2015年2月13日 アメリカズカップからインドへ

2015年02月12日 | 風の旅人日乗
アメリカズカップ関係の資料を作るための
調べ物をしていたら、



カタマランという言葉が、
インドのタミール語だということを
はーじめて、知った。

びっくり。
きっと、
インド人もびっくり。
(注*ある特定の年齢以上の日本人にのみ
懐かしいCMネタです。スミマセン。)

しかもその本来の意味は、
双胴艇ではなく、
「いかだ」のことだという。

これが
本物のカタマラン。


(インドのいかだ。出典不明)

さらに正確には、カタマランとは、
「縛られた木材」の意だという。
カタ(Kattu)は「縛る」で
マラン(Maran)は「木材」。
「筏」ですら、ない。

だれが、いつ、
双胴艇に、
「いかだ」あるいは「縛られた木材」
というインド語を当てはめたのよ。
そいつは
犯罪者に近いぜ。

ワタクシは、すでに
アメリカズカップに関して
報告書やら企画書やら雑誌やら、
いろんなところに書き散らかした。

ハイスピード・フォイリング・カタマラン。

すなわち、

高速で翼走する縛られた木材。

はずかしい。
どうしよう。
もはや、笑ってごまかすしかないな。

あ~、つまらん。
(スマン!)


©Caters News Agency

2015年2月12日 葉山から銀河系へ旅する

2015年02月12日 | 風の旅人日乗
昨日の浜ランのあとの
森戸の日没。



伊豆半島に太陽が落ちる位置が、
日に日に北上してくる。

伊豆半島に落ちていく太陽を見ながら、

毎秒217kmという猛スピードで
銀河系の中を突進する太陽と、



それにまとわりつくように
螺旋軌道を描きながら必死で追いかけ、
かつ、クルクルと自転している地球と、



その上にボンヤリと立っているオレ、
をイメージしてみる。




むり~。
イメージできず。

秒速217kmで飛ぶ太陽に連れられて、
さらに、
どういう計算をすればいいのか分からんけど
それに公転スピードと自転スピードが加わるという、
人類全体がとんでもない超速で宇宙を飛んでいるわけで、

そんな中で、
「オレ、太平洋を最高41ノットでセーリングしたんだぜ」



と威張っているのは恥ずかしい、
とは認識できるものの、
そんな激しい運動をしている天体に乗っていながら
どうしてふらつきもせず、
どうして目が回らないのかすら、
わからん。

けど、

そんな危うい
宇宙の芥子粒のような、
青い小さな玉の上で
喧嘩している場合じゃなさそうだな、
というのは、よーく分かります。


2015年2月9日 葉山

2015年02月09日 | 風の旅人日乗
朝食後、母に電話。
一昨日電話した時、
少し元気ない様子だったため。

励ましているうちに、
いつの間にか、
励まされてしまっておったぜ。

午前中いい感じで仕事はかどり、
昼食後、海から山に向かって、ラン!

海岸から階段一気登り、
6分一本勝負で
三が丘山の山頂へ。
辛~い。

心臓が口から飛び出すかと思ったぜ。

山の上は、
太陽燦々。



畏れ多いお方の
別荘の屋根にも、太陽燦々。



相模湾にも太陽燦々。



山からの写真は、
手ぶれ防止機能など役に立たないくらい
ゼイゼイ言いながらの撮影のため、
すべて手ぶれ。



今日も、一色の浜に出て、



ちょっと一休み。
呼吸を整える。



北風が南風に変わった直後の、



穏やかな海を見ながら、



柴崎、真名瀬経由で、
森戸海岸にフィニッシュ。

午後の仕事に戻る。

2015年2月8日 お別れ 調布 多摩

2015年02月08日 | 風の旅人日乗
本日は、
チームニシムラプロジェクト
冬の部特別編開催日だったが、
チームメンバーにすべてお任せし、
ワタクシは申し訳なくも欠席。

朝早く、
葉山から一路北上して、調布市へ。

学生時代、
この道に入る決心をするに当たって、
海へのクルマの道中、
係留している艇での夜通し、
夜の闇の中の海の上のコクピットで、
未来の夢の話し相手になってもらい、
厳しく反対意見もいただき、
世の中をうまく渡るアドバイスもいただいたが
それでも、
ひとたびぼくがこの道に入ると決心したあとは、
強力な応援者になっていただいた。
そんな、
とてもとてもお世話になっていた方の
告別式に参列させていただいた。

ちょうど1週間前の月曜日に、
病院で面会することができ、
闘病で大変お疲れのご様子だったが、
笑顔も交えてお話をすることができた。
でも、それが、最後になった。

それから3日後の木曜日に、
お亡くなりになった。

あふれる感謝の気持ちを、
十分にお伝えしていないという
悔いは残る。

企業人としては、
リタイアしてからずいぶん長い方なのに、
そして都心からはずいぶん離れたお寺での
お通夜、告別式だったのに、
参列者はそれぞれ300人以上も。

自分など、
うらやましいと思ったり、
そうなろうと望むことすら失礼な、
仁徳者、人気者だった。


残されたご家族の方をいたわり、
亡くなった方を偲び、
ご家族や仲間と一緒に悲しみつつも、
その方の旅立ちを見送ることができた
素晴らしい告別式だった。

その方に、告別式の間中ずっと
『お前まだ、
全然頑張り切れてないじゃないか。
些細なことばかりに引っかかって、
目標にたどり着いてないじゃないか。
夢を忘れるな』
と言われました。

押忍っ!
ワタクシ、トバします。





2015年2月7日 葉山

2015年02月07日 | 風の旅人日乗
電話を持ってパソコンの前に座り、
段取りかましと、企画書書き、
計画書書き、レポート書き、
の日。

その前に、
心肺機能促進のための浜ラン。



少し長く走れるようになって、
終わり頃には、腹が減るようになった。

たいしたもんだ。
目標にはまだまだだけど
継続はチカラなり、と言うね。

これも、葉山の海岸の風景だよ。



さあて、
本日やるべきことに、
集中、集中。

2015年2月6日 門前仲町 夢の島 葉山

2015年02月06日 | 風の旅人日乗


昨夜は、翌日の準備を終えたあと
門前仲町で、
大学関係者とチーム関係者に集まってもらって
今年度の計画とそれ以降のことについて
真剣にブレーンストーミング。
いや、いい時間でした。



帰り道、雨の隅田川の景色も
よかったなあ。

この橋、学生時代にジョギングで
何回渡ったことだろう。



本日は
夢の島で終日仕事。

新木場から葉山までの帰り道、
気持ちいい天気だったので
銀座1丁目から新橋まで、
昨日以来の長靴と作業着のまま
大きな仕事バッグを背負って
銀座通りを歩く。

すれ違う人たちの中に
日本語を話している人がいると驚くぐらい、
いまの銀座通りは異国情緒満点。

通りに並ぶ文字は英語、仏語、伊語。
聞こえてくるのは東洋系外国語。

なぜか、
いやたぶん、
あえて
ユニクロの前を選んで佇む托鉢僧に、
お布施をしているのも外国人。

新橋から電車とバスを乗り継いで
葉山に帰り着いたら、
惜しくも日没の景色に間に合わず。





2015年2月5日 ニッポンのユースアメリカズカップ参戦を真剣に考える会

2015年02月05日 | 風の旅人日乗
深夜に起き出し、
パソコンに向かう。

本日発売のKazi誌3月号、
レポートを担当している
Kazu Impressionで今月紹介するのは、
TUG25・改<バターボール号>。


©Kazi magazine

どこが『改』なのかは、
本屋さんで立ち読みしていただければ
と思います。


©Kazi magazine

(他の記事が面白ければ、
できればお買い上げ頂ければうれしいっす、
とKazi編集部の人々が申しております)


©Kazi magazine

本日深夜から
パソコンに向かっているのは、
この連載のレポートではなく、
別のお話を書くため。

アメリカズカップ。

再び日本から挑戦したい。

しつこいんです、ワタクシ。

山崎会長率いるニッポンチャレンジが、
2003年大会への挑戦を断念することを
2000年の夏に決めてから、
ずうっと、その道を探り続けていたから、
もう、15年目になります。


再挑戦への道を探り始めた当初は
もちろん自分も選手候補の一人の
つもりだったけど、
今は残念ながら選手候補から自分を外した。


この15年の年月の間に、
亡くなってしまった優秀な日本人セーラーも
たくさんいるけど、
新しい日本人セーラーもたくさん生まれた。

その若い日本人セーラーたちが
アメリカズカップで活躍する姿を
間近な位置で見たい。

まずは、
次回2017年の大会に必ず
ユースアメリカズカップに日本チームを
送り込む、というキャンペーンを、
何人かの仲間と一緒に、
始めます。
マジに。
そのチームの名前が決まりました。

『ニッポンのユースアメリカズカップ参戦を真剣に考える会』


photo: OTUSA / Guilain Grenier

そのまんまですね(汗)。

諸外国の、
富裕層の人たちを巻き込んだ
アメリカズカップ推進委員会と異なり、


photo: Luna Rossa / Carlo Borlenghi

今のところこの会のメンバーは、
私のような
しがないヨット屋自営業や、
ごく普通の忙しいサラリーマンといった
人間ばかりで、
みんな金も、力もなく、
色男でもないけど、
パッションだけが取り柄です。

山崎JSAF名誉会長も、
「応援するぞ。頑張れ。あきらめるな。」
とおっしゃってくれています。

随時、活動の様子を
このブログとKazi誌で報告します。

今日午後は、雪予報の中、
東京に出て、
明日のデッキ屋外作業の準備。



2015年2月4日 練る、の日

2015年02月04日 | 風の旅人日乗
午後には日本海と太平洋沿岸で
低気圧が発生するらしいものの、
今は穏やかな葉山沖。



できれば本日中に済ませたかった
東京湾での屋外仕事が流れたので、
企画書2つと、
月末にご招待いただいた講演会で
お話しする内容の構想を練る、の日。

講演って、なかなか慣れない。
こんな自分の話、聞きたいかなあ、
という不安がいつもよぎる。
特に、話し始めのとき。
なので、
できれば避けて通りたい。

でも、小さな子どもたちはいつでも
学校の勉強でも、スポーツでも、遊びでも、
それまでできなかったことに
挑戦し続けているわけだし。

大人だってね、普段子どもたち相手に
いばっているのだから、
不得意なことにも、
頑張って挑戦しなきゃな。



2015年2月3日 トムヤムクン あるいは ホクレア

2015年02月03日 | 風の旅人日乗
夜寝る時も、
セーリングをする時も、

足先の冷えを防ぐのに、
唐辛子を丸ごと10本くらいずつ
両方の靴下の中に入れて履いていたら、

足の指が、まるで
トムヤムクンの中で泳いでいる
海老のような色になってしまい、
洗っても取れない。

しかし、
この色が足指についている限りは
靴下の中に唐辛子を入れなくても、
暖かいことを発見。

正確には、ピリピリ、ヒリヒリしている
感じかな。

ま、いずれにせよ、血行は盛んな様子。

肌の強さに個人差があるようなので、
良い子の皆さんは真似しないように。


自分の足指の写真を探していたら、
間違ってシャッターを押した
こんな写真が出てきた。



ハワイ沖でトレーニング中の
ホクレアのデッキでの写真。

そうだなあ、
このことも
ペンディングのままにしていたなあ。

トムヤムクンがどうのこうのなんて、
おちゃらけている場合じゃないなあ。

頑張れ、ジブン。

失礼なヤツらに対する怒りの感情を、
無理に押さえつける必要はない。

うまくコントロールして、
正の方向へのモチベーションに変えるのぢゃ。
闘うのぢゃ。



海の中には春が来てるぜ。

2015年2月2日 東京・練馬

2015年02月02日 | 風の旅人日乗
今日の「筋トレ」獅子座は、
”思い出や記憶をシェアする”、
そんな日だそう。

昨夜遅くに電話をいただき、
本日の予定をすべてキャンセルし、
練馬の大学病院へ。

お世話になった人、大切な人たちが、
次々といなくなる。

そしてその、
共通の思い出や記憶をシェアする人物とも
お別れが近づいている気配。

生あるものの宿命としての別れ。
分かってはいるけど、とても辛い。


2015年2月1日 逗子マリーナ

2015年02月01日 | 風の旅人日乗
日本はこんなに美しい日なのに、
辛いニュースが国中を流れる。



マストチューニングで、
逗子マリーナから海へ。

平和の極みのような、
ヨットレースの光景を見ながら
マストチューニング。
寒いけど、
セーリングは心地よい。

一旦葉山に戻り、
そのあとまた逗子の街に出て、
今月と、向こう2年続く仕事の
打ち合わせ。