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シンガポール旅行はご注意を!

2005年09月01日 20時32分47秒 | 経済関連
今まで一度も行ったことはありませんが、人気の旅行先ですね。私の知り合いなどは、何度も行ったと言っていましたが。大体旅行に金をかけるのは、独身女性なんだよね。こんなことを言うと、女性差別的とか言われるかもしれない・・・でも、少なくとも私より5歳くらい若い独身女性は、私の旅行経験をはるかに上回る人が結構沢山いるような気がする。ちょっと羨ましいけど。


ところで、シンガポールは流行り病が出ているらしい。

CNN.co.jp : デング熱感染者が倍増、死者7人に シンガポール - サイエンス

記事より以下に一部抜粋。

シンガポール──シンガポール保健省は9月1日、デング熱の感染者が今年初めから8月28日までに計8308人に達し、前年同期と比べ、ほぼ倍増したと発表した。8月22─28日までの感染者は493人で、前週から約20%増加。今年に入ってからの死者は、計7人となっている。

デング熱は、デング熱ウイルスを保有する蚊(ネッタイシマカやヒトスジシマカなど)の吸血によって感染する、世界の熱帯、亜熱帯地域のほぼ全域に広がる感染症。通常、4─7日の潜伏期間を経て、高熱や頭痛、筋肉痛、発疹を伴う。特効薬はないが、比較的軽症で済む場合が多く、死亡率は約1%程度とされている。

しかし、デング熱を媒介する蚊は、都心部の水たまりなどでも増えることから、都会での流行も多く見られる。


だって。
デング熱は怖いな、やっぱり。外務省の海外渡航情報とかには、注意報(そんな呼び方ではないだろうけど、分らないから)は出ているんでしょうかね。

暑い地域はやっぱり油断できないな。東南アジア旅行をしたいと思わないのは、水が怖い(飲めなさそう)、食べ物も汚い(料理人の手が汚さそう)、部屋が汚い(イモリだかヤモリだかが壁に張り付いていたり、蛇とかサソリが入ってきたりしそう)、といった先入観に囚われており、コワイんですよ。だから、行ったことが無い。


というか、海外そのものに旅行経験があまりない。2回しかない(うち、一度は新婚旅行、爆)。少ないですか?少なすぎかもね。


「Visit Japan構想」賛同者だからなんだよ!
国内旅行で、国内消費を活性化してきたんですよ!
旅館などの国内観光業に貢献しようと思ったんですよ!

なーんて、タダの負け惜しみかも・・・本当は海外旅行にも行きたい・・・

いずれ海外旅行に行きたいと思います。



雇用保険は貢物か2

2005年09月01日 14時56分44秒 | おかしいぞ
今まで何度か取り上げた雇用保険ですけれども、この特別会計の闇がどういう実態になっているか全容は掴みにくいのです。恐らく枝葉の公益法人などが大量にぶら下がっているはずです。タカリ軍団が棲み付いているはずです。

参考記事:雇用保険は貢物か不正と不公平と「小さな政府」


まず、簡単な仕組みについて言いますと、労働保険は大きく2つに分かれており、労災保険と雇用保険です。労働保険特別会計の中では、徴収勘定、労災勘定、雇用勘定の3つに分けられています。徴収勘定は徴収業務に関わるものであろうと思いますが、他の2つはそれぞれ労災と雇用保険に対応していると思います。元々存在した特殊法人は改革の一環で、それらは独立行政法人化されているものが多いのです。だいたい「~~機構」という名前になっています。

雇用保険の料率アップ(確か0.2%だったかな)が行われた理由というのは、「失業給付が増加して、雇用保険運営に支障を来たすから」という理屈でした。ところが、現実にはそんなことは全くありません。お役人どもの考える運営とは、自分達の組織や権益をいかに守るか、ということだけで、国民生活に役立つという視点など持ち合わせていないのでしょう。そんな精神ですから、兵庫労働局のような裏金や不正がまかり通っているのですよ。


労働保険特別会計の保険料収入ですが、05年度予算では約3兆8970億円、04年度が約3兆6000億円でしたので、値上げによって3千億円近く増加したのです。収入規模で言えば、4兆円近い金額ということになります。ところが、現実の給付を見てみると、給付がそんなに多いとは言えないのですよ。労災給付が8030億円程度で、これは前年とそれ程変わりがありません。もう一つの雇用保険の方は、失業給付が2兆1780億円となっており、昨年よりも1千億円近く減少しています。これは、昨今の雇用状況の改善によって、多分減少するものであろうと思います。両者の給付額の合計は、2兆9810億円となって、収入よりも9千億円くらいは少なく済むのですよ。この差額は一体どうなっているのか?タカリ軍団の餌食になっているのですよ。普通に考えれば、前年の収入3兆6000億円でも運営に困ることなんて有り得ないと思いませんか?単年度で6千億円以上余るはずなのですよ?なのに、「足りない」と言う。クソ役人どもの言うことが信じられるか?

勿論制度運営の費用がかかるでしょう。ハローワークとか、施設も必要でしょう。ですが、普通は予算の範囲内で行えばいいではありませんか。今までに失業保険を払う額が多かったとしても、過去の剰余は相当あったはずです。にもかかわらず、足りなくなるなんて絶対にオカシイんですよ。


その他使途の大きな費目で見てみると、保険料返還金が550億円、雇用保険の業務取扱費880億円・施設整備費54億円、労災保険の業務取扱費505億円・施設整備費34億円です。これらは労働保険運営に関わる費用で、合計1473億円もかかっています。これで十分多いじゃないか、と誰しも思うでしょう?ところがこれだけではないんですよ。実は、一般会計からの繰入額が05年度に4260億円もあるのです。前年はもっと多くて4900億円だったのです。つまりは、失業+労災給付額よりも1兆円も上回る規模で何処かに投入されている、ということです。運営にかかる費用はハローワーク業務が市場化テストに出されるほど無駄が多いといわれるけど、それでも1400億円程度なのに、ですよ!!残りは何処へ行ってしまうのか?


労働福祉事業に2200億円、雇用安定等事業に3500億円使われている。これが本当に意味のある使われ方をしているかどうかは判らない。合計5700億円にも上る金額は、有効に使われているのか?資産や収入のない人達に家賃補助を1万円行えば、5700万人に配れる。家賃補助3万円だとしても、1900万人に配れる。低所得労働者に年間10万円支給でも、570万人に配れる。そういう額が使われているのだぞ。だが、現実にはどうだ?何処かの「オイシイ思い」をする特定の所に金が回ってないか?労働者や企業の収めたお金は、どこかへ消えていってしまう。


特別会計の闇は深いです、非常に。すぐにはおかしなところが発見できにくいのです。前から取り上げてきた、雇用・能力開発機構にも謎がありましたよ、やっぱり。05年度の特別会計を見ると、運営交付金904億円、施設整備費18億円が出ています。雇用勘定の業務取扱費(880億円)よりも多いのだぞ?国がやってる運営費よりもはるかに高い、ってどういうことだ?この組織は、理事長を初め高給取りが多いからな。


公開されている決算等財務情報は次の通り。

情報公開


決算を見ると、平成15年3月末時点で単年度損失が1420億円にも達する。累積では損失が7324億円だ。16年2月には2645億円損失で、累積は9969億円だ。多分既に1兆円を超えてるだろう。本気で狂ってるとしか思えない。こういう組織の規律はどうなっているんだ?こんな連中に多額の労働保険料を流し込んでいるんだぞ?それでいて、バカ高い報酬を与え、尚且つ赤字垂れ流して1兆円の欠損金だそうだ。長期債務も異常に多い。8600億円以上だぞ。こういう奴らに給料を払う為に、雇用保険料率を上げるだと?狂ってる。


多くの国民は騙されているのだ。官僚どもが作り上げた、こうした特別会計の闇に金を吸い上げられているのだ。こういうのは、解体しかないだろうと思う。欠損金は戻ってこないが、これ以上の損失を避けるにはそれ以外にない。清算主義と言われようが、こんな組織を残す事など許容できない。こんな所に金を流し込むなら、障害者福祉に入れろ。全額無料にしたって賄えるはずだろうが。高齢・障害者雇用支援機構にも運営交付金が180億円入っている。本当に必要なのか?こんなに。180億円あれば、障害者医療・介護の自己負担額のかなりの部分を賄えるだろ?雇用支援する以前に、ダイレクトに障害者に給付した方が、よっぽど人々の役に立つぞ。

特殊法人改革と言って、官僚達は看板を変えて、金の流し込み先を見えにくくしただけだ。こういうのを「小さく」するのが先決だ。