津軽海峡から、クリスマス・プレゼント

2012年12月26日 | 風の旅人日乗
南半球から日本の関東地方に帰ってきたら、
寒い。

いつの間にか恒温動物から退化して変温動物になったらしく、
身体が動かない。
正確に言うと、ココロとカラダが、この寒さにめげた。

そんな折、もっと寒い北の国から
クリスマス・プレゼントが届いた。
クリスマス前日に津軽海峡を元気はつらつで泳いでいるところを
北国の屈強漁師に掬い取られたイカたちだ。


(今年7月、津軽海峡の海から大間の町を見る。今の季節のこの海は、大変厳しかろう。)

津軽海峡の海中から
24時間もかからずに葉山に届いたイカたちは、
まだ自分の隣にいるモノの色に合わせて
身体の色を時々刻々と七変化させている。
真っ黒な目をまじまじと見開いている。

今年の冬と夏に訪れた北国のことを思い出す。



今年の七夕の日の、函館。ここで食べた塩ラーメンも、美味しかったなあ。
ココロが温かい人たちにもたくさん会えたなあ。




今年2月の、北の終着駅。




海は凍っておった。

でもさ、こんなに厳しい冬でも、
しっかりと前を向いて過ごしている人たちがいるんだよなあ。

一緒に届いた北国のお酒と一緒に
ココロとカラダを温め直した変温動物は、
北の国に住むサンタクロースから
この寒さを乗り切る元気を、しっかりと頂いたのでした。

ありがとうございました。