いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

『ベンジャミン・バトン』の感想

2009年09月02日 17時12分25秒 | 俺のそれ
割と面白かった。

海外映画の苦手な妻も、「これはまあまあね」などと言っていたのだった。



老人ホームを主な生活拠点としており、そこの老人たちの「老い」と「死」という視点が常につきまとうように、物語は進んでゆく。老いは、「赤ん坊に戻ってゆくようなもの」、というのを、本当に起こってしまったらこうなるんじゃないかな、という感じだった。


アルツハイマーになった5歳児、というのは、確かに見ないけれど「多分、こんなふうになる」という感触だけはあるものね。

赤ん坊となって、「死へのカウントダウン」という恐怖心のようなものが、当人にとってはどうなんだろうか、といったことが一切分からないので、逆にその方が幸せなのかもしれない、と思ったりした。


老いを再考したい人たちには、オススメしたい作品。