財務省は連結貸借対照表を発表した。今日の読売朝刊に出ていました。一般会計のみと連結会計での債務超過額が記事になっていました。それによれば、一般会計の債務超過は約289兆円、特別会計等を含めた連結会計では債務超過が約241兆円とのことであった。
これも怪しい評価と言えるだろうな。固定資産が多ければ、評価額が実質的に高く評価されているだろうし、現金化する時に道路とかを買う人は殆どいないしね(笑)。元々談合などでバカ高い金額で取得したものが、実質的な価値はもっと低いに決まっているだろうと思うし。色々なやくざなハコモノも大量にあるだろう。だから、連結会計になれば50兆円もの資産価値が増えることなんて、到底信じられないね。単なる貸借対照表は債務残高に対する恐怖心を多少緩和させる、という「おめでたい効果」があるくらいなものだろう。
前に示した(特殊法人の不良債権額の推測?2)独立行政法人だっていい加減な資産評価だったじゃないか。雇用・能力開発機構の持っていた固定資産、「能力開発・雇用福祉事業資産」は1兆1400億円以上の「評価額」があったんじゃないのか?オイ。なのに、独法化した途端に、エライ目減りの仕方だったのは何故だ?3650億円は何処に消えたのだ?何故資産が大幅に減少したのか?「固定資産」なのに煙に消えたとでも?(爆)人を騙すのは簡単だ。何故なら、こうした特殊法人等は民間なみに会計検査など受けないからだ。一般企業の監査の公正さを問題にすることも分るが、まず公的部門の監査をきっちりやったらどうだ?
今回の財務省の貸借対照表が信用できないのは、こうしたトリックを隠せばいくらでも債務の圧縮が可能だからだ。財務省を責めてるわけではないが、持ってきた数値が各省から提出されたものだろうから、これらを一件ごとに監査などしてないだろう?出された数字を鵜呑みにするだけ。まあ、それはそれで仕方がないのかもしれないが。役所仕事だから。ですが、こうした報道で、「連結資産が840兆円」とあっても、国にそれだけの資産が本当にあるとは思わない方が無難ですね。前にも書いたように、資産を売却する場合には大抵目減りするし、借金返済に専ら役立つのはなんと言っても金融資産です。なので、以前記事に書いたSNAベース(郵政と財投と周辺組織の問題2)で借金を捉える方が現実的だっての。しかも悲しい事に、自治体や特殊法人等への貸付金というのはそれを清算したところで政府には金が戻ってこないだけです。これも結構困るのですね。債務超過の法人を処理すると、国の巨額損失が明らかになるのと、被害額が膨らむことが確定するだけなのですよ。でも清算しなければ、簿価としては国の債権(=国の資産)として保たれている、一応。だが、実質破綻先と同じだけれども。破綻処理せずに、「追い貸」してるのと全く同じ。
大体、そういう予想がつきますね。
なので、「連結で国の債務超過が240兆円に減少して良かったね」などとは思えるはずもなく、普通の感覚では「とっくの昔に倒産してるな」という悲しい認識だけ。財務省は、国会質疑で指摘された「土居・星ペーパー」(参考:特殊法人の不良債権額の推測?)への答えも出してないだろ。財政審もさ、人数ばっかり多くて、無駄に頭数ばかり揃えてないで、まずは特殊法人等の中央省庁部門以外の不良債権額をきっちり計算させてみるとか出来るだろう?建議を出すのは結構だが、基礎的データをまず出して、一部学者達が言ってる財務状況が果たして妥当性が高いのか、検討とか出来るだろう?国会で質問が出された論文なのに、それに満足に答えられないんじゃ、話にならんだろう?何の為に審議会と称して、学者や経営実務のエキスパートやその他財政専門家達がこれほど集まっているんだ?普通、どこの会社だって「数字を出せ、帳簿見せろ」だろ?経営状態を数字で見ないで何で見るんだ?帳簿を見ないでどうするの?財務を扱うってのに、正確な数字なしで、将来の予定とかをどうやって決めるのだ?どういう経営再建計画を出せるというのだ?UFJ銀行の金融庁検査はもっと厳密で厳しかっただろう?なのに、何故公的機関にはそれが同じように出来ないんだ?
今まで、何をやってきたんだ?監査をするべき人間は正しく監査をしてない。一体全体どういうことだ?民間経営者なら、取締役や監事は経営責任や監査責任を問われるだろ?だが、特殊法人等では問われない。監事もごっそり給与や退職金を引き抜いていくだけで、まともな監査なんてやってこなかったんじゃないのか?会計検査院も監督省庁も財務省も、まともに監査してこなかったろう?誰も責任を問われないのが行政なんですよ。こりゃ、楽でしょうがない。帳簿を見なくとも、ハンコだけポンで、それでいいんだそうだ。それが、1500万円位の給料が貰える、高価なハンコなんだそうだ。バカバカしい。
財務省の諸君、今年の初め頃に、国家公務員共済組合連合会について幾つか質問をしたが、途中で答えることを止めてメールを返信してこなくなっただろ?都合の悪い質問には、こちらを無視しただろう?しかも「本省に来い」と言ったな?全国には遠くに住んでいる人も多いのに、皆が本省まで行けるわけないだろ。そうした対応を受けた国民がどういう思いなのか、君らには分るまい。国民をないがしろにする態度や、愚弄している姿勢が滲み出てるぞ。少しは心を入れ替えろ。
財務省は深く反省したまえ。国民の為に仕事をしていない連中が多すぎるんですよ。自分達の為に仕事をやってるんですよ、諸君は。いかにも「国家財政を・・・」って思っている積もりかもしれんが、それは結局自分の為にやっていて、国民のことなんかこれっぽちも考えていないんですよ。国民のことが思い浮かんだりはしないんですよ、君達は。あるのは、目の前にある数字と、「自分の仕事」という感覚だけ。そうじゃなけりゃ、もっとまともな仕事ができたはずだ。
だがな、「天下りを断固なくすな」派の事務次官を筆頭に、君達がしがみついてた「国家公務員共済」は「風前の灯火」になったな。地方公務員共済と統合されるばかりではなく、一元化への軌道にどうやら入ったようだ。残念だったな(笑)。
自らの権益を守ろうとする前に、いかにいい仕事をするか、国の為になる仕事がどうやったら出来るか、よく考えてみるべきだ。仕事で結果を出せ。
これも怪しい評価と言えるだろうな。固定資産が多ければ、評価額が実質的に高く評価されているだろうし、現金化する時に道路とかを買う人は殆どいないしね(笑)。元々談合などでバカ高い金額で取得したものが、実質的な価値はもっと低いに決まっているだろうと思うし。色々なやくざなハコモノも大量にあるだろう。だから、連結会計になれば50兆円もの資産価値が増えることなんて、到底信じられないね。単なる貸借対照表は債務残高に対する恐怖心を多少緩和させる、という「おめでたい効果」があるくらいなものだろう。
前に示した(特殊法人の不良債権額の推測?2)独立行政法人だっていい加減な資産評価だったじゃないか。雇用・能力開発機構の持っていた固定資産、「能力開発・雇用福祉事業資産」は1兆1400億円以上の「評価額」があったんじゃないのか?オイ。なのに、独法化した途端に、エライ目減りの仕方だったのは何故だ?3650億円は何処に消えたのだ?何故資産が大幅に減少したのか?「固定資産」なのに煙に消えたとでも?(爆)人を騙すのは簡単だ。何故なら、こうした特殊法人等は民間なみに会計検査など受けないからだ。一般企業の監査の公正さを問題にすることも分るが、まず公的部門の監査をきっちりやったらどうだ?
今回の財務省の貸借対照表が信用できないのは、こうしたトリックを隠せばいくらでも債務の圧縮が可能だからだ。財務省を責めてるわけではないが、持ってきた数値が各省から提出されたものだろうから、これらを一件ごとに監査などしてないだろう?出された数字を鵜呑みにするだけ。まあ、それはそれで仕方がないのかもしれないが。役所仕事だから。ですが、こうした報道で、「連結資産が840兆円」とあっても、国にそれだけの資産が本当にあるとは思わない方が無難ですね。前にも書いたように、資産を売却する場合には大抵目減りするし、借金返済に専ら役立つのはなんと言っても金融資産です。なので、以前記事に書いたSNAベース(郵政と財投と周辺組織の問題2)で借金を捉える方が現実的だっての。しかも悲しい事に、自治体や特殊法人等への貸付金というのはそれを清算したところで政府には金が戻ってこないだけです。これも結構困るのですね。債務超過の法人を処理すると、国の巨額損失が明らかになるのと、被害額が膨らむことが確定するだけなのですよ。でも清算しなければ、簿価としては国の債権(=国の資産)として保たれている、一応。だが、実質破綻先と同じだけれども。破綻処理せずに、「追い貸」してるのと全く同じ。
大体、そういう予想がつきますね。
なので、「連結で国の債務超過が240兆円に減少して良かったね」などとは思えるはずもなく、普通の感覚では「とっくの昔に倒産してるな」という悲しい認識だけ。財務省は、国会質疑で指摘された「土居・星ペーパー」(参考:特殊法人の不良債権額の推測?)への答えも出してないだろ。財政審もさ、人数ばっかり多くて、無駄に頭数ばかり揃えてないで、まずは特殊法人等の中央省庁部門以外の不良債権額をきっちり計算させてみるとか出来るだろう?建議を出すのは結構だが、基礎的データをまず出して、一部学者達が言ってる財務状況が果たして妥当性が高いのか、検討とか出来るだろう?国会で質問が出された論文なのに、それに満足に答えられないんじゃ、話にならんだろう?何の為に審議会と称して、学者や経営実務のエキスパートやその他財政専門家達がこれほど集まっているんだ?普通、どこの会社だって「数字を出せ、帳簿見せろ」だろ?経営状態を数字で見ないで何で見るんだ?帳簿を見ないでどうするの?財務を扱うってのに、正確な数字なしで、将来の予定とかをどうやって決めるのだ?どういう経営再建計画を出せるというのだ?UFJ銀行の金融庁検査はもっと厳密で厳しかっただろう?なのに、何故公的機関にはそれが同じように出来ないんだ?
今まで、何をやってきたんだ?監査をするべき人間は正しく監査をしてない。一体全体どういうことだ?民間経営者なら、取締役や監事は経営責任や監査責任を問われるだろ?だが、特殊法人等では問われない。監事もごっそり給与や退職金を引き抜いていくだけで、まともな監査なんてやってこなかったんじゃないのか?会計検査院も監督省庁も財務省も、まともに監査してこなかったろう?誰も責任を問われないのが行政なんですよ。こりゃ、楽でしょうがない。帳簿を見なくとも、ハンコだけポンで、それでいいんだそうだ。それが、1500万円位の給料が貰える、高価なハンコなんだそうだ。バカバカしい。
財務省の諸君、今年の初め頃に、国家公務員共済組合連合会について幾つか質問をしたが、途中で答えることを止めてメールを返信してこなくなっただろ?都合の悪い質問には、こちらを無視しただろう?しかも「本省に来い」と言ったな?全国には遠くに住んでいる人も多いのに、皆が本省まで行けるわけないだろ。そうした対応を受けた国民がどういう思いなのか、君らには分るまい。国民をないがしろにする態度や、愚弄している姿勢が滲み出てるぞ。少しは心を入れ替えろ。
財務省は深く反省したまえ。国民の為に仕事をしていない連中が多すぎるんですよ。自分達の為に仕事をやってるんですよ、諸君は。いかにも「国家財政を・・・」って思っている積もりかもしれんが、それは結局自分の為にやっていて、国民のことなんかこれっぽちも考えていないんですよ。国民のことが思い浮かんだりはしないんですよ、君達は。あるのは、目の前にある数字と、「自分の仕事」という感覚だけ。そうじゃなけりゃ、もっとまともな仕事ができたはずだ。
だがな、「天下りを断固なくすな」派の事務次官を筆頭に、君達がしがみついてた「国家公務員共済」は「風前の灯火」になったな。地方公務員共済と統合されるばかりではなく、一元化への軌道にどうやら入ったようだ。残念だったな(笑)。
自らの権益を守ろうとする前に、いかにいい仕事をするか、国の為になる仕事がどうやったら出来るか、よく考えてみるべきだ。仕事で結果を出せ。