木村剛で思い出したが、同じような話はあったな。
>新銀行東京に学ぶ経済学~その4
08年3月頃ですけれども、単なる偶然なんだろうとは思いますが、日本振興銀行が債権を買っている、といったことがあったらしいですな。それも、SFCGの保有していた債権とか。二重譲渡問題で、ハメられた信託銀行とかが日本新興銀行なんかを訴えたそうだが。亀井大臣あたりが何かの強権でも発動するのかな?(笑)
ところで、妄想なんだが、計画的に倒産させる方法、みたいなものを考えてみたよ。
キャッシュを抜く為に計画倒産させる、ということは不可能ではないはずだろう。
資産サイドにある債権を売って現金化し、このキャッシュで子会社や親族の経営する別会社にあるゴミ資産みないなものを不当な価格だろうと何だろうといいので、買ってしまえば、資金は抜き出せるんじゃないかなと思うね。素人だから、もの凄くシンプルに書くけど、
債権 1000 借入 500
資本 500
となっていたのを、借入を1000増やして杜撰だろうと何だろうといいので貸しまくる。すると、
債権 2000 借入 1500
資本 500
みたいになるわけである。
ここから、債権を売却し現金化してゆくのだ。けど、債権売却は総額よりも安くなるので、とりあえず債権総額と売却額との差額を損失として表示するとすれば、
債権 1000 借入 1500
現金 700 資本 500
損失 △300
となるわけだ。ここから、現金700でゴミ資産を購入したことにしてしまうと、ヨソに資金が移動できるということになるだろう。更に債権売却を強引に進めてゆくとすれば、
債権 100 借入 1500
資産 1300 資本 500
損失 △600
という具合になるわけである。
資産というのは、債権1900を1300で売却し、そのキャッシュで名目上のゴミ資産を買ったことにすれば、現金はそちらに移ってしまうということになるだろう。あと、会社自体は債務超過に陥るので、倒産させることができる。こうして、会社そのものの存在をなくしてしまえば、過払返還金訴訟から逃れられるとともに、債権を購入した側には過去の過払金請求は無い上に新たな貸出先を生み出せるというメリットがある。それに、貸出金利と定期預金金利差額は大きく設定できるので、非常にオイシイ取引ということになるわけである。
このスキームは、倒産させる側にも、購入する側にもメリットが大きくあって、どうせ弁護士に過払い返還金で取られるくらいなら、「山分けしておこうぜ」というような動機が発生しても不思議ではないだろう。債権購入側がそうした意図を知っていたかどうかは不明であるし、騙されて買わされたということも有り得なくはない。が、初めからハメるつもりで、トラップを仕掛けておくということはできそうな気もする。
①債権保有者QがRに債権を売却する
②売却債権の回収代行をQがRから請け負う
③Qは別なSに対しても同じ債権を譲渡
④Qは倒産、債権の所有権をRとSが主張
ここで、②の部分が問題だろう。借り手にとっては、これまで返済先がQであったのが、債権が売却されたとてこれまでと同じQに返済を継続することになっているからである。借り手から見れば、外見上は何らの変化もないということになるわけである。しかし、実態としては、債権者はあくまでRであり、Qは回収代行業務を請け負っているに過ぎない、ということなのだ。返済先が変更なく、返済条件の変更もない場合に、債権が譲渡されたことを全て知らせるかどうかということになるからである。Qが別なSに二重譲渡を意図して、Rから回収代行業務を受けたのだとすれば、QはRをハメる気だったということはあるだろうね。
まあ、やる気になれば、色んなあくどいことは思いつくだろうと思うので、そういうその道のプロにかかれば、色々手があるよということなんでしょう。
くわばら、くわばら。
>新銀行東京に学ぶ経済学~その4
08年3月頃ですけれども、単なる偶然なんだろうとは思いますが、日本振興銀行が債権を買っている、といったことがあったらしいですな。それも、SFCGの保有していた債権とか。二重譲渡問題で、ハメられた信託銀行とかが日本新興銀行なんかを訴えたそうだが。亀井大臣あたりが何かの強権でも発動するのかな?(笑)
ところで、妄想なんだが、計画的に倒産させる方法、みたいなものを考えてみたよ。
キャッシュを抜く為に計画倒産させる、ということは不可能ではないはずだろう。
資産サイドにある債権を売って現金化し、このキャッシュで子会社や親族の経営する別会社にあるゴミ資産みないなものを不当な価格だろうと何だろうといいので、買ってしまえば、資金は抜き出せるんじゃないかなと思うね。素人だから、もの凄くシンプルに書くけど、
債権 1000 借入 500
資本 500
となっていたのを、借入を1000増やして杜撰だろうと何だろうといいので貸しまくる。すると、
債権 2000 借入 1500
資本 500
みたいになるわけである。
ここから、債権を売却し現金化してゆくのだ。けど、債権売却は総額よりも安くなるので、とりあえず債権総額と売却額との差額を損失として表示するとすれば、
債権 1000 借入 1500
現金 700 資本 500
損失 △300
となるわけだ。ここから、現金700でゴミ資産を購入したことにしてしまうと、ヨソに資金が移動できるということになるだろう。更に債権売却を強引に進めてゆくとすれば、
債権 100 借入 1500
資産 1300 資本 500
損失 △600
という具合になるわけである。
資産というのは、債権1900を1300で売却し、そのキャッシュで名目上のゴミ資産を買ったことにすれば、現金はそちらに移ってしまうということになるだろう。あと、会社自体は債務超過に陥るので、倒産させることができる。こうして、会社そのものの存在をなくしてしまえば、過払返還金訴訟から逃れられるとともに、債権を購入した側には過去の過払金請求は無い上に新たな貸出先を生み出せるというメリットがある。それに、貸出金利と定期預金金利差額は大きく設定できるので、非常にオイシイ取引ということになるわけである。
このスキームは、倒産させる側にも、購入する側にもメリットが大きくあって、どうせ弁護士に過払い返還金で取られるくらいなら、「山分けしておこうぜ」というような動機が発生しても不思議ではないだろう。債権購入側がそうした意図を知っていたかどうかは不明であるし、騙されて買わされたということも有り得なくはない。が、初めからハメるつもりで、トラップを仕掛けておくということはできそうな気もする。
①債権保有者QがRに債権を売却する
②売却債権の回収代行をQがRから請け負う
③Qは別なSに対しても同じ債権を譲渡
④Qは倒産、債権の所有権をRとSが主張
ここで、②の部分が問題だろう。借り手にとっては、これまで返済先がQであったのが、債権が売却されたとてこれまでと同じQに返済を継続することになっているからである。借り手から見れば、外見上は何らの変化もないということになるわけである。しかし、実態としては、債権者はあくまでRであり、Qは回収代行業務を請け負っているに過ぎない、ということなのだ。返済先が変更なく、返済条件の変更もない場合に、債権が譲渡されたことを全て知らせるかどうかということになるからである。Qが別なSに二重譲渡を意図して、Rから回収代行業務を受けたのだとすれば、QはRをハメる気だったということはあるだろうね。
まあ、やる気になれば、色んなあくどいことは思いつくだろうと思うので、そういうその道のプロにかかれば、色々手があるよということなんでしょう。
くわばら、くわばら。