます。そう、ヒレ酒にします。クッソ安い日本酒に合わせるのが絶品です。鬼殺しあたりです。
【イズカサゴのその後】水曜 朝
・イズカサゴの幽庵焼き 脳天 ほほ肉の塩焼き
カサゴの最後の部位です。癖がなくて上品な味です。また出合ったら買います。
【イズカサゴのその後】水曜 朝
・イズカサゴの乾燥ひれ
酒瓶に貼り付けて3日乾燥です。こんがり焼いてひれ酒です。
【イズカサゴのその後】水曜 夜
・イズカサゴのひれ酒
日本酒は八海山です。琥珀色に染まって、凄く美味しいです。香ばしさ、風味、旨みもあり、バーボンのつまみになりますって言うか、バーボンがただの水みたいです。恐るべしイズカサゴのひれ酒です。ふぐよりうまいかも知れません。エラ2枚ですがもう2回ぐらいは使えそうです。しばらくお酒は日本酒にします。イズカサゴ全ていただきました完食です。
【追記】
2回目は、琥珀色にはならず、風味と味は弱かったので、1回目で使い切りがいいと思います。ほんのり余韻を楽しみたい方は2回目もお試しください。