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消費者物価と日銀政策の分かれ道

2005年09月16日 18時09分54秒 | 経済関連
今後の物価動向は、次のような見通しのようです。

NIKKEI NET:経済ニュース

以下に一部抜粋。

岩田・日銀副総裁、インフレ参照値を提案

日銀の岩田一政副総裁は15日に名古屋市内で講演し、量的緩和を解除した後に「物価安定のアンカー(いかり)を活用する」ことが重要と述べ、日銀が望ましい物価上昇率をあらかじめ明示する「インフレ参照値」を設定しておくべきだとの考えを明らかにした。10月にも消費者物価のプラス転換の可能性が出てきたことで、近い将来に解除の条件が整うと判断。解除手法や解除後の枠組みを巡る議論の口火を切った。





このインフレ参照値というのは、微妙すぎてよく判らないな。ターゲットという意味なのか、ここで言うようにアンカーとして用いるのか、どうなんだろうな、と。単純にアンカーならば、抑制が主体的、ってことだろうし、参照値と言いながら公表による金利への反応などがあるのかもしれないし、謎が多いな。


昨年には、今年の見通しとして、物価上昇は有り得るかもしれないと思ったけれど(経済学は難しい2)、ここまでの原油高は想定していなかったし、イラク撤退見通しもそれ程進展があった訳でもないし。だが、デフレ脱却はよいサインと思いますので、これからの政策に注視していこうと思います。でも、専門外というのは、見てもあんまり判らないんですけれども(笑)。


追記:

最近、株価上昇が続いて、少し運用収益は改善しました。特に投信の負けが改善進んでいました、知らないうちに。ラッキー!


毎月積立式のインデックスタイプは、いつの間にか負けからプラスとなっていた。でも悔しすぎて売れない。この程度の上昇では・・・それでも2万円以上プラスになっているから、あんまり欲張らないようにした方がいいのかな・・・6年以上やっているから、年間3300円位のリターン。寂しい・・・ああ、でも100万円預金とすれば0.33%の利息だから、現状金利を考えるとまずまず、と言えるかも。元金はもっと全然少ない訳だし。いつ売るか、が難しいな。教訓としては、利益がある程度出てたら、一度売れ、だな。


5万円入れたヤツは見てないけれど、多分まだ1万円位は負けてるだろう(笑)このまま置いておけば、いずれ償還されるだろう(確か10年だったか15年だったか期間設定があったと思う)。


グローバルバランス型は、反応が鈍い。日本株にあんまりウエイトないし。これも知らんうちに、トータルリターンが10%くらいに上昇していた。少なくとも手数料負けは消えた。これも5年以上放置しているから、いつどうなっていたのか詳しく見てなかった。信託報酬もバカにならんらしいし(儲けを出さないくせに、報酬だけは確実に取られるからね)。ここ1年くらいで、大きく挽回したんだろう、多分。


因みに、モーニングスターのレーティングでは、1兆円以上あった資産がごっそりやられた、某超大型ファンドが5つ星だそうな。今基準価格を調べてたら、偶然知ってビックリ。しかもベスト何とか、だそうだ。マジか?1万円あった投資額が、最悪期には4千円まで落ち、その後に6500円まで回復したら、ベスト何とかだそうです。フーン。

なんか、当たり前みたいな気もするけれど。日経平均が8000円以下だったのが、12000円超えてくれば、誰が投資しても自動的に1.5倍になる訳ですし。つまり、基準価格4000円は自動的に6000円になる、ということですね。努力して数百円(2~300円程度?)は挽回したけれど、お客様の大切な資産は、65%に減少したままです、ということだな(笑)。

それでも五つ星なんだと。レーティングって、どういう基準なのか判らんね。100万円が65万円になっちゃったら、挽回するのは容易ではないよ、はっきり言って。日経平均で18000円以上まで上昇しないと元に戻らないんじゃないか?


私が持ってる上のバランス型は、5年10%弱上昇でも3つ星だった。確かに年率換算だと2%以下だし、堅実路線って感じだしね。年率50%上昇とかではないだろうから。でも大きくやられるよりはいい。無難。五つ星の某メガファンドよりも、はるかにいい。笑


ざーっと見たら、投信の半分以上が長期ではマイナスだった。5年では、やられてる投信ばっかり。余りに長期運用の成績が悪すぎなんじゃないのか?運用環境が良い時なんて、誰が運用しても上がるっての。特に今みたいに、良い時には。



財務省官僚はやっぱり抵抗勢力か

2005年09月16日 17時14分36秒 | 社会全般
選挙で自民勝利が決まった途端に、「財務省の権威」が復活ですか?財務省の細川事務次官が、共済年金と厚生年金の一元化は、「難しい」と発言。また官僚の倣岸な態度が、早速復活かよ。いっそ、民主党に叩き潰された方が良かったか?年金の専門家に早代わりなんだそうだ、財務省は。厚生労働省には任せておけない、ってか(笑)。政治決着の前に、「官の抵抗」を見せ付けておこう、って腹か?

NIKKEI NET:経済ニュース


記事より一部抜粋。

財務省の細川興一次官は15日の記者会見で、与党が衆院選の公約に掲げていた厚生年金と共済年金の一元化について「それぞれの年金に淵源(えんげん)があり、全部白紙に戻して作ることはできない」と述べ、



国が金を出すから、手前らの年金財源は無尽蔵だわな。保険料収入よりも給付額がどんなに上回っても、自分達の腹は痛まないように出来ている。(他の厚生年金等にはない)追加費用が最も多くなっても、手前らの保険料(共済は掛金とか言うのか?)が上がるわけでもないし、給付が抑制されるわけでもない。手前らで決めた法律があるんだから、そりゃ、やりたい放題だわな。「根拠法がある」、という、とっておきの防御がある。クソどもが、こっそり国民に内緒で決めた法律があるもんなー。それはまさしく、「イージスの盾」だわな。公務員共済だけの特典を温存しようって腹だろうが、役人どもが。そういう根性が、最も腹立たしい。こういう権限を潰さないと、どうしようもない。こいつらに権限を与えておけば、必ず抵抗してくる。法解釈も、どんなに捻じ曲げようが、自分達に都合よく、恣意的運用をしてくるし。

「変えられない」「出来ない」「今までは違う」「過去の歴史が、実績が、」って、・・・タコか。いつまで経っても、進歩のない奴らだな。


お決まりの「それは役人が決めたんじゃないんですよ。国会で審議して、国民の代表である国会議員さん達が決めたんですよ」とか、ぬかすんだろう?これさえあれば、どんな非難も防げる、と思っているんだろ?そうだよ、法があるからな。法という「盾」によって、お前らの既得権益全てが守られている。


そういうところが、役人どもを信じられない理由だ。まるで改める気がないだろ?国家公務員共済は財務省の所管だから、また手前らの好き勝手に出来ると思っているんだろ?こういう連中には、何処かに去ってもらえ、谷垣くん。こんな風に、いちいち抵抗する官僚は、国民の為に全く役立たない。


「天下り問題」の時にも、偉そうに抵抗しただろ?お前らは。「天下りを改めていこう」って言わなかっただろ?逆に、天下りを無くすのは反対だ、とか抵抗しただろ?今度は年金にも抵抗だろ?範を示すべき、事務方トップがこんな有様では、霞ヶ関は永遠に良くならない。そういう抵抗勢力でしかない官僚は、国民にとっては「百害あって一利なし」だ。改革の邪魔だ。そういう高級官僚こそ排除すべきだ。

その為に、国民は政治力を与えたのだぞ。
こういう抵抗を無くす為に、与えた一票なのだぞ。

役人天国の手先でしかないような連中には、それなりに対応してもらう。
それが筋でしょ。



「ポスト小泉」を睨んだ組閣はどうなるかな?

2005年09月16日 12時49分06秒 | 政治って?
今までに色々と勝手な推測を書いてきました。現在までのところ、「助さん角さん」の谷垣くん&麻生親分と、人気筆頭候補では安倍ちゃん、堅実路線では福田康夫さんというところでしょうか。小泉さんの考えは、「派閥で選ばれるべきでない」という考えなんだろうと思います。それは、かつて自分が味わった、「派閥原理」による総裁選での苦杯を知っているからだろうと思うのです。


参考記事:

次期総裁レースのヒント?
国内政治のひと休み
民主党の勘違いとポスト小泉戦線


「小泉チルドレン」として派閥に入れさせないのは、そういった色をつけずに、純粋に総裁を選ぼうとする為だろうと思いますが、一方では、後戻りを防ぐ為の「ブレーキ軍団」として(?)小泉さんの影響力を残そう、という意味合いも少し考えられます。ですが、院政を考慮するということは全くないと思います。


従って、オープンな状態で「総裁候補」を選出していくという道筋をつけ、派閥政治を終わらせる、という目的の為に、新人議員達には派閥に入れないようにするのだろうと思います。次回の衆院選は4年後でほぼ間違いないでしょうから、その時に選挙である程度勝てる人材ということになれば、「プリンス安倍ちゃん」が人気・知名度ともに他を圧倒してますから、恐らくその時の総裁は安倍ちゃんが望ましいと普通は考えるだろうと思います。となれば、それまでの約3年弱を誰が登板するのか、ということになるのだろう、と。長期政権である必要性がないとなれば、つなぎ的な印象がありますけれども、総裁任期よりも先に退陣して、禅譲でもよい、という人物などいないかもしれませんが・・・


今回の組閣で、安倍ちゃんや福田さんがどのポストに就くのか、にもよりますね。少なくとも安倍ちゃんは閣僚経験がないのですから(幹事長だけでは物足りないでしょう)、今度入閣することになるでしょう。最も威力を発揮しそうなのが外務大臣ですかね。大蔵(今は財務省だけれど)か、外務か、官房長官のどれかに入るならば、有力候補と見ていいと思います。福田さんが就くポストは結構難しい。小泉さんの「仕上げの1年」ということを考えるならば、短期間での主要大臣ポストを変更することは不利な要因でしょうから、「助さん角さん」は動かせない気がする。財政再建と三位一体改革の重要性を考慮すれば、財務と総務は代え難い。谷垣・麻生は留任、という方向が普通だと思うが。問題の外務大臣ポストが(安倍or福田のいずれか?)重要になるんじゃないのかな、と。中国関係修復に重心を置くとすれば、福田さんかな?強い外交中心で行くなら、安部ちゃんだけど。福田さんが外務なら、安倍ちゃんの官房長官もありか。


今回安倍ちゃんが官房長官なら、次の誰かが総裁の時に財務か外務を担当ということもあるかな。小泉さんは、大蔵・外務大臣には就いていなくて、実は厚生省(現厚労省)が長い。なので、小泉さんの残り1年を、福田外務、安倍厚労、というのもあるな。そうなると、官房長官には意外な人選かもしれない。元さやで、福田官房なら、安倍外務or厚労もあるか。


福田さんは総裁の意欲はあるのだろうか?年齢がちょっと気になるので、やるとしても短期間だろう、というのは判るけれど、本人にその気がなければね・・・財界は対中関係の為に福田さんを押して、安倍ちゃんには「まだ、ちょっと・・・」と言うだろう。公明党も「安倍外相」は「出来れば・・・(避けてね)」と言うかもしれないな。微妙な感じですね。案外やる気がないのかもしれないですし。


どうなるにしても、小泉さんの考えでは「自民党総裁」とは派閥などで決められるのではなく、公平な制度によって望まれた人が選出されるべき、ということなんだろうと思う。そういう政党政治に変えて行こう、ということを意図しているのだろう。


ポスト小泉はどうなるか、というのは、予想出来ないですね。別な言い方をすれば「民意に従え」ということでもある。民意重視ならば、やっぱり安倍ちゃんが筆頭候補だろう。07年の参院選挙での結果次第では(敗北の責任問題で)退任の可能性があるので、その場合には1年程度の短期政権となりかねないですから、安倍ちゃんには就かせられない、という見方も出来る。となれば、安倍ちゃんの総裁選出馬は「待った」がかかり、閣僚経験の場とすると、安倍ちゃんを育てる人として求められるかも。

かつての福田赳夫―安倍晋太郎路線みたいに、康夫―晋三路線が再現されるか?それとも、他の谷垣、麻生が出てくるのか?中々難しいですね。