本当に悪意のある説明を繰り返す人たちはいるものですね。恣意的な数字の挙げ方、意図的に誘導するような説明の仕方、そういう典型ではないかと思います。
コレね>はてなブックマーク - アゴラ 中小企業を追い込んでいるのは「リーマンショック」ではない - 池田信夫
(以下に一部引用)
きのうの「アゴラ起業塾」で木村剛氏は、中小企業への貸し渋りが深刻化している現状を訴えました。次の図は木村氏のスライドから借りたものですが、銀行の中小企業向け融資が減少に転じたのは2年前ですから、これは「リーマンショック」とは無関係です。では原因は何でしょうか?
その大きな原因は、2007年10月に成立した貸金業法です。次の図(これも木村氏に借りたもの)のように、2007年を境に貸出件数は激減して今年は2年前の1/3になり、倒産件数は2割増えました。
=====
この説明を読めば、全ての原因として貸金業法改正ということのように読めます。リーマンショックは関係ないよ、と(笑)。
つまり、07年10月の貸金業法改正が原因で、
①銀行の中小企業向け融資が減少
②ノンバンク貸出件数が激減(2年前の3分の1)
③倒産件数が2割増加
取り出してるデータの出典が判読できないのでよく判りませんが、「ノンバンクの貸出件数」というのが当てはまる貸し手はいるでしょうが、一部特定の数字だけを取り上げられても、あまり意味はないでしょうね。自分の都合のよい数値だけを切り取ってくるような人間は、よくいますから。
◆ ①に関して:
「銀行の」という言い回しが都市銀行のことを言うのかどうかにもよりますが、銀行の融資残高減少が貸金業法改正によって引き起こされるという理由を明らかにすべきだろうね。何故、貸金の上限金利を下げると銀行融資残高が減少するのか?
因みに、銀行しか貸し手の存在が思い浮かばない程度なのかもしれませんが、別な金融機関は存在しているわけで(笑)。ま、アレな方々は思考力が乏しいわけですな。
>第1章 第1節 5.高まる地域銀行の役割
都市銀行が融資する以外にもあるに決まっているでしょうよ(笑)。信金も融資額を増やしたでしょう。
緊急融資制度や信用保証枠拡充でも増えているかもしれませんから、そこの数字を見ないとなんとも言えないのではないかと思いますね。
◆ ②に関して:
ノンバンクと一概に言っても、どこか特定企業の都合のいい数字だけ集めてきて、都合よくグラフを作るのなんて楽勝だと思うけど。
fsaの資料だと数字が限られるけれど、こうなっていた。
事業者向け貸付残高
(単位 億円)
02.3月 236958
03.3月 267466
04.3月 271489
05.3月 234932
06.3月 204853
07.3月 233674
08.3月 235707
09年3月末とか、それ以降の貸付残高は減少しているかもしれないが、それが法改正が原因だ特定するのはかなり困難ではないかと思えるが。まあ、04年~06年の減少についても「07年10月の法改正が原因だ」とかほざく連中はいそうだな。どこの数字を切り出すかによって、いかにデータを作れるか、ということはよくおわかりいただけるであろう(笑)。
貸金業法改正によって、貸し手の貸出姿勢に変化を与えた可能性はないこともないが、事業者向け融資の多くは上限金利近辺の貸出金利適用は、極めて少ない。
>日本の憲法学者の真意を問う~その2(追記後)
この記事中で指摘した通り、fsa資料では
貸出金利は「貸出残高の約91%が ”8%以下”」だ。20%以上の貸出金利適用は、「約1.9%、残高で3250億円程度」である。
まあ、木村剛とか池田なんかであると「事業者向け融資残高が23兆円超→8兆円」という具合に、3分の1になった、とか豪語するのかもしれないが(笑)。だったら、証拠を出して説明してみな。
◆ ③に関して:
07年10月の法改正のせいで「倒産件数が2割増えた」という、トンデモ説をよく言う気になれたな、と思いますよね。これも恣意的に都合のいい数字を切り出してくると、そういう風に見せることは可能でしょう。中小企業庁の数字を使ってるのかもしれませんが、だからといって解釈も含めて正しいということにはならないわけで。
東京商工リサーチのデータによると、倒産件数の年ごとの推移は次の通り。
94 14061
95 15108
96 14834
97 16464
98 18988
99 15352
00 18988
01 19164
02 19087
03 16255
04 13679
05 12998
06 13245
07 14091
08 15646
この数字の並びを見た時に、06年以降の倒産件数の増加が「07年の法改正の影響だ」と豪語できる人間がいるとすれば、それは凄いですな。もう超人の域ですわ。神の眼を持つ、スーパーなんとか人、みたいなもんですか。それって、宗教か何かでしょうか。大笑い。
09年の比較ができないので、上半期(1~6月)ごとのデータで比較しますと、次の通り。
中小企業(中小企業基本法による規定)の倒産件数は、
03 8749
04 7051
05 6367
06 6570
07 7015
08 7493
09 8122
となっていた。前年比で見ると、06年は3.2%増、07年は6.8%増、08年6.8%増、09年8.4%増、だった。
増加率だけ見れば、リーマンショック以降の09年で増加率は高くなっていた。07年1~6月期は10月法改正前だったが、倒産件数は増加していた。しかし、04年の件数を基準にしてみると大差なかった。少なくとも、貸金業法改正前の03年上半期よりも、それ以降の中小企業倒産件数は、全て下回っていた。
こういう数字を見た時に、倒産件数が2割も増加している!!ということだけを取り立てて言うのは、何か意味があると考えているのだろうか。木村氏のグラフみたいに、基準になる数字を恣意的に取り出してきて、それ以降のグラフだけ示せば、都合のよい論を組み立てるのは簡単だよ(笑)。
◇◇◇
さて、もう論ずる必要性などないけれど、最後に大嘘を見ておこう。
(再び、一部を引用)
こうした資金を借りるのは多重債務のギャンブラーではなく、資金繰りに困った中小企業です。消費者金融については、浪費癖をコントロールできない債務者には金を止めるしかないという論理も成り立ちますが、中小企業が浪費のために資金を借りることはありえない。こうした資金のほとんどはつなぎ資金で、手形が落ちる半年先には返済できるものも多い。
特に最近、増えているのは、昨年のアーバンコーポレーションのような黒字倒産です。経常利益が600億円もありながら、「**銀行が手を引いた」というだけで、他の銀行もいっせいに手を引く横並びの融資行動は日本の銀行の特徴ですが、こういうとき最後の安全弁になっていたノンバンクがなくなたっため、solvent but illiquidな企業の倒産が増えているのです。
もちろんつなぎ資金を借りても最終的には倒産する企業もあるでしょうが、自力で何とかしようとする企業の資金調達の道をわざわざ絶つ必要はないはずです。そういう企業は結局、闇金融に行くしかない。木村氏によれば、これまでの闇金は金利29.2%のノンバンクとの競争があったので、50%とか100%とか常識的な金利に抑えていたのが、今は競争がなくなったので、年利1000%以上という業者がざらにあるそうです。もちろん、こんな業者に引っかかったら確実に倒産です。
=====
アーバンコーポが倒産したのは、こんな話ということかな?
④銀行が一斉に手を引く横並び(日本の銀行の特徴)
⑤ノンバンクがあれば助かった
⑥法改正前の29.2%の金利なら借りられた
どうしてこういうウソを並べられるのか、不思議だ。
企業の資金調達先が銀行だけなわけないだろ(笑)。現実に社債等の直接資金調達をやっていたんじゃないの。銀行が貸せないとしても、社債が売れれば資金は入るぞ(笑)。
④の横並びだから、というのは出鱈目だろうね。倒産しそうな企業に追加融資する銀行があるというなら、別だが。いや、銀行じゃなくても、ノンバンクでもいいんだけどさ。潰れそう、という評価をすれば、貸し手は銀行だろうが、ノンバンクだろうが、金利が40%だろうが、貸さないっての。
金利50%で貸して、半年後に返ってくるなら貸す、ということはあるかもしれんな。だが、誰もそれを選択しようとはしなかったんだろ?どうしてなのかといえば、到底「将来時点で金の入ってくる見込みなどない」と考えたからでしょうな。そりゃそうだわ。それが商売ってもんだ。資金繰りが行き詰ったのは、そもそも社債が格下げで金利が大幅に上がってしまい、焦げ付きそうだというのが知れ渡ったからだろう?価格のシグナリングがきちんと機能した、ということだわな(笑)。だからこそ、市場の予想通り倒れたわけで。MSCBとか、そういう直接資金調達に賭けてみたものの、これもアウトだったわけだろ。
短期資金のやりくりで、1000~1200億円をどうにかできれば、そりゃあ倒れなくても済んだかもしれんな。だが、長期債務とか、償還前の社債等を除いても、資金が調達できないとなれば、それは厳しいということになるわけで。ノンバンクが1千億円級の貸出を引き受けるというなら、投機的資金としてやれないこともないかもしれないが、まあそんな規模の資金を出せるわけないし。おまけに、出すだけ出しても、回収見込みのない金なら、無理なんだって(笑)。ああ、池田なら、貸出金利が40%とか50%なら「黒字だから倒産せずに返済できたはずだ」と妄信しているのかもしれないね。そんなもんは、法改正に無関係なんだよ。社債の金利がたとえ30%だろうと50%だろうと、買い手がいて資金が入ればいいだけなんだから。
社債には、上限金利なんてもんは存在してないだろ。
そんなに儲かる貸出なら、みんな大喜びで殺到するんじゃないのか?(笑)
必要資金が当座の800億円として、金利を40%でも50%でも設定して償還額面分を売り切ればよかっただけじゃないの。どうして、それができなかったか、というと、償還されないよね、と大多数が考えたから、だろ。そんなの貸金業法の上限金利水準には関係ねーんだよ。改正もクソもあるかっての。
池田の解説はトンデモないものなのに、引っ掛かる人たちがきっといるだろう。
可哀想に。
コレね>はてなブックマーク - アゴラ 中小企業を追い込んでいるのは「リーマンショック」ではない - 池田信夫
(以下に一部引用)
きのうの「アゴラ起業塾」で木村剛氏は、中小企業への貸し渋りが深刻化している現状を訴えました。次の図は木村氏のスライドから借りたものですが、銀行の中小企業向け融資が減少に転じたのは2年前ですから、これは「リーマンショック」とは無関係です。では原因は何でしょうか?
その大きな原因は、2007年10月に成立した貸金業法です。次の図(これも木村氏に借りたもの)のように、2007年を境に貸出件数は激減して今年は2年前の1/3になり、倒産件数は2割増えました。
=====
この説明を読めば、全ての原因として貸金業法改正ということのように読めます。リーマンショックは関係ないよ、と(笑)。
つまり、07年10月の貸金業法改正が原因で、
①銀行の中小企業向け融資が減少
②ノンバンク貸出件数が激減(2年前の3分の1)
③倒産件数が2割増加
取り出してるデータの出典が判読できないのでよく判りませんが、「ノンバンクの貸出件数」というのが当てはまる貸し手はいるでしょうが、一部特定の数字だけを取り上げられても、あまり意味はないでしょうね。自分の都合のよい数値だけを切り取ってくるような人間は、よくいますから。
◆ ①に関して:
「銀行の」という言い回しが都市銀行のことを言うのかどうかにもよりますが、銀行の融資残高減少が貸金業法改正によって引き起こされるという理由を明らかにすべきだろうね。何故、貸金の上限金利を下げると銀行融資残高が減少するのか?
因みに、銀行しか貸し手の存在が思い浮かばない程度なのかもしれませんが、別な金融機関は存在しているわけで(笑)。ま、アレな方々は思考力が乏しいわけですな。
>第1章 第1節 5.高まる地域銀行の役割
都市銀行が融資する以外にもあるに決まっているでしょうよ(笑)。信金も融資額を増やしたでしょう。
緊急融資制度や信用保証枠拡充でも増えているかもしれませんから、そこの数字を見ないとなんとも言えないのではないかと思いますね。
◆ ②に関して:
ノンバンクと一概に言っても、どこか特定企業の都合のいい数字だけ集めてきて、都合よくグラフを作るのなんて楽勝だと思うけど。
fsaの資料だと数字が限られるけれど、こうなっていた。
事業者向け貸付残高
(単位 億円)
02.3月 236958
03.3月 267466
04.3月 271489
05.3月 234932
06.3月 204853
07.3月 233674
08.3月 235707
09年3月末とか、それ以降の貸付残高は減少しているかもしれないが、それが法改正が原因だ特定するのはかなり困難ではないかと思えるが。まあ、04年~06年の減少についても「07年10月の法改正が原因だ」とかほざく連中はいそうだな。どこの数字を切り出すかによって、いかにデータを作れるか、ということはよくおわかりいただけるであろう(笑)。
貸金業法改正によって、貸し手の貸出姿勢に変化を与えた可能性はないこともないが、事業者向け融資の多くは上限金利近辺の貸出金利適用は、極めて少ない。
>日本の憲法学者の真意を問う~その2(追記後)
この記事中で指摘した通り、fsa資料では
貸出金利は「貸出残高の約91%が ”8%以下”」だ。20%以上の貸出金利適用は、「約1.9%、残高で3250億円程度」である。
まあ、木村剛とか池田なんかであると「事業者向け融資残高が23兆円超→8兆円」という具合に、3分の1になった、とか豪語するのかもしれないが(笑)。だったら、証拠を出して説明してみな。
◆ ③に関して:
07年10月の法改正のせいで「倒産件数が2割増えた」という、トンデモ説をよく言う気になれたな、と思いますよね。これも恣意的に都合のいい数字を切り出してくると、そういう風に見せることは可能でしょう。中小企業庁の数字を使ってるのかもしれませんが、だからといって解釈も含めて正しいということにはならないわけで。
東京商工リサーチのデータによると、倒産件数の年ごとの推移は次の通り。
94 14061
95 15108
96 14834
97 16464
98 18988
99 15352
00 18988
01 19164
02 19087
03 16255
04 13679
05 12998
06 13245
07 14091
08 15646
この数字の並びを見た時に、06年以降の倒産件数の増加が「07年の法改正の影響だ」と豪語できる人間がいるとすれば、それは凄いですな。もう超人の域ですわ。神の眼を持つ、スーパーなんとか人、みたいなもんですか。それって、宗教か何かでしょうか。大笑い。
09年の比較ができないので、上半期(1~6月)ごとのデータで比較しますと、次の通り。
中小企業(中小企業基本法による規定)の倒産件数は、
03 8749
04 7051
05 6367
06 6570
07 7015
08 7493
09 8122
となっていた。前年比で見ると、06年は3.2%増、07年は6.8%増、08年6.8%増、09年8.4%増、だった。
増加率だけ見れば、リーマンショック以降の09年で増加率は高くなっていた。07年1~6月期は10月法改正前だったが、倒産件数は増加していた。しかし、04年の件数を基準にしてみると大差なかった。少なくとも、貸金業法改正前の03年上半期よりも、それ以降の中小企業倒産件数は、全て下回っていた。
こういう数字を見た時に、倒産件数が2割も増加している!!ということだけを取り立てて言うのは、何か意味があると考えているのだろうか。木村氏のグラフみたいに、基準になる数字を恣意的に取り出してきて、それ以降のグラフだけ示せば、都合のよい論を組み立てるのは簡単だよ(笑)。
◇◇◇
さて、もう論ずる必要性などないけれど、最後に大嘘を見ておこう。
(再び、一部を引用)
こうした資金を借りるのは多重債務のギャンブラーではなく、資金繰りに困った中小企業です。消費者金融については、浪費癖をコントロールできない債務者には金を止めるしかないという論理も成り立ちますが、中小企業が浪費のために資金を借りることはありえない。こうした資金のほとんどはつなぎ資金で、手形が落ちる半年先には返済できるものも多い。
特に最近、増えているのは、昨年のアーバンコーポレーションのような黒字倒産です。経常利益が600億円もありながら、「**銀行が手を引いた」というだけで、他の銀行もいっせいに手を引く横並びの融資行動は日本の銀行の特徴ですが、こういうとき最後の安全弁になっていたノンバンクがなくなたっため、solvent but illiquidな企業の倒産が増えているのです。
もちろんつなぎ資金を借りても最終的には倒産する企業もあるでしょうが、自力で何とかしようとする企業の資金調達の道をわざわざ絶つ必要はないはずです。そういう企業は結局、闇金融に行くしかない。木村氏によれば、これまでの闇金は金利29.2%のノンバンクとの競争があったので、50%とか100%とか常識的な金利に抑えていたのが、今は競争がなくなったので、年利1000%以上という業者がざらにあるそうです。もちろん、こんな業者に引っかかったら確実に倒産です。
=====
アーバンコーポが倒産したのは、こんな話ということかな?
④銀行が一斉に手を引く横並び(日本の銀行の特徴)
⑤ノンバンクがあれば助かった
⑥法改正前の29.2%の金利なら借りられた
どうしてこういうウソを並べられるのか、不思議だ。
企業の資金調達先が銀行だけなわけないだろ(笑)。現実に社債等の直接資金調達をやっていたんじゃないの。銀行が貸せないとしても、社債が売れれば資金は入るぞ(笑)。
④の横並びだから、というのは出鱈目だろうね。倒産しそうな企業に追加融資する銀行があるというなら、別だが。いや、銀行じゃなくても、ノンバンクでもいいんだけどさ。潰れそう、という評価をすれば、貸し手は銀行だろうが、ノンバンクだろうが、金利が40%だろうが、貸さないっての。
金利50%で貸して、半年後に返ってくるなら貸す、ということはあるかもしれんな。だが、誰もそれを選択しようとはしなかったんだろ?どうしてなのかといえば、到底「将来時点で金の入ってくる見込みなどない」と考えたからでしょうな。そりゃそうだわ。それが商売ってもんだ。資金繰りが行き詰ったのは、そもそも社債が格下げで金利が大幅に上がってしまい、焦げ付きそうだというのが知れ渡ったからだろう?価格のシグナリングがきちんと機能した、ということだわな(笑)。だからこそ、市場の予想通り倒れたわけで。MSCBとか、そういう直接資金調達に賭けてみたものの、これもアウトだったわけだろ。
短期資金のやりくりで、1000~1200億円をどうにかできれば、そりゃあ倒れなくても済んだかもしれんな。だが、長期債務とか、償還前の社債等を除いても、資金が調達できないとなれば、それは厳しいということになるわけで。ノンバンクが1千億円級の貸出を引き受けるというなら、投機的資金としてやれないこともないかもしれないが、まあそんな規模の資金を出せるわけないし。おまけに、出すだけ出しても、回収見込みのない金なら、無理なんだって(笑)。ああ、池田なら、貸出金利が40%とか50%なら「黒字だから倒産せずに返済できたはずだ」と妄信しているのかもしれないね。そんなもんは、法改正に無関係なんだよ。社債の金利がたとえ30%だろうと50%だろうと、買い手がいて資金が入ればいいだけなんだから。
社債には、上限金利なんてもんは存在してないだろ。
そんなに儲かる貸出なら、みんな大喜びで殺到するんじゃないのか?(笑)
必要資金が当座の800億円として、金利を40%でも50%でも設定して償還額面分を売り切ればよかっただけじゃないの。どうして、それができなかったか、というと、償還されないよね、と大多数が考えたから、だろ。そんなの貸金業法の上限金利水準には関係ねーんだよ。改正もクソもあるかっての。
池田の解説はトンデモないものなのに、引っ掛かる人たちがきっといるだろう。
可哀想に。